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金魚が4匹

2010年7月にボストンから日本へ帰国。でも、相変わらずな日々です。

Cookie Swap

2008年12月15日 | ボストン(学校)
アメリカの母親というのは、お菓子作りができるというのが大前提なんでしょうか。
先週はほーちゃんのカップケーキ作りに奮闘したのですが、
今度はクッキーです。


学校で「ホリデイ・クッキー・スワップ」というイベントが放課後にありました。
アメリカでは、ホリデイ(今の時期だとクリスマス)に、
クッキーを焼くというのが、定番のようです。
今の時期だったら、雪の結晶の形や、ジンジャーマン、ツリーやスノーマンの形のクッキーに、
カラフルに飾り付けられたものが、オーソドックスなものになります。
ホリデイを前に、各家庭で作ったクッキーを放課後持ち寄って、
交換して食べあって、レシピを教えあおうじゃないか!というイベントです。
ってことは、市販のクッキーミックスを使ったりしたらいけないってことなんですよね。
でもクッキーなんて、今までに1回ぐらいしか作ったことがないのに…。
参加は自由なので、どうしようか悩みましたが、思い切って参加することにしてみました。


でも、コテコテのアメリカのクッキーは、いくらがんばってもアメリカ人にかなうわけもないので、
ちょっと和風に、ゴマクッキーにしました。
しかも、卵もバターも使わない、シンプルなものです。
といえば聞こえはいいですが、あまり材料が多いと、わけが分からなくなっちゃうんです。
練習すること3回。
すりゴマにしてみたり、入れる油を溶かしバターにしてみたり、
そのたびに、うちの家族はクッキーばっかり食べさせられてました…。
で、完成。


白ゴマと黒ゴマの2種類作りました。



会場は学校内のカフェテリア(給食室兼講堂)。
カフェテリア中央のテーブルに、各自持ち寄ったクッキーを置いて、
クッキーの種類と、ナッツが入ってるかを記入したシールを、容器に貼り付けます。
クッキースワップが始まるまでは、子供たちの時間。
保護者会が準備した、クッキーとデコレイトするクリーム等が子供たちに与えられ、
思い思いのクッキー作りが始まりました。
星や、ツリー、ブーツの形のクッキーに、
ピンクやグリーンのクリームをたっぷりぬって、
カラフルな砂糖や粒々てんこもりしたら完成です。
そのどげつい色合いに、もう驚かない私…。
ちなみに配られた飲み物は、
生クリームたっぷりのホットチョコレート。
浸しながら食べるミント味のステッキキャンディつき。


クッキースワップタイムが始まったら、
持ち寄ったクッキーのテーブルには、黒山の人だかり。
どうやら、この場で食べるのではなく、持ってきたタッパーに、
ほかの人が作ったクッキーをつめて持って帰るようです。
で、私の戦利品。


クッキーだけじゃなくて、ブラウニーやチーズケーキバーもありました。
食べてみたら、(めっちゃくちゃ甘いけれど)結構おいしい!
一般的なアメリカのお店のクッキーレベルぐらいだったら、みんな作れるんですね。
私のクッキーは全部持っていってくれましたが、
かなりハードクッキーになってしまったので、「固いよ!」と今頃怒ってるんじゃないかなあ。
アメリカのお母さんたちのレベルの高さを知ってしまいました。
甘いけど。
ピンクのマーブル模様のものはチーズケーキバーだったのですが、
実はこれがミント味!
ちゃんとチーズケーキなんですが、ミントの味が口いっぱいに広がります。
アメリカってこういう、意外な組み合わせが多いんですよね。
あと、とてもミント味がすきなようです。


アメリカの家庭の味を堪能しました。

アメリカ精神

2008年12月14日 | ボストン(学校)
夕食のとき、アメリカの正式名称は「United States of America」って言うんだよという話をしたら、
ほーちゃんが「それ聞いたことがある!」と反応。そして
「アイプラジのときの3番目に言うよ」と。


なんだそれは??


