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渡辺かづき先生とのレッスン109

2018-02-15 22:39:36 | ピアノ

  今日のレッスンは、前回新曲を、先生のCD化もまだされていないオリジナル曲”Across the Border"と最新のCDでクラシックのアレンジ曲集”PAVANE AND REFLECTIONS"から「夢(ドビッシー)」を頂いたので、家でかなり頑張って練習してきました。

  まずは、レオ・アルファッシー著の「ジャズ・ハノン」から。今日は7曲目。前回に続き、メロディーが美しく練習曲と言っても味わいのあるいい曲でした。 1回目はうまく弾けず、1回弾いてどうにかまずまずに弾けました。次回は、walking bass となっていて、ブルース風の古いジャズテイストの曲のようです。

  そして、次はまずドビッシーの「夢」から。いつもは、先生のお手本演奏を繰り返し再生して見ながら、左手の音も含めて譜起こしをしたのですが、今回は結構左手が結構リズムの刻みが複雑で、とても譜にできそうもないこともあって、右手のみを記入。それもシンプルに。

  先生の模範演奏を聞いた時には死ぬかと思いましたが(笑)、音を少しそぎ落として優しくして、先生の「魔法の音」は大事にしながらも右手の和音や補助音を加えるだけにして譜起こしをしてみました。

  譜起こしをして、イメージが模範演奏に少し近づくように工夫しながら、練習すること2週間。本人としては、全く歯が立たないと思っていたのに、それなりに雰囲気が味わえて、満足しちゃいました。いえいえ自己満足だったのですが・・・。

  それなりに弾けている気分で弾いてみましたが、先生としては当然ながらあちこちに問題があったようでした。

  「ゆっくり順番に行きましょう。まずは、出だしのところからですね」 (出だし!?)

  「8分の6拍子で、後半は休符が入っていて、タッタッタッ/タァンタンタ5.6拍子目は裏・裏に音がこないとダメですね」「違っていましたか?」「違っていましたよ」

  注意深くゆっくりやれば裏・裏に入るのですが、適当に流すとずれてしまっていたようです (嘆)何回かゆっくり、適度なスピードでと反復。そして、次の問題は8分の6拍子を 111111と弾く時と、3つ分を1.5 1.5 3で6となるように弾くのが混在していること。111の3つ分を2つに変えた時 「ちょっと早いですね。ちょっと遅れましたね」の声が飛びます。トホホ。

  でも、それもそのはず、正直、譜起こしで精一杯でそこまで意識しての練習はしてなかったんです。指摘を受けて、1.5 1.5 3の部分だけは4拍子で考えるといいだろうか~とバカな考えを起こして余計におかしくなり

  「頭の中でのカウントはずっと6拍子ですか」と先生に訪ねると「勿論です。だからターッタで出て下さい」

  こういうのは、トラウマで難しいと思うとできなくなってしまう。正直、最初に弾いた練習曲のハノンでも3連符と2拍が混在するのに問題はなかったのに・・・。 111111は弾けるので、1.5 1.5の部分に緑のマーカーで印をつけてみた。Bに4か所出てきた。Cは左手でメロディーを弾く部分。当たり前に弾いていくと、またもや先生の「待った」が。「最初の音が待ててないですよね」と指摘を受けて、まじまじと楽譜をみて 2 0.5 0.5 の配分と気づき唖然。「うっかりでしたっ!」 これは気を付ければ間違えずに弾けました。

  「それから、C+のところは、Caugのことなので、5音目のGが#になるので、最初の和音を入れた時からGでなくG#の音にしてください」 

  「そして、この後がまた大変になりますね」Dを見て先生の言おうとしたことが分かりました。1.5 1.5の部分に緑のマーカーで印を付けていくと、8小節のなかに3つ緑マーカー印がついて、さらにEは、調子が画期的に変わるところで弾きづらくはないので印は諦めましたが、入れればマーカーだらけとなるところ。「あと、よく見て8vaとオクターブ高くなるところを忘れていて、逆にEのところは、楽譜のとオクターブが高低があるのが同じになってましたよ」  

  「想定外」のミスの連続でしたぁ~~~~。コード譜の音の取り違えは「C+」のG#の間違えだけでしたが、リズムがまったくダメでしたぁ~~~~~~。「次回は、まずそこのところをしっかりと間違えないように固めてきましょう」ということに。

  さてさて、次はさらに難しかった”Across the Border"という先生のCD化されていない曲へ。実はこれも「夢」と同じにヘ長調で、しかも8分の6拍子。しかも 111と1.5 1.5が混在していて、「先生、今回の2曲は偶然でしたが、とても似ていましたね」

  ということで、弾いてみると同じ過ちをおかしていることに自分でも気づきました。I3の8小節のサビの部分が間違えていて、さらに、何回も出てくるフレーズの出だしとリズムも違っていました。ガガ~~~ン。音を分解して(1.5) 0.5 1 0.5 1 0.5,  カッコした休符も数えてウンタタァタタァタ 気分でカウントせずに感覚的に弾いてしまうと音に揺れができて滅茶苦茶だったようでした。

  「I3の特徴のある部分は、細かくアルペジオを入れて弾くと逆に簡単にもなるし、感じも出て来るので入れましょう 」と先生が模範演奏をして下さり、ウンタタァタタァタの部分も再度弾いて頂き、半信半疑ながら、自分に課せられた次回への課題はしっかり理解できたので、次回のレッスンまでに練習を積んでくることに。

  気分と感覚で弾くと、いかにいい加減になっているかが痛烈に理解できたレッスンでしたm(_   _)m

     でも、最初にも書いたように、「今回の譜起こしから、実は左手を全く書かないでコードだけを確認して覚えておいて書いて弾くようになりました」と先生に 報告すると「それは凄いですねぇ」と感心して下さいました。

  苦節5年半?まあ、遅々とした歩みではありますが、前には進んでいますよ。しかも、毎回とても楽しい。間違いが分かるのも、これまた楽しい? 超える山が見えて、超える楽しみもある。練習も苦にならず楽しい。かくして109回目のレッスン終了。

  では、次回も頑張りますっ! 

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