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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

今回の巡り、初めてのお月見ぃ!(ATMで小銭が入金できない!)

2025-04-02 20:46:05 | 惑星・天体ニュース

    正直、昼も雨が降って、ずっと雨が止まず、雲がいっぱいで、暗くなっても星ひとつ見えてこず・・・夕飯食べて、「うぅん?月が見えているってことある?」と、外の気配に雨が止んでいるように感じるまで、月は今日もだめそうだなぁ~と思っていました。

    外に出ても、「やっぱり、だめだよねぇ」と思いながら、もう少し北よりだったりして~と思って、さらに空をさがしていると・・・

    西空は雲にすっかり覆われていたのですが、わずかに明るい所がみつかりました。

    

    「あっ!まさか・・・」。待っていると、少しずつ月が姿を奇跡のように見せてくれました。

    しばらく待っていると、信じられないくらい、しっかりと姿をみせてくれる瞬間があって、下のような写真を撮ることができました。

     

     

      雲は全体を覆っていたので、どのくらい雲が広がっていたか、お伝えする写真がなかなか撮れませんでしたが、

      左にちょっと木があって、やや雲の濃淡があるのも、じっと見ていただければ分かっていただけるのでは?

      このちょっと雲が薄いところで、姿をみせてくれたお月様でした。でも、この後はまた雲に呑み込まれて、何回か覗いてみていましたが、さらに雲が厚くなってきて、もう今日は沈んでしまいました。

      今日も、無事に1日を過ごせ、諦めかけたお月様にも逢えたことに感謝して。

  オマケ)

    ところで、今日は、貯金箱に貯めていたお金を纏めてあったのが見つかって、いくらあるのか数えるのも大変なので、銀行のATMに行った時に係の人に「小銭が家にいっぱいあるのだけれど、両替って今無料じゃないんですよね」と確かめたら、「簡単ですよ。小銭の入金が1回で100枚までできるので、入金しておいて、必要な分をおろせばいいですよ」と先日教えてもらったので、銀行へ。

      1回100枚以下なら同じ日に何回入金しても問題ないというので、わが家の小銭を今度入れようと、先日、いつも行く近くのスーパー内のATMをみたら、(小銭をいれるところがそもそもない!!!!!)というのに気づきびっくり。

      そこで、今日は小銭が重そうだったので、ちょっと車で出たついでに、駅前のATMによってみると、2台機械があるC銀行のATMへ行ったのですが、(あれっ!ここも、小銭がいれられない!)。M銀行のATMもあったのですが、1台しか機械がなく、他の人に迷惑になるので諦めました。        *後で調べると、M銀行も、銀行内でないATMには小銭がいれられないようでした。

      車だから、それなら隣の駅の近くの「C証券。C銀行」と併設になった看板が立っている駐車場のある併設支店へいけばいいやぁ。と、思って車で隣駅まで行ってみることに。

      でも、以前は銀C銀行だったのに、車を駐めて建物に入ってみると、証券部が主になっていて、銀行部はATMしかなく・・・なんとATMが前はいくつも並んでいたのに、たった2台。通帳の繰り越しができるATMとそれもできないATMのみ。またもや、(小銭いれるところがな~~~~~~い!) お札しか扱わない!!!!。まさかやぁ~。

      帰宅して、調べてみると、どうやら銀行併設されているATMにしか小銭を受け入れる機能がないところが、今は多いらしい。そして、(その内 近くの銀行の支店にいくかぁ)と思ってハタと考えた。(支店の数がいま、急激に減っていないかな!?)

      驚きましたが、近所の銀行の支店がどんどんなくなっていることに、今更ながら気づきました。

      そこで、調べてみると、こんなグラフが出てきた。

       

       東洋経済のネットのココから転載 

       

       以前、義母がホームに入居した後、定期預金を解約するのに(ご本人でないと解約はできません)といわれたものの、「預けた支店でなくても、他の支店でも大丈夫ですよ」と言われ、ホームから歩いてすぐの最寄り駅の銀行で解約できて助かったのを思い出した。でも、今はその支店もない! 