ほーちゃんから聞きだした話をまとめると、
・毎朝みんなで写真に向かって言ってる言葉がある。
・写真はおじさんの写真と、おばさんの写真がある。
・スタートが「アイプラジ」で始まる。

学校のポリシーか、はたまたアメリカ国歌臨時版か。
本で調べたら、すぐに分かりました。
ほーちゃんが、毎朝全員で写真に向かって言ってるのは、アメリカ合衆国の「忠誠の言葉」でした。
英語を書くのが面倒なので、訳を書くと、

「私は、国民の自由と正義とともに、
神のもとに不可分なひとつの国家を象徴する
アメリカ合衆国の国旗と共和国への忠誠をここに誓います」
このスタートが「I pledge allegiance to the flag of the United States of America~」なので、「アイプラジ」なわけです。
たぶん先生の後に復唱するのでしょうね、その区切りの関係で「United States of America」を3番目に言ってるのでしょう。
おじさんとおばさんの写真はわかりませんが、
ブッシュ大統領とライス国務長官ではないかと思ってるのですが、どうでしょう。
ビザ取得のために行ったアメリカ領事館には、この2人の写真が飾ってあったので。

ちなみにこれは、きくちゃんのクラス(2年生)では言ってません。
もう知ってて当然の学年なんでしょうか。


私が小学校のころの教科書には「君が代」が必ず載ってましたし、当然歌えます。
音楽の授業で練習もしました。
今はどうなんでしょうね。いろいろ難しい問題も含んでますし。
今の日本人の老若男女が知っている言葉や歌は、きっとないですよね。
毎日アメリカ合衆国に忠誠を誓わされてるほーちゃんですが、
そういう何かが根付いてる国というのは、
やっぱり活気があるし底力もあるような気がします。

アメリカのバースデイソング

2008年12月12日 | ボストン(学校)
スナックタイムの時間にカップケーキを持って、ちょっと早めにクラスにお邪魔しました。
まだ授業中で、ちょうど英語の時間。
今週のNew Wordの「went」を使って、絵と文を書いてました。
書き終わったら、2人組みを作って、絵を見ながら質問したり答えたり。
ほーちゃんも仲のいい女の子と、なにやら話してました。
どこまで分かってるのかは分かりませんが。


それが終わったら、いよいよ誕生会。
みんなサークル状にカーペットに座りました。
ほーちゃんだけが椅子にすわりました。
そして、みんなでバースデイソングを歌ってくれました。
歌は日本で歌ってるものと同じでしたが、歌い終わったらそのままの流れて、
「Are you one?」ときかれます。
つまり「1歳になったの?」ってことです。
ほーちゃんは「ううん」と首を振ります。
「Are you two?」「ううん」「Are you three?」「ううん」とテンポ良く数が増えていって、
「Are you six?」と聞かれて「Yes!」
そして、みんなから拍手をもらいます。
なるほどね、FiveではNoで、SixでYesと自分で答えるというのは、
1つ年をとることが大きな意味を持つこのくらいの年代には、とてもうれしいやり方だなと関心。


さて、それからカップケーキタイム。
ラズベリーはすっぱかったのですが、みんなぺろりと平らげてくれました。
わたしはほーちゃんのそばに座ってたのですが、
クラスの子がかわるがわる、「Thank you」と言いに来てくれました。
そのなかの一人の女の子が、私の名前を聞いてきました。
そしてその子は、私の名前を小さな紙に書いて、先生に渡しました。
先生はその子と少し話して、「Kindness Tree」に私の名前を書いた紙を張りました。
「Kindness Tree」とは、ほーちゃんのクラスのルールです。
誰かに親切にしたり、おもちゃを貸してあげたり、といいことをしたら、
壁に貼ってる大きな画用紙に、自分の名前を貼ることができるのです。
どうやら私はいいことをしたようですね。


クラスのお友達とも触れ合うことができて、楽しい時間がすごせました。

バースデイ♪カップケーキ

2008年12月11日 | ボストン(学校)
アメリカでは誕生日というものをとても大切にしているようです。
先日書いた、誕生会の話でも分かると思います。
そして、誕生日は学校でもお祝いしてくれます。
親がカップケーキをクラスの人数分持って行って、
午前中のスナックタイムのときに、みんなでカップケーキを食べながら祝ってくれるのです。
カップケーキがなくても、「ハッピーバースデイ」をみんなで歌ってくれて、祝ってくれるのですが、
やっぱり、あったほうがいいよね…。



ってことで、カップケーキを作りました。大量に。
アメリカの子供の好む超甘いものにしたかったので
(だって、ほーちゃんちのカップケーキおいしくないって残されるのも、ねえ…)
アメリカのケーキミックスとアメリカの市販のクリームで作ることにしました。



「Betty Crocker」というメーカー「Super Moist」というものですが、
卵とサラダオイルと水を加えるだけで、これは結構しっとり出来上がります。
箱には「プディングが入ってます」との記載。なるほど…。
担任の先生から、「ナッツとチョコレートなしで」といわれてたので、
今回は無難なバニラ味にしました。



こちらのマフィン型は一気に12個作れるものが多いのですが、
それだと大きくて、日本の小さなオーブンでは使えないので、
6個作れる型を2個購入しました。
焼くこと17分。

こんがり完成。
ものすっごいバニラのあま~~い匂いが台所中に広がってます。
ちなみに、カップはほーちゃんの希望で「スポンジボブ」

日本でも放送されてましたが、こちらでは大人気のテレビアニメのキャラクターです。
ちなみにボブのフルネームは「スポンジボブ=スクエアパンツ」といいます。




クリームは同じく「Betty Crocker」のものです。
こういうコンテナに、ぬるだけOKのクリームが詰まってます。
味もいろいろで、チョコ、レモン、バタークリーム、カラフルな粒粒入り…などなど。
今回は「Whipped Cream」にしました。
なるべく、ふわふわ生クリームのようなものがよかったので。


ヨーグルトのようにぎっしり詰まってます。
これをコテコテぬって、飾りつけ。



星条旗カラーのスプレーで飾りつけ。
アメリカ人はこの赤と青と白という色の組み合わせがとても好きなようです。
飾りつけもいろいろ売ってあります。
色のついたザラメや、星型の小さなものや、アイシングでできたキャラクターの顔とか。
どれにしても、カラフルです。
本当はイチゴをのせたかったのですが、
季節はずれなので、大きさもまばらでおいしそうじゃなかったので、
ラズベリーで代用。



試食。
カップケーキはバニラのにおいがかなり強い!で、予想通り甘い~~。
でも気持ち悪い甘さじゃありません。
クリームは、なんだかとっても懐かしい味。
ちょっと昔の日本の量販メーカーのケーキのクリームによく似てます。
この味で育った世代には、懐かしい味です。
ラズベリーのすっぱさが際立ちます。


クラスの人数と先生の分も合わせて19個。
なかなかかわいらしくできたなと自画自賛。
アメリカではフルーツをカップケーキに乗せるのを見たことがないので、
どういう反応をするか気になるところですが。


ほーちゃんの誕生会に向けての練習にはちょうどよかったです。
これをもって、私もほーちゃんのクラスの誕生会に参加しました。
次回につづく…。

寝耳に水の個人面談

2008年12月05日 | ボストン(学校)
アーリントンの学校では、12月2~4日にかけて、午後に個人面談があってます。
その期間は子供たちは11時15分で下校…早いよ!!
それに先立って、通知表が配られました。



なんとなく、神社の御札のそばにあげてみる。
この封筒の中に入ってました。


1学期の通知表なので、まだ学習していない欄も多く、
さらにうちの子供たちは、英語に関しては「不問に処す」ということも多い通知表でした。
ちゃんとひとりひとりにコメントも書いてありました。
きくちゃんのほうは、ELL(英語が第二言語のクラス)に毎日1時間行ってるのですが、
そっちの通知表もありました。なんと日本語で!



個人面談は夫同伴で行きました。
きくちゃんの面談は、担任の先生と、ELLの先生の2人がいました。
学校での様子、ELLの学習の仕方を伺い、
「家庭でできることはなんでしょう?」とたずねたら、
学校の授業でも使ってるパソコンのホームページのアドレスを教えてもらいました。
ELLの授業や、自分のクラスでちょっときくちゃんには難しい授業のときは、
パソコンに向かって、ゲーム感覚の問題を問いたり、
ホームページ内の絵本を読んでるようです。
ちゃんとヘッドホンをつけて。
そういや、中学校のときに「LL教室」というのがあったのを思い出しました。
そんな感じのようです。
アメリカ人って、誉めるときはもう、べた褒めをするんですよね。
きくちゃんの担任の先生も
「ラブリー」や「キュート」さらには「クラスの太陽だ」とまあ、とても感情をこめて誉めてくださいました。
親としてもうれしいですよね。
さて、そんな和やかな中、先生から
「来年の1月に日本のことを学びますから、文化や休日について教えてください」といわれました。
いろんな国の子供たちが多い学校なので、
各国の民族衣装を着た生徒たちの写真をみたことがありました。
ホールには各国の国旗が飾ってありますし。
たぶんそういう年に1回のイベントかなあと思ってたのですが!
日本人のママ友から後から聞いたのですが、
どうやら2年生の担任の先生の中でとっても日本好きの人がいて、
2年生だけ日本のことを学ぶスペシャル授業をしようということになったらしいのです。
ちょっと待って…2年生で日本人って、きくちゃんだけなんですけれど!
つまり、そのスペシャル授業の準備をするのは、
母親の私ひとりってことじゃないですか!
そいういうことは、こちらの承諾を得てから決めてほしい…。



