felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

被爆地ヒロシマを2度の被爆地にしないために(福島を忘れない!)

2018-09-25 22:35:30 | 知ろう福島のこと

 原発訴訟で、今日とても酷い判決がでた。

 広島高裁で同じ広島高裁の野々上友之裁判長(当時)が<「原則40年とされる運転期間中に阿蘇山の活動可能性は十分小さいとは判断できず、火砕流が約130キロ離れた伊方原発に到達する可能性がないとも言えない」とし、原子力規制委員会の火山審査マニュアル「火山影響評価ガイド(火山ガイド)」に従えば、立地に適さない>として、伊方原発運転の差し止めの仮処分を認める判決を去年12月に下した。

 これに対して、四電が異議を唱え、抗告審とは異なる三木昌之裁判官が保全異議審を担当して、今日、その判決で「破局的噴火を数十年前から正確に予測するのは困難」と指摘。火山ガイドについて、「正確に噴火の時期や規模を予測できることを前提としており、不合理だ」。さらに、破局的噴火のリスクをどう評価するかについては「社会が自然災害の危険をどの程度容認するか、社会通念で判断せざるを得ない」との基準を示し安全性を認め、差し止めの仮処分決定を取り消したという。

 これにより決定の効力は直ちになくなり、四電は来月27日に3号機を再稼働させる方針という。ニュースで河合弁護士が、余り根拠の薄い判決に異議を唱えていたが、「被爆地ヒロシマが被爆を拒否する」として、(過去は変えられないが未来は変えられる)という思いが、三木昌之裁判長により打ち砕かれた。

 「社会が自然災害の危険をどの程度容認するか、社会通念で判断せざるを得ない」と三木裁判長はいっているが、再稼働を許すことが社会通念でないことを、これから私たち1人1人が 明らかにしていくしかない。

 あなたは原発の再稼働についてどう思いますか?まずは、河合監督のKプロジェクト製作の「日本と原発 4年後」youtube 無料公開を見て下さい。そして、三木裁判長の頭に描いた社会通念(再稼働)が、本当にあなたの望んでいる日本の将来像なのか確認し、声をあげて下さい。

 福島を忘れない!!!

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憲法改正などの国民投票前にCMし放題がOK?!

2018-09-25 20:53:29 | 日記

   「民放漣が、国民投票14日前からのCMに自主規制をしない」と表明したという(ココで確認)。

民放連(=日本民間放送連盟)は、憲法改正の是非を問う国民投票の前に放送できる政党などによるテレビ・ラジオCMの量について、自主規制しない方針を決めた。国民投票の前に放送されるCMをめぐっては、CMを多く流す資金力のある政党や団体が有利になるなどとして、一部の野党から民放連に対し、CMの量の自主規制を求める声が上がっていた。
しかし、民放連は、CMは自由かっ達な議論に必要不可欠な上、国民投票法により、すでに投票の14日前からCMは禁じられており、これに加えて自ら量を減らす合理的理由が見当たらないことなどから、自主規制は行わない方針を決めたもの>

    CMは自由かっ達な議論に必要不可欠な上????

    官僚が忖度に右往左往して文書改竄まで行った今の日本。その中でマスコミ報道においても、忖度・萎縮が感じられ、以前のような自由闊達さが失なわれていると、民放連会長は胸を張って言えるのだろうか?

    そして、ついこの間の自民党総裁選挙で、本当に自由闊達な議論があっただろうか?

   <自民党は23日、総裁選(9月7日告示、20日投開票)で立候補者による公開討論会や街頭演説の機会を大幅に削減する方針を固めた。期間中に連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)の海外出張日程があることなどが理由だ。石破茂元幹事長は首相と政策論争をする機会を求め、反発している。告示後に党が主催する遊説日程が実質5日間となる案も示された。首相が9月11~13日にロシアのウラジオストクで開かれる国際会議に出席することや、党員・党友の投票が19日に締め切られることなどを踏まえた。公開討論会を日本記者クラブ主催などに限定することも検討されている>(産経新聞ココから)

    そして、行われた日本記者クラブでの公開討論の様子はココから。

    議論や質問への答弁をまともにすることは苦手なのだ。そこで、そのような場に出ることを迫られると、はぐらかし、カワす答えを繰り返す。「朝ごはんは食べたか?」と聞かれ「食べない」<ご飯を食べたかと聞かれたと思ったので自分はパンを食べたので答えただけ、噓は言ってない>というような(ココから)、国民の代表である議員をバカにしたような答弁を平気でして、説明責任を果たしたという態度をとる。 

