『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

サヨナライツカ

2006-02-15 | Weblog
いつも人はサヨナラを用意して生きなければいけない

孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい

愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの

愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ


サヨナライツカ


永遠の幸福なんてないように

永遠の不幸もない

いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと、

愛したことを思い出すヒトとにわかれる


私はきっと愛したことを思い出す

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私の好きな本「サヨナライツカ」の詩です。
この詩が壁一面に描かれたお店が京都にあります。
今回、いけませんでしたが、ちょっと、思い出したので
ご紹介してみました。

私も、「愛したことを思い出す」でしょうか。
みなさんは、どちらでしょうか。

                                   

らくだの京日記9

2006-02-15 | Weblog
13日の夜、大阪にいきました。

大阪の卯乃家ヒルトン店でご飯を食べました。

そして、20時頃、帰る予定でした。

ひとり、ふたり、さんにん、みんな仲間が帰っていきました。

あれ、あれ、みんな帰っちゃうの。

だって、研修は1泊2日ですからね。

あれ、時間は21時。

新幹線最終21時18分。

あれよあれよと、上司の甘い誘惑を断りきれず、私のみ、大阪で延泊することに
なりました。あちゃー。

そこから、フィーバーです。
どうにでもなれです。

2泊3日のらくだ京日記、最後の〆くくりは
いつもの「カラオケたこ焼きバー」です。

写真はそのお店のお母さんです。

笑顔、しゃべり、最高のパフォーマンスが見れます。
浪花のオカン、まるだしです。
「おもてなしの原点」がココにあります。
楽しい夜でした。

歌って、食べて、笑って、楽しい夜でした。

そして、ひとりでホテルに泊まったわけでした。

                                



らくだの京日記8

2006-02-15 | Weblog
たった、二日間でしたが、京都を満喫しました。

京都は5感で感じる町。

見るもの、聞くもの、香るもの、食べるもの、触れるもの。

肌感覚で、『京都』、味わってきました。

たった、二日間で当然、京都を語れるわけがない。
語るには短すぎる。
でも、鴨川の前にたつと、古都千年の時間の流れを
感じさせてくれる。

この川の前に立つと思う。
「鴨川のように、すべてがウマク流れますように」って。

                                   


らくだの京日記7

2006-02-15 | Weblog
そろそろ、疲れてきました。
1日目が内容濃すぎて、いっぱい書くことあり過ぎ!

2日目、錦市場歩いて、祇園で「壱銭洋食」食べて、鷹峰って場所にある
「京つけもの『弘悦』」の工場見学して、錦天満宮にある「錦の湧き水」をみて

・・・・・・つまり、今、卯乃家で取り扱ってる「ホンモノ」をみにいきました。
水は関西だけですけどね、今のところ。

夕方、祇園を越えて、八坂神社にいきました。
私、実は、今年、初詣いってない。
だから、2月13日、初詣。

おみくじ引いてません。

気分は、いつも『大吉』。

八坂神社の横に、円山公園があります。
円山公園で、毎年、花見をしました。

とても、桜がキレイです。

『そうだ、京都、いこう』のCMで有名な「しだれ桜」の下で
写真とってきました。

まだ、花、咲いてませんけど、気分は『満開』です。

ps 隣のオトコは、卯乃家横浜店の店長、ヨッシーです。
   生意気なヤツですが、憎めないオトコです。

                                  

                                



らくだの京日記6

2006-02-15 | Weblog
「とりどり」で飲んでたら、アダモちゃんに続き、延命さんが合流してくれました。
彼は、前日、紹介しました「ボルドー会」の仲間です。

いやぁ、相変わらず、気持ち悪かったな。
なんなんでしょう、あの笑い声。

彼とも、この「とりどり」でともに働いてました。
一緒によくワインを勉強したものです。

・・・というわけで、5軒目は、アダモちゃんに引き連れられて
三条にある、『ふぅ』ってお店。
先斗町(ポントちょう)をくぐり抜けて、アダモちゃん、王将に連れてくんじゃねーぞ、
って正直思ってました。アダモは餃子好きだったので。
東京から来て、王将はねーだろ・・・って内心ヒヤヒヤでしたが
創作居酒屋で、「ふぅ」って安心しました。

そこで、延命さんが、店員さんにいうんです。
「おすすめのグラスワインください」って。
そこの店員さんはソムリエさんなのです。

始まりました。
「真夜中のブラインドテイスティング大会」。

要は、ワインの利き酒です。
ブドウ品種やら、産地をあてようぜ、ってことになりました。

1個目「お、これ、シャルドネだな!しかも、絶対、南だ!」
南だ!ってのは、南半球って意味で、チリとかアルゼンチンとか
温かい地方のワインをいうときに、よく使います。
答え:品種「シャルドネ」産地「ブルゴーニュ」
ブルゴーニュはフランスのワイン二大産地なので、思いっきり、「北」です。