さて次はほーちゃん。
ほーちゃんは、泣き虫で甘えん坊。
とってもピュアでやさしい子ではあるんですが、
自分を見てもらえないと、ほんの些細なことでも、泣きます。
(手を上げてるのに指してもらえなかったとか)
それがここ数日頻回なのです。
あまり大泣きすると、授業中のきくちゃんが呼び出されて、ほーちゃんの気持ちを聞き出して、
でもきくちゃんじゃ、英語が話せないから、
英語が話せる日本人の友達が更に通訳のために呼び出されるんです。
(このお友達は、きくちゃんが泣いた時も呼び出されるらしい…)
なので、個人面談も、ほーちゃんの性格についてがメイン。
言葉が通じないので、先生も困ってる様子でした。
でもほーちゃんのいいところや、進歩もちゃんと分かってくれてました。
どれだけアルファベットと発音を獲得したかを、
渡米したばかりのときと先月のを比較した表を見せてくれて、
「獲得力はクラスのトップレベル」と言ってくれました。
更に、「今日作ったものです」と12月のカレンダーを見せてくれて、
渡米したころはお絵かきや塗り絵がとてもいい加減で適当だったのが、
クリスマスのイラストをはみ出ないように塗り絵して、数字をうめてました。
ただ、1日の前に0が、31日のあとに32、33…と続いてたのが、ちょっとおちゃめ。



夫と「先生と話ができてよかったね」「なんとか伝わったね」とちょっとうれしい気持ちで帰りました。
家に帰ってほーちゃんに、
「今日作ったカレンダー見せてもらったよ。ほーちゃん上手にぬれてたじゃん」といったら、
「え?カレンダーは作ってないよ。それは、サンタさんの色塗りをして、その下に数字を書く練習」
ほーちゃんの担任の先生がんばってください…。

パジャマ・ナイト

2008年11月06日 | ボストン(学校)
小学生だったか、中学生だったかで読んだ本に、
「パジャマパーティ」という言葉があって、
なんだかとても外国的で、あこがれた覚えがあります。


その「パジャマパーティ」、なんと夜の小学校で行われるのです。
「パジャマナイト」という名前ですが、
子供たちは全員パジャマで、夜6時過ぎに学校に集まります。
もちろん親同伴です。
親はパジャマでも服でもかまいません。
夜の学校というだけで、子供たちは大喜びです。


さて、早めに夕食を食べさせて、パジャマに着替えて学校へ。
パジャマといっても結構さまざま。
いわゆるパジャマから、ボディスーツのようなもの、
そして映画で見るような真っ白のフリフリのネグリジェ!
このフリフリネグリジェの子は、髪は金髪のくせ毛で、顔もかわいいので、
ピーターパンのウェンディのようでした。
そんななか、ほーちゃんはひとりウルトラマンのパジャマでした。


全員カフェテリア(食堂)に集まって、パジャマナイトスタートしました。
子供たちにはポップコーンが配られ、親たちはレモネードをいただきました。
校長先生の読み聞かせ、保護者会の寸劇、
警察官と警察犬がきてて、デモンストレーションがあったり。
だけど、当然全部英語なので、英語がわかる子供たちは、めちゃめちゃ大笑いしてましたが、
英語のわからない日本人集団は、ステージに背を向け、
準備してあった手作りクラフトキットで、もくもくクラフトを作成…。
1時間強で終わり、解散しました。


でもせめて、金曜の夜か、夏の夜にしてくれたらいいのになあと思いましたが、
子供たちは、おいしくて楽しいひと時を過ごせたようです。

アメリカの公立学校

2008年11月03日 | ボストン(学校)
少し前の話ですが、アーリントンの公立学校の団体から手紙が届きました。
その内容に、びっくり。


アメリカの小学校は統一模試をやってます。
その結果はインターネットでもみれるようですし、
学校のレベル判定の基準のになってます。
うちのこどもたちが通っている小学校は、
この前の模試の結果がとても悪かったので、
ほかの公立小学校に転校したいなら申し出て下さいという内容でした。
確かに公立小学校は、住んでいるところで自動的に決まってしまいます。
小学校に上がる前に、行きたい学校の校区に引っ越すことはありますし、
最近は、日本では引っ越さずに、ほかの地区の小学校を選べるようになってますよね。
だけど、学校全体の成績で転校を促すようなことはありません。


でも、よくよく周りの話を聞いてみると…


近所のとても成績のいい公立小学校は、
普通授業の後に、更に補習を行っていて、とにかく勉強勉強といったかんじ。
うちの小学校は、子供にはのびのび遊んでほしいというポリシーがあって、
さらに、アメリカ人じゃない子供も多いので、
どうしても英語の成績は下がってしまうらしい。