    お金のある人たちは、CMを大量に流せる。お金が情報を支配する危険がある。何とも怖い。

    日本国民が賢い選択のできる国民であることを信じ、願うしかない。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島・「サンチャイルド」撤去のこと他

2018-09-25 11:32:33 | 知ろう福島のこと

  このブログでよく登場するチェルノブイリ&福島を追う写真家・中筋純さん。そのfacebookは貴重な私の情報源だ。

  福島市・教育文化施設「こむこむ」前に今年8月3日に設置された立像「サン・チャイルド」が、設置以来批判が寄せられていた話も中筋さんのfacebookで知ったのだが、それが遂に福島市が8月28日で作品を撤去することに決まり、撤去作業を中筋さんが撮影したものが動画アップされていた(簡単な経緯はココから)。 

      いつもながら、中筋さんの仕事には感心させられるが、この動画のメッセージをより多くの方にシェアしたくて、ここに転載させてもらうことにした(中筋さんのfacebook ココ 参照)

  「サン・チャイルド」の問題については、これを寄贈した作者ヤノベケンジさんご本人の弁をココで読んで確認するのが一番だろう。その文章の中で、ヤノベケンジさんは、「どんな困難にも負けず、凛々しく逞しく立ち上がる子ども像を制作することで、2011年当時、社会に漂っていた暗雲を振り払えるように願いを込めました。しっかり空を見上げるまなざしに明るい未来の希望が映るように、と」と製作の想いを語っている。

 

                               

          注)上の画面はクリックしてもみられません。中筋さんのfacebook(ココ)から9月23日のところに出ていますのでクリックして見て下さい。

      しっかりみつめた眼差しの中の太陽と景色。この美しい瞳をもった「サン・チャイルド」は、公衆の目の前からたった2カ月で姿を消してしまった。

       いまの世の中はオカシイ。本来もっと論議すべきことがうやむやにされ、よかれと善意で行われたことについては(そこまで大騒ぎしなくてもいいはず)と思えることが、あたかも大問題のように取り扱われる。そして、性急に事が進められ、収められる。人々のやり場のない怒りや、憂さのはけ口として、小さなことがやり玉にあがっていると感じる。

       そして、本当に大きく問題にしなければならないと思われる大事な事柄は、大した問題でもないかのように十分論議もされずに、一部の人の力でどんどん決められて行ってしまう。

       皆が十分にそのことを知ったり、考えたりしない内に。もっともっと重大な日本の将来の根幹に繋がる、憲法の改正、原発の再稼働か廃炉か、そんな決定的な大事なことが進められていってしまいそうな・・・。選挙の時には十分な争点にしないでおいて、多数を占めた党がそれを遂行していく。憲法改正も原発推進も言わないで、北朝鮮のテポドンで国防の脅威を煽り、さも経済が好調のように数字を見せて・・・将来にどんな負債やその後始末が残されようが。

       憲法改正は、国会だけで強行することは流石にできず国民投票になるだろう。だが、最初の改正案は改正を小さくして、国民が(これならば賛成しても大丈夫なのではないか?)という形できっと進められるのではないか。ひとつ穴が空けば、その穴を広げていくのは、きっと容易いことになる。まずは、小さな穴をあけようとしてくる。

       その小さな穴が危険だ!この「サン・チャイルド」の瞳のように、大きく目を見開いて国民は、目先ではない本当に将来を見据えた行動をとらないといけない。細心の注意を忘れたら、日本に未来はないだろう。この瞳をもつ像を撤去する前に大人がすべきことをしない日本。この日本の今の在り方に、心から警告を発したい。

       facebookの中筋さんの記事には、今回もうひとつの動画がアップされていて、これも心に響いた。

       

     

       ココから直接みることもできる。福島に生きる人々、福島を思って生きている人々の声に、心して耳を傾けていきたいと思った。それが、福島事故の悲劇をもう起こさないために我々のできることだろう。「どこにいても浪江町民」という言葉が胸に迫る。深く現実に生きる人々の日々や声に寄り添って、目を開いて生き、選択をしていく大事な時に、今私たちは生きている。        

       

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする