金魚が4匹

2010年7月にボストンから日本へ帰国。でも、相変わらずな日々です。

First Day of School

2009年09月10日 | ボストン(学校)
今日はいよいよ新学期です。
いつもだったら登校ベルが鳴ってもダラダラ登校する子が多いのですが、
今日はさすがにベル前にかなりの人数がそろってました。
でもやけに人が多いなと思ったら、両親で送りに来てるところもありました。
先生に挨拶したりもあるのでしょうが、新学期初日というのはやっぱり特別なんでしょうね。


1年生は直接教室の入り口まで送らなければいけません。
ほーちゃんは昨日、先生と挨拶してたので、元気に教室に入っていきました。


一方きくちゃん。
2年生以上は、外にクラス別に並んで、ベルが鳴ったら校舎に入ります。
だけど今日は初日だし、2年生と3年生では並ぶ場所が違うので、
今日は直接教室に来るように指示されてました。
ほーちゃんを送るとき、きくちゃんの仲の良いお友達がいたので、別れました。
ほーちゃんをクラスに送り届けた後、戻ってみたら…泣いてました。
他のクラスの事が分からないのですが、並んでいる子が多くて、
今度のクラスメイトがいる列に、きくちゃんも並んでたのです。
「直接教室に来るように言われてるのに、みんな並んでるし、
仲の良い子はだれも同じクラスにならなかったから誰にも聞けないし、
ベルが鳴ってもみんな中に入らないし、どうしたらいいの??」
不安と困惑で泣いてました。
私はきくちゃんを列からひっぱりだして、一緒に教室まで行きました。
先生と挨拶もしたかったから、後からでも行くつもりだったので。
担任の先生と挨拶を済ませ、きくちゃんが席に座るのを確認して別れました。


でも今日は一日中、きくちゃんが心配で心配で…。


下校のお迎え。
「楽しかった! えっ?もう今日は終わりなの?ってなくらい」
とはじける笑顔。
「もうね、泣かなかったよ」
そっかそっか、良かったね。
「先生が、3年生ではこんなことするよって教えてくれたの。楽しみ♪」
じゃあ、明日からも楽しいね。


…と思ってたのですが…。
夕食時、「きくちゃんは、誰とお昼ご飯を食べたの?」と尋ねると
「ひとりで食べたよ」
「でも仲良くなれそうな子がいるって言ってたじゃん」
「でもその子、ほかに仲いい子がいるみたいなんだもん」
「仲間にいれて、って言ってみたら?」
「そんなの、悪いもん。私、友達のいない子と友達になりたい」
つまり、友達同士の中に、割り込み仲良しはしたくないのです。
和を乱したくない…そういうとても日本人的感情です。


昨年度終わりごろ、「次の学年では誰と一緒になりたい?」アンケートがありました。
子供達に、友達の名前を書かせたようです。
ところが、きくちゃんが書いた仲の良い女の子友達は誰一人として同じクラスじゃありませんでした。
「なんでこんなアンケートするのよ!!期待するじゃないか!!!!」
と今、めちゃめちゃ怒ってます。
仲の良い子をバラすためのアンケートだったのでしょうか?
親には一切説明がないので分かりません。

去年はきくちゃんのお世話係を指名された子がいて、その子ととても仲良くなれました。
でも今年は自力でクラスのポジションを作っていかなければなりません。
文化の壁も、言葉の壁もあるのに…。
「子供達の状況は、それぞれの人生の一部なので、自力で乗り越えろ」というスタンスの私ですが、
これはさすがにかわいそうすぎる…。
ひとりぼっちの昼ご飯、美味しくなかっただろうなあ…。


私の不安な日々は続きそうです。
(当のきくちゃんは結構けろっとしてるのが救いですが)