公立小学校なのに、補習を行っているということにも驚きでしたが、
おなじ公立なのに方針や授業のやり方があまりに違うのにも驚きでした。


転校したいなら学年によって編入できる学校が決まってるとのことで、
本当に転校するなら、我が家は別々の小学校になります。
もちろん、転校なんかしませんが。
わたしはうちの小学校はとても気に入ってます。
でも、数人転校した子もいるようですね。


各学校の方針ややり方、事情を考慮せずに、
成績のみで判断するのは、とても危険なことだと思います。
いつか日本もそうなっちゃうのでしょうかね。

初めての誕生会

2008年10月11日 | ボストン(学校)
きくちゃんがクラスメートの女の子の誕生会に呼ばれました。
2週間前に招待状を貰ってから、我が家は大騒ぎ。
もちろん、お友達に招待されて嬉しかったのも大きいのですが、
アメリカの誕生会の常識がわからないので、困惑も大きい。

まず、招待状。
住所と日時が書いてあって、その下にPSVPと書いてあって続けてメールアドレスと電話番号が書いてあります。
PSVPって何・・・?
病気の略語のようだけれど、そんなわけがない。
我が家にはバイブルにしてる「海外で安心して子供が学校に通える本 アメリカ編」を開いて調べると、
PSVPはフランス語で「どうぞご返事ください」という言葉の頭文字らしい。
ここはアメリカで、ちなみに友人はイタリア人。でもそこだけフランス語・・・それが常識。


次にプレゼント。
アメリカに住んでるイタリア人の女の子がすきそうなものがわからなくて、
7歳だし、こんなもんかな?と10ドル程度の品を購入。
ところがその後、日本人ママ友から
「こっちの誕生日プレゼントは、結構高額だよ。恥をかかせたくなかったら15ドル以上。20ドルから25ドルが相場だよ」
その方から、オススメのおもちゃ屋さんも教えてもらって、
しょうがないので、買いなおしに行きましたよ・・・。
ラッピングをしてもらったけれど、かわいい紙バックを別途購入。
もちろんバースデーカードも別途購入。


夕べは、きくちゃんのオリジナルアイデアで、バースデーカードをステキに仕上げて、
今日は行って来ました誕生会。


玄関には風船が飾ってありました。こちらではバースデーパーティーの玄関はそうするようですね。
ハロウィーンも近いので、ハロウィーンパーティーも兼ねてたようです。


で、お迎えの時間。
迎えにいったら裏庭で遊んでて、裏庭がパーティー会場になってました。
直径50センチ以上はあるチョコレートケーキ(手作り)、
イタリア風ライスボール、ポテトに、大量のアイスクリーム。
コーラにジュースにワイン。
他の保護者や、ご両親の仕事関係の人までいて、とても賑やか。
ご両親がとても陽気で気さくで、
「これがアメリカのパーティーか・・・」と学習しつつも楽しめました。


こっちの誕生会は、派手です。
いろんなゲームやイベントを準備しなきゃいけないので、
自宅でするにしても、イベントの業者に頼んだり、
または、人数が多いときは会場を借りて、イベントを依頼することも普通です。
今回は、友人宅でイベントも親御さんが準備してありました。
ハロウィーンのカボチャにペインティングしてたみたいですね。


帰りにはもちろん、予め準備してあったお土産を貰いました。
そして、私と夫は、ご両親とそれぞれハグして帰りました。
生まれてはじめてのハグでした。
すっごく緊張しました・・・。


問題は12月。
ほーちゃんの誕生日。
一体どうなるやら・・・。今から不安でしょうがありません。
キンダーはクラス全員を招待するのが流れのようです。
17人の子供たち・・・(英語なので)何を言ってるのかわからない子供たち・・・。
こりゃ、会場頼むしかないなあ・・・。


写真はきくちゃんが誕生会でペインティングしてきたパンプキンです。

スナックタイム

2008年10月10日 | ボストン(学校)
アメリカの学校の時間割には、「スナックタイム」というものが存在します。
日本人には全く馴染みがない(しかも馴染めない)不思議な習慣です。
学年によって異なりますが、大体午前9時半から10時半ぐらいの間に、
このスナックタイムが設けられます。
早い話が、午前中のおやつの時間です。


きくちゃんのクラスは毎日、各自好きなものを持ってくるのですが、
ほーちゃんのクラスは、クラスの親が持ち回りで、1週間担当します。
今週は、私の担当でした。


そもそもスナックタイムに何を食べさせていいのかすらわからなかったので、
学校が始まってから、ほーちゃんやきくちゃんにリサーチ。
「今日、何食べた?」「みんな何持ってきてる?」
当番の前の週にクラスの先生から、スナックタイムについての案内プリントはきました。
心配性の保護者のために、という出だしで始まって、
理想的なスナックタイムの食べ物や量が書いてありました。
だけど、その理想的な食べ物というのが、
フレッシュなフルーツ、ドライフルーツ、ヨーグルト・・・というのはわかります。
プレッツェル、グラハムクラッカー・・・というのもまだわかります。
だけど、ポップコーン、チーズイット(チーズ味のサクサククラッカー。味濃い)っていうのは、あまり健康的じゃないんじゃ・・・。
内容に頭を悩ませました。
あんまりお菓子っぽいのはいやだけれど、
お友達に「ほーちゃんちのスナックおいしくない」と言われちゃったら嫌だなあ・・・。
しかも、一人分を個別の袋(ジップロック)に入れなきゃいけない。
楽なのは、何も考えずに、個包装のお菓子にすることですが、金銭的にもかかります。

で、私が選んだのは、
●プレッツェル+レーズン
●ウエハース+チーズ
●動物ビスケット+低脂肪ヨーグルト(苺)
●ポップコーン+薄塩味クラッカー
●プレッツェル+動物ビスケット+プリングルス(最終日なのであまりもの)

本当は林檎を切ってもたせようと思ったのですが、
朝塩水につけるのが面倒で、断念・・・。


後から話を聞くと、アイスクリームをもってくる人もいるし、
いろんな味の個包装のお菓子を人数分わたし、子供たちに好きな味を選ばせたりしてるようです。
つまり、お菓子でいいのでしょうね。


写真はスナックタイム準備の様子です。
余ったお菓子は、きくちゃんの毎日のスナックタイムに流用。

午前中にこんなもの食べるから、お昼ご飯は入らないし、
パクパク食べないだろうから捨てる羽目になるし。
私はスナックタイムは、アメリカの食の悪の根源のひとつだと思ってます。
でもきっとなくならない。
アメリカ人は、らくちんで、楽しいことが最優先だからです。やれやれ。

はじめての宿題

2008年10月01日 | ボストン(学校)
学校に通い始めて3週間目、ようやくきくちゃんに宿題がでました。
1週間分がホッチキスで止めてあって、
表紙には何曜日にこれをしろ、とか書いてあります。


月曜日は英語。
発音しないletterをチェックするというものでしたが、これは簡単。
たとえば、「class」の二番目のsのことです。

火曜日は算数。それもお金の数え方。
アメリカのコインを使っての数え方なのですが、
コインにはそれぞれ愛称があります。
1セントはペニー、5セントはニッケル、10セントはダイム、25セントはクウォーター。
問題は
「ペニーが8枚、ニッケルが1枚、ダイムが1枚あります。50セントにするためにはあといくらいりますか。最も少ない枚数で答えなさい」
そもそも、愛称が私の頭にもちゃんと入ってない。
それにルール説明の英語の文の訳に自信がなかった・・・。
きくちゃんは二桁の算数は日本の小学校で習ってなかった。
だけどきくちゃんは賢いので、5の倍数の考え方を分かってくれて、
なんとかこなせました。
(ほーちゃんではこうはいかないだろう・・・)
さらに、「合計20セントになる、ペニーとニッケルとダイムの組み合わせを全て書き出せ」もありました。
1円玉と5円玉と10円玉はあるけれど、25円玉ってないので、
そこの感覚がまだいまいちです。
ちなみに、うちの夫はいまだに買い物で、セントの部分をコインで払うことができません。


ほーちゃんも宿題がでました。
「家でよく使ってる道具を英語で書きなさい。期間は1週間」
リストアップは私がメインでするのですが、
そのあと、英語で書かせなきゃいけないんですよね。
ああ、大変そう・・・。


ほーちゃんの先生はほーちゃんをよく気にかけてくれてます。
言葉がうまく通じ合えない分、
先生が想像力を働かせて、対応してくれてるのですが、やっぱり分からないことも。
昨日はほーちゃんが悲しそうにしてたけれど、
一緒に食べたい友達とお昼ご飯を食べられなかったからじゃないかと思うが、自信がない。
家で尋ねて欲しい、とノートにコメントがありました。
尋ねてみたら、自分が作った作品を他の子に笑われたのが原因でした。
その旨を私がノートに書いたら、
「他の人が頑張ったことを笑ったらいけないとみんなに話しました」とお返事がありました。
笑顔がステキな先生で、知り合いの日本人から日本語をすこし教えてもらって、
朝は「オハヨー」と声をかけてくれます。
ほーちゃんに積極的に関わろうとしてくれる、とてもいい先生です。