       (これから、ますます、ネット銀行になったり変化していくのだろうなぁ~)。

       重たい小銭を抱えて、駐車場もない大きな駅前支店に電車に乗っていくのはいやだなぁ。頭の痛いことになった。

       郵便局は近くにあるけれど、聞いたら(普通預金があればATMに小銭の入金ができます。でも、両替はしていないんです)と言われてしまった。でも、それだけのために郵便貯金をつくるのもなぁ~。

       結局、また、小銭をあった場所に戻して、思案することに。どうしましょう。みなさんは、銀行の支店や小銭の扱いがこんなことになっているの、気づいていましたか? 今や、給料をPaypayでもらう人もいるとか・・・時代に乗り遅れているのかなぁ。

 

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2025年4月の惑星

2025-04-01 13:12:36 | 惑星・天体ニュース

   恒例の先月のお月様の勢揃いからご覧ください。写真としては月としっかり輪郭が見えていない写真もありますが、先月も頑張って月が姿を見せてくれました。

   こうやって並べてみると、月ってこんなに毎日見られるんだと意外に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

   そうなんです。お月様は、新月前後は見られませんが、探そうとする気持ちと、月の動きを知っていると、こんなに楽しめます。 今は、雨や雲に邪魔されて、夕方にみられるはずの月がいまだに見られないでいますが、今日も雨です。残念。

   でも、だんだん月が楽に見られるようになるはずなので、今週中にはきっと月に逢えるでしょう。

   では、今月の惑星です。

   水星:3月は9日に金星と水星をしっかり見ることができましたが、それ以降はずっと見損なっていました。

     

     上が金星、雲の左の小さい点が水星です。水星は内惑星近いので見えても低い空で見るのは大変です。それに、先月このように見えた水星ですが、この後早く地平に沈むようになり、以降未明の空へ移動。 4月の下旬には、未明の東の空に姿をみせるようになります。

    金星:先月はまだ夕方で見えていた金星も、水星に続いて見られなくなりましたが、4月には水星同様に未明に姿をみせます。グングン高度をまして、4月27日には最高光度になって輝きます。

    下の国立天文台の図をみてください。日の出1時間前に細い月が加わり、さらに土星も一緒にいて、夕方ににぎやかな景色が楽しめそうです。

*水星について「4月の下旬には未明の東の空に姿をみせるようになる」と水星のところで書きましたが、下の図ではまだ水星が昇ってきていません。この図の15分後には見えてくるはずですが、この図を提供している国立天文台は、暗い水星よりも

4月25日、夜明け前の空で、月と金星と土星が三角形に並びます。顔を北側に少しかしげて見ると、まるで、金星と土星が目、月が口のよう、少し困った顔のように見えます。日の出1時間ほど前の時間帯でも、東の空低い位置になりますので、東側が見晴らしの良い場所でないと観察は難しいかもしれませんが、明るい金星と月を目印に3天体の作る「困り顔」を探してみてはいかがでしょうか?

 と可愛いコメントをつけて、金星、土星と月の「困り顔」をイチオシしていました。確かに!(笑)

    2025年4月25日 日の出1時間前 東京の星空

   火星:火星も久しく見ないでいましたが、実はこれもさきほどの9日に金星と水星のブログにアップした火星が、こちらは、「可愛い顔」をみせてくれます。

     

    図も写真にあわせて横倒しですが、左に首を傾げていただくと、以前は、双子の星が目で火星が口「顔」が見えるはずです。

    さあ、それが、今はどうなっているかというと・・・・

    口に見えた火星は、アレアレ? ふたごの星からやや離れて、前に近づいて来たときの方向へ後戻り中!

    不思議な動きですが、これぞ惑星! 現在はまだ夜7時半頃は火星は空の高いところにいて、やや見づらいですが、月が4月5日にそばに来た月が口になって、さあどんな顔に見えるかな?

