『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

ラクダのチーズレポート

2005-12-29 | Weblog
ラクダのワインレポートのオマケ、書きます。

ワインのお勉強会につきもの、といえば
チーズですよね。

ワインだけじゃ、やっぱり、寂しいので
調達しにいきました。

天下の伊勢丹地下まで。

私がチーズ屋さんにいくと大変です。
帰ってこなくなります。
トイザラスでおもちゃから離れない子供のようです。

あんなにチーズがショーケースに並んでいると、ヨダレ、ダラダラです。
う~ん、あれも欲しい、これも欲しい。
結構な額、つぎ込んでしまいました。

なんか、噂ではチーズの作柄がよくないらしく、値上がりしているそうです。
チーズインフルエンザでしょうか。
違うと思います。

とりあえず、スタッフにもお勉強してもらおうと
ベタでポピュラーなモノを用意しました。あと、自分の興味あるモノ。

チーズにもタイプがいろいろあります。

◆フレッシュタイプ
  まさに、新鮮なチーズ。
  今その瞬間、牛乳が固まった!って感じのモッツァレラが有名です。
  味が淡白なので、ハチミツとかかけると抜群に美味いです。
  トマトとはさんでカプレーゼ、ピザにのっけて、マルゲリータ、
  有名ですよね。
  モッツァレラ・バッファロー。
  う~ん、ミルキー。

◆白カビタイプ
   カマンベールが有名ですよね。
   カマンベールにも、ワインと同じく法律があって、厳しい審査を乗り越えた
   カマンベールには、AOCと箱に書いてます。
   今回はそのタイプ。
   カマンベール・ド・ノルマンディ・イジニー・AOC(長っ)
   個人的には、少し温めて、トロけるぐらいが一番好きです。

◆青カビタイプ
   ゴルゴンゾーラ(イタリア・ゴルゴンゾーラ村生まれ)
   世界三大ブルーチーズのひとつ。
   あとは、フランスのロックフォール、イギリスのスティルトン。
   どれもこれも、塩ッ気が強くて、臭いも強烈。
   好き嫌いありますが、好きになればたまらない美味さ。
   ゴルゴンゾーラはどちらかというと、塩分控えめなので
   ブルー初心にはいいかも。
   私も大好き。パスタにしてもなおGOOD。
   そのまんま食べるんだったら、ドライフルーツとあわせてみて
   ください。塩と甘みがお口の中でパーフェクト。

◆ウォッシュタイプ
   焼酎の最終地点が「芋」なら、チーズは「ウォッシュ」でしょう。
   とてもクセがあって、強烈。
   塩水やその土地のワインで洗いながら作るから「ウォッシュ」って
   いいます。
   初心者向けのポンレベックと、ブルゴーニュワインの代表格、シャブリで
   洗った、アフィオネ・オ・シャブリ、の2種用意。
   個性的ですが、やはり、重厚な赤ワインには欠かせない。
   昨日もポートとの相性は抜群でした。
   最初、やっぱり臭いがつらいので、レーズンとか一緒に食べると
   驚くほど食べやすくなって、クセになること間違いなし!

◆セミハードタイプ
   要するに、ハイジにでてくるチーズです。
   柔らかくて、やや弾力があって、普通に美味しいチーズ。
   ラクレットを溶かして、じゃがいもに掛けるのがスイスでの定番。
   ハイジみてると、あれ食べたくなるんだよなー。
   チーズフォンデュにはいってるのは、ほとんと、セミハードです。
   グリエールにエメンタールに、どれもこれも奥深い味わい。
   やっぱ、この時期には欠かせませんね。
   昨日、用意したのは、ミモレット。オレンジ色したチーズです。
   色合いがいいので、オシャレなチーズ。
   熟成がすすんだタイプは、日本のカラスミにも例えられて
   日本酒との相性も抜群です。一度お試しを。

◆ハードタイプ
   ハードゲイ、じゃありません。
   要するに、カチコチに固いチーズです。
   パルミジャーノが有名。
   あの、金たわしでゴシゴシ、チーズを削る光景、よく見ますよね。
   パルミジャーノにも熟成年数によってランクがあります。
   昨日用意したのは、パルミジャーノ・レッジャーノ。
   3年以上熟成させるとスーパーチーズに変身です。
   そのまま、削ったモノをかじるだけで美味しい。
   すでに優れた酒の肴です。
   
というわけで、チーズにもいろいろ種類があります。   
たまには、まともなこと、書いてみました。
(まともといいながら、まともにまとめていないところが
ラクダ流。だって、普通に紹介しても面白くないでしょ)

チーズとパンとワイン。
三種の神器とはよくいったモノです。
パンにレーズンとかクルミとか入っていたら最高です。
なければ、普通のレーズンでもOKです。

もし、ホームパーティでもすることがあれば
各タイプから一種ずつ用意すると、
お皿も華やかになりますし、いろいろなお酒とも
あわせれますし、盛り上がること間違いなし。

ワインとチーズはまさに、
クセのない私とクセのあるアナタとの関係のよう・・・。

切っても切っても、切り離せません・・・。

来年も、この関係続けましょうね♪

では、よいお年を!