カリキュラム・ナイト

2008年09月23日 | ボストン(学校)
新学期が始まって約1ヶ月がたちます。
今日は夜に、学校で「カリキュラム・ナイト」がありました。
他の学校では違う呼称かもしれませんが、
これは、今年度の学習要綱(写真)の説明会です。
夜の6時から8時までみっちりありました。


はじめは全体説明会。
学校のカフェテリア(給食室)に集まって、校長クラスの先生の説明を聞きます。
頭上には大きな星条旗。
アメリカっていつでもどこでも、星条旗をかざってるのが、
日本人からするとちょっと不思議。


放課後クラブの説明まであったところで、質疑応答、で各クラスの説明に分かれます。


とか、スラスラと書いてますが、はっきりいって、何を言ってるか、全然わかりません。
わかんないので、みんなが拍手するときは、拍手してごまかす。


各クラスに分かれるとそうもいきません。
学年ごとのおおきな学習要綱はありますが、
実際にどういう方針でするのか、どういう手順でするのかは、
完全に担任に任せられます。
担任のあたりはずれが、日本よりも大きいようです。
(ちなみにうちの子供たちの先生は両方ともあたりと思ってる)
なので、先生の説明にもとても熱が入ってます。


ほーちゃんの先生は、どういうふうにして、文字や数字を、
あくまでも楽しく覚えていかせるか。
文字と発音の関係の学習、イラストでの自己表現、社会性づくり・・・。
キンダーの説明なので、なんとなく私にも分かりますし、
ほーちゃん自身がクラスの友達と同じことをしてることを知ってたので、
わかりやすかったのですが。


問題はきくちゃん・・・。
2年生の説明ともなると、もっと深く広い。
社会行動やそれにつながる何か(何かはわかんないけれど)の説明とかやら、
とにかく先生の弁に熱がこもってる分、早口だし、単語はわかんないし。
しかも、きくちゃんはクラスの子とは違うプログラムを、同じ教室でしてたり、
(おそらく本クラスが英語の授業のとき?)ESLに行ったりしてるので、
教材が明らかにほかの子と違うから、どの説明をしてるのかも、不明。
自分の子供のイスに座って先生の話を聞いてましたが、
子供たちは全員、今日のカリキュラムナイトに来る親のために、手紙を書いていたようで、
机の上においてありました。
もちろん英語。
きくちゃんは、英語で文章を書くことなんて、まだまだできません。
その代わり、
「Dear Mam,Dad   School   Book    friend   lunch・・・」と、
学んだ単語が羅列してあり、最後は「Love」で締めくくられてました。
自分の気持を伝える手紙のなかで、たったひとり、単語だけの手紙。
ああ、ひとりだけ何にもわかんない、そんな教室に入れられて、
みんなと同じことを要求されることもあるけれど、
きくちゃんなりに、頑張ってついていってるんだなあ、と涙が出そうでした。


夫がきくちゃんの学校での様子を聞いてくれました。
日本とは同じ学年でも科目によって達成レベルが違うので、
きくちゃんには、その時その時で、他の子とは違う課題を与えてるとのこと。
でも、飲み込みがとてもはやい、と褒められました。うれしいなあ。


うちの小学校はどうやら大当たりの学校だったようです。
日本の外務省のHPの学校案内で、マサチューセッツ州の小学校は3つしか載ってないのですが、
うちの小学校はそのうちのひとつなのです。
先生たちの熱心な姿は、日本とは又違う熱意を感じました。
(日本の先生達は、いろんなものに縛られてるから・・・)


アメリカの学校は自由な分、奥が深そうです。

アメリカの子供と食

2008年09月16日 | ボストン(学校)
今日は月に一度の早く学校が終わる日です(Early Release Day)。
(いつもは2時10分だけれど、この日は1時)
写真は我が家の前の道路です。
2人仲良く下校をパチリ。


今週から、子供たちは私が作ったランチを持って学校に行ってます。
学校の給食は1日3ドルで頼めばありますし、毎日3種類用意されてるので、
その日に好きなものが選べます。
といっても、ピザやタコスやピタパンサンドだったりするんですが。
日本人から見たら給食としたらゲ~~~と思うものですが、
その日ごとに決めることができますし、
アメリカの食に触れることができるので、何度かは食べさせてみたいと思います。


さて、アメリカでのランチ、食べたかな~?と思って、
「全部食べた?」と尋ねたら、
「全部ね、食べたかったけれど、タイムオーバーだから、もうゴミ箱に捨てなさいって、先生が」


はぁ!?