下の図は、これも国立天文台のものですが、こちらは連休に見やすくなって火星に近づいた月が、特に5月2日に、月とふたご座で「笑っている顔」にみえるかもですね? 火星はというと、月末にはすっかりふたご座から離れてしまっているようです。

        2025年4月30日から5月4日 19時30分頃 東京の星空

     つい、天頂近くて見づらくて忘れていた火星と木星観察ですが、だいぶ西の空低くに移動して、連休時期に星がいっぱいの風景で楽しませてくれそうです。

   木星:今日も夕方の西空にみえそうですが、雨ですね。明日、明後日と、月が西空で木星に近づきます。また、月末4月30日にも月が木星に近づきます。  上と下の図では、約1ヶ月と時間も30分の違いですが、変化が見てとれておもしろいですね。空の星や惑星や月などの天体が、じっとしていないで動いているのが分かりますね。

       2025年4月2日から6日 20時頃 東京の星空

     土星: 金星のところの図ですでに確認したように、未明の空に登場して、金星より低い位置ですが、金星や月と一緒に「困り顔」を作って楽しませてくれます。

     さあて、4月は、惑星が未明には土星、金星が見えてきて、25日には月がやってきて「困り顔」を。夜は火星が離れてしまった代わりに月がふたご座と一緒に三角を作り4月5日派どんな顔になる? 5月2日には西空でそれが、「笑い顔」になりそうです。金星のかわりに木星が明るく目立つので、4月30日に木星と月が並ぶのもきれいそう。未明も夕方も楽しみがいっぱいありそうですね。

 

     

 

  

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雲いっぱいの中で奇跡的に見られた極細月

2025-03-27 08:51:05 | 惑星・天体ニュース

               もう今朝は未明に起きないと月がみられないほど、月は細く光は弱くなっていると思いました。でも、目覚ましはセットしたことありません。見えていると、月が起してくれるみたいなんです。

    今朝も、月に呼ばれたみたいに5時頃目が覚め、外に出てみると・・・雲がいっぱいでしたが、遠くがしっかり見えるドライブ用の眼鏡をかけてみると、細い月が目に飛び込んできました。

    

        ちょうど、雲から出てきたところだったのでしょうか、周りは雲に囲まれているのに、しっかり月の弧が細く光っていました。

     ただ、それは束の間のこと、雲が月を隠そうとします。雲が張り出してきて、月がどんどん見えなくなっていきます。

     <5:06>

     <5:06>

     

     

    <5:07>

      まったくどこにいるか分からなくなってしまった。

      いやいや、また月が見えてきたっ!

      <5:07>

      けっこう雲が拡大してきものの、それに抗って一生懸命に姿をみせてくれたお月様でしたが、この後、また隠れてしまったので、2度寝しようかと思ったところが、しばらくすると再び呼ばれて・・・

      < 5:23>

         しばらく、また見え隠れして月が遊んでくれました。

     <5:23>

     次に見た時は、まったくどこにいるのかも分からなくなってしまった月でした。

     それでも、今日も奇跡のようにお月見ができて、いい1日がはじまりそうです。

     

        オマケ)

       今日の月をちょっと加工してみると絵のようになりました。

                                  <5:07>

        私と、渡辺かづき先生の縁を作ってくださった月の美術館の館長で画家のヤマサキユズルさんの絵を思い出させる写真になりました。  

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細くなってきた朝の月

2025-03-26 08:09:50 | 惑星・天体ニュース

    目覚ましをかけていないが、早めに目が覚めた。月が出ていそうだ。

   <2025年3月26日5:15>

   日の出は5:36。もう、空は明るかった。きれいな月がすぐに目に飛び込んできた。「おはよ~~~~う!」

   

     月の表情がみえるように、しっかりアップしてみた。星達は朝日で消されて、快晴の空に月だけが残っていた。

     今朝も月に逢えて写真も撮れたのでほっとひと息。

     6時のお仕事スタート時間直前に、再度月を探してみた。

     先ほどの位置から考えて、この辺りに月が見えるはずなのだけれど~~~~。

   <5:58>

      この霞んでいるのは黄砂?花粉?春霞?

      1時間も経っていないのに、雲が出てきて、この雲の中のどれかに隠れているのかな?

      上の写真の下よりの真ん中の雲にズームしてみた。

    

     細い弧が見えて、「あっ、隠れないでぇ~、お月様でしょ!?」

       

     「やっぱり、お月様だったぁっ!みぃつけた!!!」

     でも、雲に入っていってしまうぅ~~~~

       

       雲に入ってしまったと惜しみながら最後に撮った写真に、雲の上の方に白い月のような弧が写っていたが、これは違うかな?