2個目・・・記憶ない・・・。でも、品種だけ、当たってたと思う。

3個目「お、これはガメイだな。しかも、ムーランアヴァンかモルゴンだ」
ガメイは、ボジュレー地区で有名な品種で、ムーランアヴァンかモルゴンはその中でも
上質のワインのこと。
答え:品種「シラー」産地「コート・ドュ・ローヌ」
・・・・・・・・・・・・・・。

4個目「お、これはジンファンデルだな。カリフォルニアだ」
ジンファンデルは、カリフォルニア特有の品種。
答え:品種「ネグロ・アマーロ」産地「南イタリア」
・・・・・・・・・・・・・・。

5個目「カベルネ・ソービニヨンだ!南フランスのラングドックルーションだ」
カベルベソービニヨン、世界一有名な品種。
答え:品種「カベルネソービニヨン」産地「カリフォルニア」
・・・・・・・・・・・・・・。

品種3勝2敗。産地0勝5敗。
なんて、いい加減なんだ・・・。
それだけ、難しいってことさ、ブラインドテイスティングってやつわ。
だって、あの店、真っ暗だったし・・・
色の区別、つかねーっつーの。

こんな言い訳してて、来年、シニアソムリエ、受かるのか・・・。

でもね、ソムリエスクールに通ってる、延命さんの成績、
ここではいえないよ・・・。

                                   


らくだの京日記5

2006-02-15 | Weblog
京都での一番の思い出は、「とりどり木屋町」で働いた3年間です。
初店長でいきなり、新店、たちあげ。
一気に体重10キロやせた。
いい思い出です。

らくだご一行は
『瓢亭MARU』のアトに、「とりどり」に移動しました。
この店で、食事するの、久々でした。
ひとりだけ、私がいた頃から残っているスタッフが残っていました。
「すっくん」って呼ばれるスズキくん。
劇団で頑張る好青年です。
彼の舞台をみにいって、泣いたこともあります。
今でも、夢をあきらめず頑張っている姿に、さらに、涙、涙です。
本当に彼と再会できてよかったです。

私がいた頃、まだ調理長代理だった松浦さん。もう60手前のお父さん。
つい先日、とりどりの調理長に就任されました。
「おめでとう、まっちゃん!お久しぶりです」
「おふ、てんひょう、ご無沙汰していまふ」(訳:おお、店長、ご無沙汰しています)

お父さんと握手できたこと、ウレシかったな。
舘ひろしばりのサングラス、健在だったな。

自分が書いた色紙がそのまま残っていたりすると、ちょっぴり感激。
すべてがそのまんまってわけじゃないけど、あの店には、私の原点がある。

大好きな豊田チーフや延命さんや蔭山さん、私のアト、頑張ってくれた
中谷仁ちゃん、素敵な仲間と出会えた場所。

どうかどうか、いつまでも、素敵なお店でい続けて欲しい。

ps あ、写真は若かりし頃、とりどりで働いていたときのラクダです。
   手前の女性に、手を出す前の貴重な映像です。
   だしてねーよ。
                                   

らくだの京日記4

2006-02-15 | Weblog
いいよね、京都って。

加藤さんの畑をアトにして、その夜は京都ナイトを満喫しました。

まずは、卯乃家木屋町店で、ちょい休憩。
私は、そのビル2階にある、虎連坊木屋町店の銅店長にご挨拶。
銅店長は、私の元上司です。
私は人情味もクチビルも厚いので、銅店長には「ビル、ビル」といわれます。
毎年、私の誕生日には必ず、おめでとうメールをくれます。
そして、私は銅店長の誕生には、必ず、おめでとうメールを忘れて、いつも怒られます。

木屋町を飛び出して、祇園へ向かいました。
夜の祇園はいいです。
松方弘樹がいくようなクラブ街ではなく、四条花見小路を下った、あの町並み、
あの風情が私は好きなのです。

石畳を歩き、両脇には築何百年の町屋、その足元には灯篭が輝き、
そして、私の隣には、京の舞妓はん。

いねーよ。

右むいても、左むいても、むさ苦しい、男だらけだよ。
男6人で歩く、花見小路。
ま、これも思い出か。

『萬’燕楽』っていう町屋を改装した、創作料理屋さんにいきました。
いつもは予約していくのですが、今回は予約なしでいきました。
基本的に、私はどこの店にいっても、なるべくいい席で食事したいので
必ず予約はしてからいきます。
ひょっとしたら、いっぱいかな?結構、流行ってる店だし。
「あぁ、ごめんなさい、いっぱいなんですぅ」って最初は断られました。
でも、らくだ、粘りました。
「席、狭くていいんで」って。

そしたら、無理やり、席作ってくれたのです。

【ここで学んだこと】
①満席のときの断り方、この店のヒト、とても柔らかかったです。本当に申し訳なさそうだった。
 満席です、帰れ!みたいな店、たまにありますもんね。
 (帰れ!まではないですけどね、結構、顔にでてる店ありますし)
→らくだも、満席時の断り方、もう一回、考えてみよう
②「大丈夫です!なんとか、します」この言葉、ウレシイ。
  わざわざ、スンマヘン。予約せんといってもうて、スンマヘン。

でも、予約なしで入ってみるのも、そのお店の「おもてなし」がみれて
いい勉強になりました。

 おおきに。

次の店、四条烏丸にある、『瓢亭MARU』ってお店。
『瓢亭』って京都では有名な料亭です。
ランチもディナーも2万円のバリバリ高いお店です。
その姉妹店。
料亭の料理をリーズナブルで!がきっと、コンセプト。

そのお店に、京都時代、仲良かった、現在「卯乃家本町店」のアモセ店長、登場。
家が大阪なのに、わざわざ、のこのこ、やってきやがった。
呼んでもいないの、やってきやがった。
ウレシイじゃねーか、このヤロー。
っていっても、8個ぐらい年上の大先輩です。
でも、アモセ店長のことを、いつも「アダモ、アダモ」っていってしまいます。
ゴメンなさい。

これで、いいか、アダモ。
ちゃんと、名前付きで、のっけてやったぞ。初デビューおめでとう!
いつも、こっそり読んでくれてありがとうございます。

しょーもないコメントはいらないですよ。
返事に困りますんで。

                                 





らくだの京日記3

2006-02-15 | Weblog
見てください。

あの、怖そうなおじさんが作ったとは思えないぐらいの繊細な野菜たち。
私のハートもかなり繊細ですが(そんなこと誰も聞いてない・・・)、それ以上です。

左から、静むらさき、にんじん葉、葉大根、です。

きっと、耳慣れない野菜ばかりだと思います。
あまり、世間にでていない野菜ですからね。
それだけ、育てるのに大変な野菜たちなのです。

だから、加藤さんはいいます。
「この野菜は、子供と同じように、小さい頃は、本当に過保護にせんとあかん。
 三つ子の魂、百までや。いっぺん、クセつけたら、あとはすくすく育ちよる」

最初が肝心なようです。
毎日毎日、野菜の状態をみて、土の状態をみて、湿度を調節して
日射量を調節して・・・

本当に野菜作りって大変なんだと思いました。

「ほれ、食べてみぃ」
と加藤さんはいいます。

静むらさきをちぎって、私は口にいれます。
「あ、うまい!うまい!」

加藤さんは、ウレシそうに微笑みます。
そりゃ、我が子を褒められるとウレシイですもんね。

「ドレッシングかけてまうと、ドレッシングの味しかせん!
 野菜自体にも、ちゃんと、味があるんや。」
最後に加藤さんは寂びしそうに、そういいました。

私、結構なマヨラーです。
これからは、マヨネーズもドレッシングも塩も控えて
「野菜自体」を味わいたいと思います。

あれだけ真剣に野菜を作っている加藤さんと出会えたこと、
その野菜を、卯乃家で取り扱っていること、
誇りに思います。

4月~、その野菜をメインした料理が卯乃家のテーブルに
登場する予定です。

「ぜひ、卯乃家で、食べてみヤサイ!」

                                   


らくだの京日記2

2006-02-15 | Weblog
2月12日朝8時半。東京駅到着。

集合は9時。

今回は、らくだプロデュースの旅なので、遅れるわけにはいかない。
余裕の30分前到着。

8時55分、新幹線改札口で集合!っていったのに、誰もこない。

携帯が鳴る。
西新宿店の三沢チーフだ。
ら「あ、もしもし」
ミ「今どこですか」
ら「改札ですけど」
ミ「え?どこの?」
ら「え?種類あんの?」
ミ「みんな、中央改札で待ってますよ」

おおっと、ミステイク、私だけ、南改札でした。どーりでちっこい改札だと思った。
そんな不安な予感たっぷりな旅の始まりでした。

京都へ着きました。
まずいったのは、京都久御山にある、加藤さんの畑。
上のガテン系の男性。
このヒト、加藤さん。

野菜作りに情熱を注ぎまくるオトコです。
かなり、熱いです。

私が今、アイポッジュに注いでいる情熱くらい、
野菜作りに燃えています。

比べると怒られますね。
スコップ飛んできそうです。

私の情熱はすぐに冷めると思いますが
加藤さんは違うと思います。

そんな加藤さんの作る野菜とは?
3に続く。
                            

らくだの京日記1

2006-02-15 | Weblog
書け、書け、うるせーよ。

全国、15名のらくだマニアのみなさま、
待ってないでしょうけど、お待たせしました。
今回は短めにしますのでご心配なく。

いってきました。
京都。
2月12日(日)・13日(月)。
更新は14日にするといいながら、実際の更新日は、本日、15日。
なぜか。
3日も日記を休んだのは、昨年7月7日に初めて以来初めてカモ。

そのわけは、13日(月)、最終新幹線に乗り遅れたから。

というわけで、まさか2泊3日の『らくだの京日記』。

今回は写真たっぷり使って、ダイジェストでいきますぞ。