話を聞くと、どうやら授業の関係で、ランチタイムが短くて、
普通どおりのんびり食べてたうちの子供たちは、食べきれず、
まだ食べたくても、ゴミ箱に捨てさせられたらしい。
食べたかったのに捨てさせられる!!
なんじゃそりゃ!!


だいたい、アメリカは食に対する考えがおかしいとおもう。
まず、学校で10時ごろにスナックタイムというのがあって、
自宅からもってきたお菓子を食べる時間があるのが、おかしい。
うちのこはバナナをもたせてたけれど、まわりの子が、
ポテトチップやポップコーン、チョコレートを持ってきてるので、
バナナや林檎は嫌がって、結局スナックを持たせる羽目に。
このスナックタイムの後1時間半したら、ランチタイム。
ランチに生クリームたっぷりのドーナツをもってくる子がいるらしい。


アメリカは肥満が問題になってて、
スーパーでは低脂肪や、低塩分をうりにした商品ばかりがならんでるけれど、
根本的な食に対する考えがおかしいんだから、どうしようもないだろう。


食べるということはどういうことなのか、
日本には「食育」という言葉があり、学校でも大切にされてるけれど、
この国では食は欲を満たすための娯楽のひとつでしかない。


ほーちゃんには特に、捨てさせられたことがショックだったらしくて、
あまりたくさんの量を持って行きたがらない。
私も捨てさせるようなことにならないよう、量を調節しなきゃいけない。


楽しいはずのランチタイム。
2人にとっては時間との戦いの時間になってます。

学校はじめました

2008年09月12日 | ボストン(学校)
最低限のライフラインはあるので、次にすることといったら、
小学校の手続きです。
夏休みに引っ越したので、きくちゃんの夏の宿題は
「夏の友」以外は、「もー、せんでよか」とさせずに処分しちゃったので、
親も子も、この2ヶ月は学校や勉強のことは頭から完全にすっぽ抜けてました。
「え~学校?めんど~い」状態の母子ですが、
義務教育なので、行かなきゃまずいですよね。ははは。


地元の小学校に編入しました。
手続きのとき、きくちゃんを1年生にするか2年生にするか尋ねられました。
アメリカでは6~8月生まれが早生まれ扱いで、
学年をひとつ落とすことができるのです。
きくちゃんは5月生まれですが、日本人なので、尋ねられましたみたいです。
どうせいつかは帰国するので、どっちでもよかったんですが、
「小さいうちは英語をすぐ覚えられるので、わざわざ学年を落とさなくても・・・」
という本を読んだので、2年生にしちゃいました。


日本で年長さんのほーちゃんですが、
マサチューセッツ州では5歳から義務教育なので、
キンダーという、1年生よりもうひとつしたの学年に編入することになりました。


スクールナース(日本でいう保健室の先生だけど、日本よりもっと医療的権限がある)に、
私が作成した予防接種証明を提出。
足りない予防接種項目を教えてもらって、後日するようにといわれました。
一番心配してたのは、ツベルクリン反応です。
アメリカではBCGがないので、ツ反陽性者は、すべて結核の疑いがあるということで、
子供でも薬を飲まされることがあるらしいのです。
でも、うちのスクールナースは、
「日本人はツ反は陽性になるんだから、しなくていいわ」と!
この小学校には日本人も10人弱ぐらいいるので、よくわかってました。


きくちゃんの担任の先生も、ほーちゃんの担任の先生も、美人の若い女の先生。
私のへたくそな英語も、ちゃんと聞いてくれます。
ためしに30分ほど授業をうけてみました。
きくちゃんは、緊張してるものの、溶け込んでます。
ほーちゃんは・・・すすり泣き、そして号泣。
なんというか、2人とも予想を裏切らない反応でした。


ところが、このほーちゃんのすすり泣きが、思わぬ効果を!
知人を通して連絡先だけ交換したけれど、まだ直接話したことのない、
この小学校の日本人のお母さんから、夕方電話がありました。
「下のお子さん、泣いてたって、聞いて・・・」
その後知り合いになった、ほかの日本人のお母さんからも、
「下のお子さん泣いたって聞いたけれど、その後大丈夫?」
と声をかけてもらったりしちゃって、
この地に知人が全くいない私にとっては、うれしいばかり。
ありがとうよ、ほーちゃん。


さて、写真は、学校からもらうプリントです。
1日分です。
全部英語です。
どれが重要でどれがただのお知らせなのか、さっぱりです・・・。
ちなみに、水色のプリントは
「明日選挙で地元の人が来るから、そのときケーキやクッキーを売るので、なにか焼いてきてね」
緑のプリントは
「今度の土曜日、町内祭にうちの小学校のブースがでるから、来てね。できたらお手伝いもお願いね」
といったことが、書いてありました。