       ともあれ、この後はすっかり雲の中に入ってしまい、雲も増えてきて、太陽が昇り明るさを増して、今朝のお月見は終了。

       空で月はそろそろ南中を迎えている頃だが、これから西の空へゆっくりと向かっていって14:12まで空にいる。見つけられはしないと思うが、空から月に見守られて 今日もいい1日をすごせますように。お月様、ヨロシク。

       明日は、もっと細くなるお月様。月の出は4:17.日の出は5:35。早起きすれば、お月様に逢えそうだが、東から南東の低い空が見えるような場所にいかないと逢えないかも~。

 

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存在を確信してる人にしか見えない”細い朝の月”

2025-03-25 07:34:44 | 惑星・天体ニュース

    さて、次の写真は今朝の朝の空の写真です。この中に何がみえるでしょうか?

      

      「そら」。「そうです、そらです。他には?」「?」

      「月がいるので、探してみて下さい」「えっ、どこに?」

       確かに上の写真で月を探すのは、かなり難しいです。それでも、空の中にやや色合いが違っているところ、下のような形をした月をイメージしながら探すと、見つけられます。目を凝らして探したら、実際の空の中でも見つけることができました。そして、カメラの機能を駆使して撮ったら、下のように撮れました。

      

      太陽が昇って明るくなると、昨日から黄砂がやってきている影響もあり、肉眼でみるのはかなり苦しくなりました。それでも、カメラを向けて探すと、この1時間10分後でもちゃんと月が撮れました。

       

      昨日の朝日新聞の朝刊の「天声人語」に、ちょうど「見るとは、どういうことか?」という問いかけがありました。 

    

    「全盲の美術鑑賞者」白鳥健二さんの話です。白鳥さんは20代の頃から、美術館を訪ね、作品の説明を聞いてきたそうだ。気づいたのは、視覚情報は藝術の一面でしかないこと。分からないことを楽しむ。そう思って独自の鑑賞活動を続けているという。

     見えなくても、得られることはたくさんある。見えていても、目に入らないこともたくさんある。

     一緒に美術館賞した人の会話を聞きながら白鳥さんは「みなさんの言葉を思い出し、2週間ぐらいは楽しめます」愉快そうな様子で、「展示室の広さや、人の動き、風も感じました」と伝えてくれたらしい。

     視覚で楽しめなくても、全盲でも美術鑑賞の楽しさを共有できる。白鳥さんの豊かな世界に触れて、私たちも、自分の世界をもっと広げられそうだなと愉快な気持ちになった。

     さて、月に話を戻すと、今朝私は早くに起きて、実は上の写真より早くに こんな月をすでに見つけて写真に撮っていました。

      <2025年3月25日5:14>

    暗い朝、こんな風に月が昇っていました。でも、最初にご覧に入れたように、太陽が昇ると、今の月はどんどんみつけづらくなります。まだ、この月は私たちの空に13:01の月の入りまでいるのですが、さすがに7時以降は私にも見つけることはできませんでした。

    さらに細くなっている明日のお月様は、見づらいはず。 3:45に昇ってくると、昼の遅い時間までいるのですが、朝が明けてしまうともう見つけられないかもしれません。 そう、月は、未明の暗い内に起きないといけないお月見の時期に入っていきます。

     

   

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曇る前に未明にみた月

2025-03-24 08:46:38 | 惑星・天体ニュース

   今朝は、自然に目が覚めて、そうだ月が呼んでいるのかもしれないと外を見ると、、東の地平線近くには明るさが感じられたものの、月がもういい高さになってまだ暗い空に浮かんでいました。

