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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

月よ、どうぞ見守って(気候変動した日本)

2020-07-07 22:41:50 | 惑星・天体ニュース
  大雨の被害が九州を中心に続いている。昔も確かに床下浸水とかの話はあったが、今の大雨は川の決壊を各所で起こし、床下どころか1階の天井近くまで水が流出物とともに浸入し、命を脅かす。 逃げ場を失ったり、流されてしまったり、土砂崩れで亡くなることも多い。 心から、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
 
 ブラジルに住んでいたときの雨も、こんな降り方だったと思い出す。この雨の様子では、日本はもう温暖湿潤な気候というより亜熱帯気候に変動してきたと見るべきなのではないか。 何年かに1度の悲劇ではなく、これが恒常的に受入れていかざるをえないかもしれない。 悲しいことだが、そう覚悟を決めて、川の治水対策、周辺の家の移転などを本気で考えることが、人々の命を救う大事な助けになるだろうと思えた。胸が痛むが、地震もこれから大きな確率で予測されている日本だ。
   
 雲がいっぱいで月は見られそうにないかと諦めかけ、洗い物を終えてベランダにゴミをもって出ると・・・
   
    <2020年7月7日22:26>
   雲に囲まれながらも、月がハッキリと姿を現していた。
   「お月様、助けにでてきてくれたの? なんで、日本の気候はこんなに荒々しくなってしまったの? どうしたらいいの?」
   月は、静かに雲の中を泳いで、見え隠れしながらも、私の目の前で何かを語りかけてくれているようだった。
      
   クレーターもどうにか捉えられたが、黒い雲が前をすごい勢いで流れていく。 「皆の苦しい思いを、どうか少しでも和らげて下さい。そして、何を私たちがすべきかを教えて」 
   月は、そのまま雲と闘いながら、雲の向こうに入ってしまった。
      

   人間が、互いに争い互いを滅ぼしあうような戦争からしっかり手を引くこと。グレタちゃんのように子どもの目にはしっかり当たり前に見える世界の危機。それを世界の大人が目をそらさずにしっかり直視して行動すること。
   福島原発事故のことも忘れ、原発再稼働を許したり、化石燃料に頼って温暖化を加速するような行為をやめ、再生可能エネルギーに転換していくこと。
   街の明かりも、エアコンも、いつのまにかすっかり元にもどってしまっているが、過度の電力消費を抑えて節電すること。
   自然との共存を図れるような経済生活を送ること。
   
   そうだ、こんな遅い時間まで電気を使って起きている私も反省しよう。今は、夜明けが早いから、早起きにしたら節電できそうだ。月の出てくる時間が今日は20:49だった。沈むのは、早朝6:08。ちょうど、もうお月様に会うためには、夜更かししないと見えないとはいえ、朝会うこともできる巡りになってきている。
   自分のできる小さい努力を忘れないようにしよう。

   ちょうど、中筋さんのサイトをみたら、7月14日~20日のあざみ野の写真展のために福島の避難区域のストリートビューの動画が完成したのをアップしていた。
    
  ココから、下の説明に書いているような気持ちで仕上げた福島のストリートビューのyoutube 動画がみられる。時間のある時にご覧下さい。そして、是非、あざみ野の写真展にも足を運んで下さい。
*町並みの姿など時間とともにうつりゆくのは自明の理だが、うつりゆく原因が原発事故とは筆舌に尽くしがたい。歯抜けになった町は、レンズのパースの影響をもろに受け、もはや一枚のパノラマに仕上げるには困難な域に。でもまあ、貧相なデジタル技術を使ってなんとか再現してみようと思っている。  今月中旬からの展示では、会場に入ったらまず7.5mの浪江町新町商店街を歩いていただきたい。歩きながら写真を見ることで、皆さんはいつの間にか250キロ離れた見知らぬ町へワープできるはずだ。そして何かを感じていただければ幸いである。
   
  またしっかりコンセントの向こう側で私たちの電気を支えてくれた福島の人たちが、今も故郷を離れて悲しさを胸に秘めていることを思いだそう。
  そして、私たちが、自分たちの生活だけでなく、しっかり電気でも、食べ物でも、着る物でも、吸っている空気でも、すべてを支えてくれている人々の生活に目をむけるようにしよう。
  支えてくれている人すべての生活も豊かになるのが、自分たちの幸せにつながることを忘れないようにしよう。
   
   すっかり月は見えなくなっているけれど、お月様、そう私に伝えようとでてきてくれたんだと思えた。
   さあ、今日はもう寝よう。
   もしかしたら、明朝も、逢えるかもしれないね。
   おやすみなさい。

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4 コメント

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Unknown (ブドリ)
2020-07-09 10:02:43
九州だけでなく、岐阜や長野でも大雨の被害が広がってますね。
何度も起きる50年に一度の大雨に備えて、この先の人口減社会の中で、被害を減らし、復旧のスピードを上げるためには、防災の視点を護岸工事などの対策から、ハザードマップで水害の危険性が高いエリアの住宅や1本の橋が崩落したら孤立する集落などを、集団移転も視野にいれるべきときだと思いますね。
故郷を離れなければならないのはとても辛いですけど、今回は命が助かったかもしれないけど次はどうなるかわからない気象状態ということからも検討しないといけないでしょうね。
Unknown (felizmundo)
2020-07-10 12:53:57
>ブドリさん
 今ニュースでアメリカが日本にF35を2兆5千億円近く購入する話をしていました。私は、もう軍備はたくさんです。国土省のGo toキャンペーンも目を疑う馬鹿な施策です。
  省をまたぐとまた予算が違うのでしょうが、国民のために今なにが大切かという視点が抜けた政策は愚策です。どうして、これに国民は怒らないのでしょうか。私の女性の友人にも、未だに抑止力がなんて言っている人がいて、呆れかえって返事ができないでいます。
Unknown (ブドリ)
2020-07-10 22:25:21
政府のGoToキャンペーンは馬鹿げていますけど、実際に行く人がいるんですよ。
今行くの?正気?持ち運ぶかもと考えないの?と言ってみましたが、この時期に旅行を計画する人には暖簾に腕押し、糠に釘。
この政府が成り立つ理由がこういうところにあるんだなぁと痛感しました。
それにしても、病床に空きがあれば感染者が増えたって構わないというすたんすで、GoToキャンペーン。
国民はGoTo HEAVEN!かGoTo HELL!か。
Unknown (felizmundo)
2020-07-11 21:09:17
>ブドリさん
  最近、ほんとうに呆れかえることがいっぱいすぎて・・・。でも、それを許しているのも国民。友達に、そういう人がいて、話しても通じないと、正直無力感におそわれます。前近代的なお金で票を買うようなことがまかり通り、原発マネーもそうでしたが、お金を断れなかった人たちの弁解があまりにもお粗末で・・・トホホ。でも、自分はその立場になったことがないから言えるのか?わかりません。
  

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