昨日、今日は木星と金星の近づいているのを見られるチャンスでしたが、天気に恵まれませんでした。惑星のいるところは雲がいっぱい。今日も、月くらいは見えるかと思いましたが、木星と金星のいるところは雲いっぱい。月すら昇っているのかいないのか、どこにも見えませんでした。 ただ、天頂に近いから、時々、外にでては空を見上げていたところ、今、一瞬姿をみせてくれました。
律儀なお月様です。
<20:23>
でも、これが限界でした。ぼんやり雲の中に眠っているお月様。見上げて待っていると雨粒が落ちてきそうで・・・。
あとで、少し晴れてきたら、もうすこしよい写真が撮れるでしょうか?
それでも、かろうじてお月見ができたのは幸いでした。皆様も諦めずに、天頂からだんだん沈むまでのお月様、見つけてみて下さい。
追伸) 寝る前にもう一度、空を見たら、晴れ渡った空に月が煌々と照らしていて、星達もたくさんきらめいていました。
月のそばには双子座のポルックスとカストルがいて、下には冬の大三角とオリオン座がきれいに見えました。今日も月に見守られて、いい1日が過ごせました。
特に今日うれしかったのは、夫の病院の付き添いから帰宅したら、ポストに入っていたやや大きめの茶封筒です。切手もなく誰かが家まできてポストに入れていってくれたのです。開けてみたら、岩波書店の「図書 3月号」でした。
中筋さんの「おれたちの伝承館」の文が掲載されたと中筋さんがFacebookに書いていたので、本屋さんに行って手に入れなくては~と思っていたところでした。神様が届けてくれたように思え、心から嬉しくなりました。我が家にこんな風に中筋さんのを届けてくれたのは?と思い、Sさんにお礼を伝えた。
中筋さんの文を読むと、福島に「伝承館」を作ろうとする今に至る軌跡が書かれていて、
「この町をきっちりと記録しておいてくださいね!」 一介のフリーランスにゲートの向こうを走り回れる許可証を出してくれた、元浪江町町長故・馬場有氏に託された言葉が頭をよぎる。
というところで、涙が出てきた。河合監督の「日本と原発 4年後」(youtube 無料公開)の冒頭の方で、原発事故での災害現場の悲惨さは、(放射能による避難命令で、助けを求めている人の救助作業を中断して1ヶ月、町に戻れなかった間に失われた命があること)として、その無念さに涙した馬場町長のシーンが頭に蘇った。2018年に癌で69歳で亡くなった町長。その無念の思いを胸に、今、福島のことを忘れずに未来に引継ぐために「伝承館」の開館目指し頑張っている中筋さん。
いくら電力不足でも、福島原発事故の惨状を知るものは、再稼働など許せるはずがない。まして「老朽化した60年以上の原発の再稼働などという愚行」を許せるはずがない。現在 188,599 views のこの映画「日本と原発 4年後」、全ての日本人はこの映画をみて、原発事故を2度と繰り返さないために、福島原発事故の事実を直視してほしいと思う。
12年目の3月11日が近づいている。