城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

トヤゴ城(長野県飯島町)

2013年01月08日 | 長野県飯島町の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀、土塁
状態:主郭部分は良く残っています
表示等:なし
駐車場:なし

天竜川と与田切川の合流部の北側の段丘先端に位置します。
城主、来歴等不明の城跡です。

段丘が南東へ突き出した先端部が主郭となっており北側と西側に空堀が築かれています。
主郭の西側には一部に土塁が残り、虎口も確認出来ました。
また南東側から河原へ下る途中に細長い平場もみられます。

主郭の西側には郭が二つ確認出来、それぞれの間に空堀も残っています。
しかし北側は耕作地化のため空堀等確認することは出来ませんでした。
また南側も崩落が進んでおり郭はかなりの部分が失われているのではと思われます。

以前訪れた時は、国道からかなり東側に入り込んだ奥、という感じでしたが最近国道のバイパス(正確にはバイパスのバイパス?)が本郷地籍から直接に鳥居原地籍へと橋梁で繋がったので非常に国道から近い場所となりました。

橋の上より、中央辺りが城跡となります。

駐車スペースはバイパスの側道に駐車帯がありました。
城跡へは私道と思われる道が耕作地の南側を断崖に沿って東へ伸びていますのでそれを辿ります。

途中に空堀が二条見られます。
一番西側の堀、かなり埋まっています。

段丘東端に二条の堀とは違った見事な空堀が現れます。
主郭北側の空堀。

西側の堀は藪が酷くよく見えませんでした。

堀を越え主郭に上がります、西側に土塁が残ります。

虎口のようです。

虎口外側、西側の郭に渡る土橋部分。
矢竹が繁茂しています。

主郭の東側方向。

主郭南側は崩落を続けています。

主郭の南東を下ると平場があり少しだけ視界が開けました。