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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2012年12月の惑星

2012-12-01 22:23:10 | 惑星・天体ニュース


   早いものです。今年もとうとう残すところひと月となりました。
   今年は金環日食を見れたり、ISSが観察できたり、ダイヤモンド富士を見れたり、記念すべき年でした。

   さあ、最後の月12月の惑星の様子はどんなでしょう。
   
   水星:朝にいます。12月5日に西方最大離角となり、朝の太陽が昇る前に水星としては精一杯の高さで、しかしそれでもまだ低い東空で、静かに見られます。

   金星:朝にいます。これは、かなり目立ちます。だんだん低くなっているとはいえ、12月中はまだ水星より東空高くにいますし、水星に比べてめっぽう明るいので、晴れていればわからないはずがありません。東空に夜明け前に明るい星を見つけたら、金星です。

   火星:「11月16日の日没後、うまく低い空が晴れていれば、生まれたばかりの細い細い三日月の横に火星が並ぶのが、見つかるかもしれません」と先月の惑星紹介で予告したのですが、肉眼では確認できないほど光が弱くなっていました。写真では確認できたのですが、ごめんなさい!肉眼では心配した通りみられませんでした。(見られなかった方は、写真では確認できましたので、ココでご覧ください。)
   今月は、さらに沈むのも早くなり地球から遠ざかりみられません。

   木星:今日も、夜6時過ぎに都心から千葉に向けて帰宅する車の前方で、ひるみのない明るさで我々をじっとみつめているように輝いていました。太陽が西に沈むと、反対の東空にもう姿を見せていて、朝まで私たちを見守ってくれています。

   土星:水星ががんばる12月5日には、金星の右上に土星もいるのでみつけてあげましょう。土星の右上には春の星座スピカもみつかるかもしれません。そして、明るい金星から左下に目を凝らすと運のよい人は水星がみつかるはず。

   という訳で、朝が苦手な惑星観察者には木星しか楽しめない12月です。

   一方、早起きさんは、低いところから水星・金星・土星・スピカとほぼ右斜め上に描く線上に並んだ惑星と星が見られるはず。12月10日から12日にかけては、細い朝の三日月が順に土星・金星・水星に近づき、相手を変えていくフォークダンスのようです。
   せっかく早起きしている方への惑星の大集合。早朝のお弁当作りの合間に、ちょっと寒くても東空を眺めに外にでて見てみませんか?

   追伸:「11月28日の21時から29日の2時頃まで、日付をまたいで半影月食がみられる」と先月書きましたが、天気には恵まれたものの、半影は地球の影と光の境目がわからず、肉眼でも双眼鏡でもほとんどわかりませんでした~。残念! でも、満月は素晴らしかったですよ~
   

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2 コメント

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Unknown (ブドリ)
2012-12-02 17:27:27
早起きさんは?って私のことですか?なんてね。
実際に早起きして土星・金星・水星を撮影してきましたよ。
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Unknown (felizmundo)
2012-12-02 22:27:43
なんてね~、いつも頼りにして、楽しませて頂いています!3惑星のそろい踏み写真見ました!しまも、またまたISSが、しかも今度は土星と大接近して飛んでいたんですね。唸ってしまいます~~~~

私は、ブドリさん予告の12月15日(土)の夕方の飛来に期待します!!!
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