(・・・といいながら、明日、最後書きます)

                               

                               

ラクダのワインレポート

2005-12-29 | Weblog
昨日、お客様とワイン勉強会をしました。

北イタリアのスパークリングワインでまず乾杯。

マスカットの香り豊かでやや甘みをもった、女性好みのワイン。
もちろん、私はお子ちゃまな味覚をもっているので大好きな味。

次は、「山桜桃(ゆすら)」という日本酒。
ワイン勉強会なのに、いきなり、日本酒。
ま、どうだっていいの、そんなこと。
純米吟醸と書いてありました。

「吟醸」って書いてあると、とても華やかな香りをイメージします。
実際、華やかな香りが優雅に感じられました。
「純米」って書いてあると、「米」本来の甘み・旨みがどっしり、をイメージします。
実際、・・・しない。

とても、スッキリ。
なんてキレ味がいいんでしょ。

8年3ケ月も交際して別れてしまった、石田純一もびっくりの
未練がましくない、爽快感あふれる”キレ味”。

それでも、やっぱり日本酒です。
やや甘みが感じられます。
だから、思いました。ドイツワインのリースリング種に似ていると。

ワイン会なのに、日本酒。その意味がわかりました。
あのお酒、日本酒初心の方にぜひ、オススメしたい。
日本酒が苦手な方にも、オススメしたい。

そんな、ちょっと風変わりの日本酒。
海外で、とても評判がいいそうな・・・。

次は、「梅味醂」とう梅酒。
(またまた、ワインじゃない・・・)
普通、梅酒は、梅と焼酎と砂糖で作ります。
が、これは、梅と味醂だけ。
「味醂」のお話をすると長くなるので控えますが
世の中の台所でよくお目にするのは、みりん風のミリン。
本当のミリンじゃありません。
私の顔に似ているのは、キリン。

ミリン、ミリン、ミリン、ミリン、ミリン、
ミリン、ミリン、ミリン、ミリン、ミリン、

鼻の長いのは、

ぞう。

10回10回クイズ復興委員会、06年作りましょうか。

とにかく、味醂の甘みが自然なんです。
あぁ・・・、至福の瞬間とはまさに、このこと。
「トロトロ」がもっとも相応しい言葉です、あの梅酒。
最初からいきなり飲んでしまうとキツイかも。

できれば、「今宵最後の一杯」ってときに飲むお酒。
ゆっくりゆっくり、味わいながら、飲んで欲しい酒。

高層マンション、ガウン羽織って、ペルシャ猫抱いて
・・・でも、あたし、ブランデー飲めない・・・。

って方。
「梅味醂」をオススメします。
でも、梅酒の入ったグラス、ぐるぐる回してる姿、見たことないな。
06年、ブランデー嫌いのヒルズ族で流行の予感。

最後のお酒。
「ポートワイン」。FONSECA ROPTO 2000
ポートワインってあまり、ニッポンジンには馴染みないですよね。
西アフリカ出身の私も、あまり馴染みがない。
実は、一番身近な「ルビーポート」しか飲んだことありませんでした。

ポートワインのウンチクをダラダラ書くと大変なので
簡単に書きます。
◆ポルトガルのお酒
◆ワインにブランデーを混ぜて作る酒
◆100年、200年もつお酒

って感じです。
要するに、「保存性を高めるために作られた甘いワイン」。
当然、今回は、100年、200年といった「ヴィンテージポート」と呼ばれる
ポートワインじゃごじゃりません。
1000万円とか、オークションでするみたいです。
すでに年収超えてます・・・。

今回のは、その次のランクの「レイト・ボトルド」ってポート。
色も濃くて、見るからに重厚。
「ルビーポート」は、その名のとおり、ルビー色のキレイなポート。
普通に飲み比べても、一目瞭然。
「レイト・ボトルド」の方が、しっかりした味わい。

好き嫌いあるかもしれませんが、はっきりした重厚な赤ワインが好きな方には
オススメです。
私も好きなタイプです。
こちらも、当然、甘いワインですので、デザート向けにいいと思います。

とても甘い中に、渋みも十分。
いわゆる「タンニン」ってやつです。
あの歯茎にまとわりつく、渋い渋い成分です。
「赤ワインは健康にいい」で大活躍のタンニンさんです。
ポリフェノールだの、動脈硬化にいいだの、のタンニンさんです。

お茶にも含まれていますよね。
熱いお茶が冷めると、柴田恭平のように渋くて渋くて飲めない。
あれと同じです。
タンニン豊富の赤ワインを冷し過ぎると、飲めたものじゃない。
だから、昨日のポートも冷し過ぎたので、最初はめちゃくちゃ渋かった。
途中から、温度とともに、渋みも和らいできました。

う~ん、ワインって面白い。

というわけで、今回は4本のお酒を試飲させていただきました。
今回のお酒をチョイスしていただきました、お師匠さま、ありがとうございました。

28日も残すところ、20分となった、23時40分。
バースデーソング隊の私たちは、ケーキを用意して、歌いました。

そう、昨日、12月28日は、【おじさまのお客様】の誕生日。
黙って来店されてましたが、見逃しませんよ、私は。
うふふ。ラクダアンテナは毎日ビンビンです。

わざわざ、お誕生日の日にご利用いただきまして
ありがとうございます。

ドヤ店長からも、こっそりプレゼントをお預かりしておりました。

うふふ。

Wプレゼント。

来年も当然仕掛けますよ、私たち、二人でね。

ご期待ください!

楽しい一日をありがとうございました。

ps ドヤさん、来年、ソムリエールになるって本当ですか?
   「2006年最もありえないグランプリ受賞」おめでとうございます。