   <2025年3月24日5:16>

    綺麗な月でした。

    今日の日の出は5:39。太陽が出てくると、下手くそなウグイスの小さな声が、どこからともなく聞こえてきました。

        <5:57>

      月は明るい空の中でも、まだしっかり見えていました。「なんだ、5時に起してもらわなくても、今朝は余裕であえたね」

      さらに、時間が経って、7時を過ぎてもお月様はみえましたが、そろそろ降りる支度に入って、西の地平線に向い高度を下げ始めていました。

        <7:08>

         8時前にあわてて、カメラをさげてゴミ捨てにいくと、いつの間にか、空はすっかり雲に覆われて、月の姿は見られませんでした。

         「やはり、早めから起してもらえたから、今日もゆっくり逢えたね」

          見えない雲の奥にいる月に、声をかけました。

 

 

  

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豊昇龍の休場で、(やっぱり横綱は早すぎた~)と思った

2025-03-23 12:55:06 | 惑星・天体ニュース

  ひとつ前のブログで、「高安の優勝を祈る」と書いたのですが、残念ながら、最後の3敗同士の対決で大の里が優勝。残念でした。でも、今年ここまで頑張れたのだから、次の場所で優勝を期待しています。

  ところで、今回の場所で、どうしてもひとこと言いたくなっていたのが、横綱豊昇龍の休場についてです。

 「やっぱりっ」、と思いました。「早すぎだ」と思っていたからです。「大関になって連続優勝」することが、横綱になる条件と暗黙の了解があったはずなのに、彼は前回負けて優勝してないのに横綱になったからです。「甘いっ!」

  連続優勝は、かなり難しい。飛び飛びに優勝して、していない豊昇龍を横綱にしたのには、「照ノ富士が引退して横綱不在になっていた状況で、10月に20年ぶりの海外公演となるロンドン公演があるため看板力士がほしい状況で、とにかく新しい横綱をつくりたいという思惑がみていた」(ココから)という見方濃厚なようです。

  そして、この看板になる力士がほしいという意味では、この「連続優勝にこだわり始めた原因」は、以前に、看板になる力士がほしいがために、時期尚早で横綱にしてしまったことで失敗した過去への反省だったと分かりました。

 

    上の表の3番目にある、双羽黒に注目してみると、何と連続優勝どころか優勝もしていないで、横綱にしてしまった

    これが、苦い経験になったようです。

    協会が2場所続けて千秋楽まで優勝争いに絡んだことから横綱に推薦され「稀に見る逸材で将来性の多さが買える」と高評価を与え、「スケールの大きい素晴らしい素質」と押す人もいて、横綱になったそうです。

    でも、優勝すらしてない双羽黒を横綱にしたのには、一つ前に横綱になった隆の里が、1984年11月場所怪我やなんやで休場が続き、結局1985年1月に引退していたことで、「千代の富士のひとり横綱状態を防ごうとの焦り」が大きく作用していたようです。

    結果は、当時の千代の富士(俗称:ウルフ)が滅茶苦茶強い横綱だったために、双羽黒も健闘はしましたが、怪我などもあり休場したり、幕内になってから優勝したことがないだけでなく、とうとう横綱になっても優勝を手にできず、遂には師匠との対立で部屋を飛び出し、「廃業」してしまったのだそうです。これが、かなりその後の横綱昇進条件に影響を与える事件となったとのこと。

    この後、「連続優勝」へのこだわりが生まれ、みると、1990年から2012年までは、「大関になり連続優勝している力士のみが横綱」になっています。貴乃花に至っては、なかなかこの「連続」という条件をクリアできず、7回の優勝経験を経てやっと横綱になったようです

    それが、崩れはじめたのが、鶴竜、稀勢の里あたりでした。 

    そのほぼ連続優勝に近いと判断されて、優勝した鶴竜が横綱になって、さらに日本人力士の横綱が待望される中で、鶴竜に続いて稀勢の里が連続優勝ではないのに横綱になり、なんと4人の横綱となったのが、2017年でした。

     そして、そこで何が起こったというと・・・

    ひとつ前のブログで「一瞬でチャンス」を大切に活かす話を書いたのですが、その逆のことが起きたのです。

    2017年に横綱だった日馬富士が起した暴行事件で、その一瞬の判断で起した暴力で引退となったことで、4人もいた横綱時代に終わりを告げたのでした。私ですら記憶に残っているので、これは双羽黒の問題に続き、相撲界の2011年の八百長事件以来の不祥事として、強いインパクトを与えたことは確かです。 ここで、1回の優勝などで、軽々に横綱を選んではいけないという戒めになり、横綱が生まれづらい状況を作ったと言えます。 横綱が4人で賑やかに相撲界をもり立てるはずだったのに、その希望はたった5場所で失敗に終わったのでした。

    そして、それ以降、また「大関で連続優勝した者だけが横綱になれる」という縛りが生まれ、どうなったかというと・・・この2017年に稀勢の里が連続優勝でなく横綱になって以降、該当者がでないまま、年月は過ぎて・・・2021年に鶴竜が引退すると、白鵬が「ひとり横綱になったのでした。

    条件が厳しすぎると、横綱がひとりになる事態が生まれ、これも問題になったのでした。

    そこで、横綱になったのが、照ノ富士でした。照ノ富士は、大変な努力を積んで、24場所ぶりに大関に復帰した2021年5月場所は前場所に引き続き優勝し、自身初の2連覇を達成。大関復帰場所での優勝も史上初とも言われながら、続く7月場所は6場所連続休場明けの白鵬が好調で、優勝はできなかった為、大関で連続優勝は逃したものの、優勝次点以上の成績だったとのことで、横綱になったのでした。

    

    そうして、横綱に照ノ富士がなったのを見届けるかのように白鵬が引退して以来、照ノ富士は「ひとり横綱」となって、白鵬の引退後2021年11月から20場所も「ひとり横綱」だった上に、照ノ富士の不調と休場が続き、横綱のいない場所まであった~という、相撲界にとっては困り果てた状態が続いていたのが、豊昇龍の横綱を早めに昇進させる大きな要因になったのでした。

     相撲ファンではない私の素人調べなので間違いもあるかもしれませんが・・・こうみていくと、なんともはや、思惑で目先のことにとらわれてころころ動いてしまうと、結局 思い通りに事は運んでいかないという典型のような展開を、相撲界は歩んできたように思えてきました。

     過去の不祥事で優勝未経験のまま廃業という双羽黒の失敗で、あつものに懲りてなますを吹きすぎて、「連続優勝」にこだわりすぎた。それも問題だったようにも思えるし、逆に、そのこだわりすぎで横綱がひとりになる結果が見えてきた時には、早めにその条件の一部の緩和が必要だったのではないでしょうか。

     結果がでてから、焦って決めるのでなく、「連続にこだわらないで、実力を見て条件を調整していき、つねに横綱を2~3人入る状態を保つ条件を、少人数の人たちでなく、多くの意見を広く聞いて、早めからしっかり探っていれば良かったのではないでしょうか? 

     いま、トランプ米国大統領が選ばれたのも、<あまりに急激に、「完成された民主主義、完璧な公平性」などを進めようとするやり方に対して、ついて行けないと揺れ戻しがきている>いう見方があるらしいです。確かに、黒を全て否定して、いきなり真っ白に反転すると、ついていけない勢力がまた返り咲きを狙ってくるようです。

     難しいですが、ガンジーが「良きことはカタツムリの如く進む」と言った有名な言葉があります。全ての人がついてこれるように、物事はみんなでゆっくりと足を揃えて正しい方向にもっていけるように運ばないと、結局は前に進めず、バタバタ試行錯誤にみんなが困惑するような事態になるのかもしれません。

     技術の進歩も、加速度がついていますが、無人兵器がAIでどんどん自動運転が増えていきそうな恐怖を私は強く感じています。進歩は、思うさま突き進んで行けばいいというものでもないようです。立ち止まって、皆でゆっくりその技術を周知して、理解して話し合って進めていかないといけない。世の中のスピードをもう少し緩やかにしないといけないと感じます。

     相撲の話から、最後は、違ったことに話がむかってしまいましたが、何か、少し今の世の中にブレーキをかけて、冷静にみんなでみつめて進める道をみつけていきたいと思えたことでした。

 

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お月見から始まった日曜の朝

2025-03-23 10:36:55 | 惑星・天体ニュース

   今朝は6時少し前に起きて、外を見ると・・・天気だけれど月は見えず。いや、みえましたけど、障がい物で半分しか見えず。まだ、お仕事開始時間まで10数分あったので、カメラを抱えて外へ。

       

      綺麗な月が、木の上に昇っていました。

      手間の木には鳥がいて、時々移動したり飛んだりしていましたが、ゆっくり見ている暇はありません。

      <2025年3月5:49>

       今日も、この後は気ぜわしい日常に呑まれて、次に、外をみると、先ほど障がい物に阻まれていて、待てずに見に行ったつもりだった月が、なんと昇るところでなくて、沈む前だったらしく、姿が見えなくなっていました。

       やはり、思い立って可能な時は、月はすぐに見に行かないと出会いのチャンスを失ってしまうものなんだなぁ~と思ったことでした。それは、他の人生の中のチャンスにしても同じ。 最近は聴くことも少なくなった槇原敬之さんの歌に、ありました。一瞬のチャンスを失ってしまったら・・・もう取り返しがつかないことがある。

       そうなんです。人生は案外そうした一瞬一瞬の自分の対応で大きく違ってきます。そのチャンスをしっかり逃さないように。今日も、そのことを忘れないようにと月が私の気持ちを引き締めてくれました。

       さあ、暖かい日差しを逃さず、この一瞬に美しい命の輝きを見せてくれていた梅の花をオマケにアップして、さあ、今日の始まりです。

       

      ところで、今日は、私は相撲は高安を応援します。大の里には、まだまだチャンスがいっぱいありそうですが、高安は今場所、本当に頑張っていて、彼の方にチャンスが巡ってくることを祈っています。

     

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今朝5時前に見た半月

2025-03-22 15:55:50 | 惑星・天体ニュース

    今朝は、5時前に起されて、そうだ月がでているかもと、思い切って着替えて低い空も見られる公園に行ってみました。

   すると・・・

    

      わおっ、思いがけず、空は晴れていたようで、月がしっかり見えて、月の右にアンタレスと思われる星も!

      ズームしてみると、こんな素敵な半月が撮れました。もうすっかり半月なんだと思いましたが、もう沈んであとの今夜20:29が下弦の月のようです。 

      

      影との境に山脈が筋を作って、ヤクザ傷のようにも見えるお月様でしたっ(笑)

      このあと、もう1度寝ようと思っていましたが、なかなか寝付かれず、でも、その後は外に出る余裕がなくて、月を見送ることはできませんでした。 でも、ポカポカと暖かくて、久しぶりに庭にでて、たくさん出てきていた草取りを少ししました。

      梅もどんどん咲いていますよ。ニュースでは桜の話をしているのに、わが家の梅は本当に遅咲きです。

 

   

    

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夜中に昇り朝に見る月に

2025-03-21 08:43:51 | 惑星・天体ニュース

   さて、予言の通り昨夜の日付の内には月は見られなくなり、朝に見る「残月」「有明の月」のお月見となりました。

   日々は重なると、馴れ合いや寄りかかりが恒常化して、ふと気づくと溜まった重みが耐えられず、背中をちょっと伸ばして整理をしないといけない時があるようです。

   今日は、いつも「ちょっと、待って」とか言われると、仕方なく待ったりする私ですが、待っているのを止めて、「待ってたら、月が沈んでしまうから~」と言い置いて、家の中のゴミを集めてゴミ袋に詰めると、カメラをぶら下げてゴミ捨てへ。

   

   

       月は、案外まだ高い空の上で、私を待ってくれていました。

       鳥たちがネグラから餌場へ群れをなして月の前を通り過ぎていきます。ゴミを収集場に捨てて、その場で月を見上げました。

       鳥の姿が青い空に白く輝き、月と一緒に撮れたらなぁ~と思いつつ、諦めて、それを自分の記憶にだけ留め、月のアップを撮りました。3枚目にきっちり撮れて、それで終了。

       

        結局、2分もかからずに帰宅しましたが、月と朝に出会うことはできました。

        ゴミ捨てなんて、写真を撮っても数分もかからないのに、呆れていいのか、それだけ大変な思いで本人が必死でいると解釈すべきなのか・・・。

   

コメント (2)
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