まずは、昨日の朝にお月見をした写真からお届けします。
1枚目は、夜更かしをしてしまい日付が23日に変わって1時過ぎに撮ったお月様。そして、その次の白いお月様は、未明の4時半に起こされて、用事を済ませてから撮った日の出前のお月様。傾きも変わっていれば、たった4時間弱の時間さえ月が何だか半月に近くほっそりした様子に変化しているのが分かりますね。
見る時間によって勿論印象も色合いも変わる月ですが、その太陽によって輝くことによる月の欠け方の変化もこんなに違うというのも月ならではの楽しみですね。その移ろい、その表情の変化が月に命を与え、話しかければ応えてくれる心許せる人のように対話したり、慰めてくれる存在になる所以のようです。
そして、実は、この最初の写真を撮った時の空の様子は、下の写真のようでした。
何か、雲はいっぱい星がみえたのですが、特に明るい星が2つ月の上に並んでいました。この2つの星は何でしょう。すでに何回もこのブログで使わせてもらっている国立天文台の図で確かめてみましょう。上の23日の写真は、図の中の22日の月の位置から2時間しか経過していません。ですので、22日の位置と思って下さい。
月がボワッと大きくなっていますが、実際はもっと小さいので、下に写っている点が火星、右上の明るい星が木星、左やや上に見えるのがカペラではないかと思います。右側も下側も雲がいっぱいでみえなかったのですが、月の右側には横倒しになって昇ってきたオリオン座がいたかもしれません。
2つめの5時に近い時のお月様をみた時は、もう星観察まではせず、寝てしまいました。
さて、夜中と朝と2回も月を見られたので、その月が12:11に沈むと、次は昇ってくる月を待ちます。そうです、「ダブルお月見」狙いです。
月の出は21:42。晴れてくれれば、23日の内に見られそうです。天気も上々のようでした。
ちょっと本に夢中になってしまい、気づけば11時半。外に出てみると・・・月は、北寄りの鉄塔のそばの電線に引っかかりそうになりながら、昇ってきていました。
さきほど見た国立天文台の図のまさに23日夜11時半の位置にいるお月様でした。ということは、この写真の右下に見えるのは昨日よりぐっと近くになった火星。そして、月の横と左上に並んだ2つの星は双子座の下がポルックスと上がカストルです。
昨日は、夜中の1時すぎに見た時より星がたくさん見えたので、オリオン座がみられるかもしれないと、東空が開けた公園まで行ってみましたよ。
月がボワボワになり、上に見えた双子座や火星が見えないですが、その代わりに高い空にいた木星(真ん中の1番明るい星)や右の木の上を見ると、横倒しになって昇ってきたオリオンの4つの明るい星と、その真ん中のオリオンのベルトの3つ星が見えています。雲にも負けず、明るい冬の星座が夜遅くには見えるようになってきているのです。
今日も袖なしで1日過ごす変な陽気ですが、昨日、寒いときのためにガスストーブを出しました。朝早起きの夫は、早朝エアコンの暖房をいれ、昼暑い日はクーラーをつけて~と言います。何だかこれまでにこんなことしたことがあったかしら、という不思議な生活です。
気候が安定せず巷ではマイコプラズマ肺炎だの手足口病だの色々調子を崩す人も多いようなので、夜更かしは進められませんが、これからは月はさらに昇る時間が遅くなり、日付ぎりぎりにならないと見えてこなくなります。今日の月の出は22:48。いま、これを書いているこの時間に昇ってくるお月様。見える高さにくるまで起きているか、諦めて寝て、朝の月をみるようにするか。そんな時期になってきました。
日の出が6時近くなっているので、朝5時頃におきれば、月の下に冬の星座たちもみられるかもしれません。と言うわけで、今日はこんなところで、「ダブルお月見3日連続」に満足して寝ることにしましょうか。
今日も無事に1日を過ごせたことに感謝して。明日もいい1日になりますように。おやすみなさい。
追伸) いつも遊びにいく「銀河鉄道の月Ⅱ」のブドリさんが、今朝みたら、2024年10月 月齢21 月と火星・ポルックスの接近 として、アップされた中に、私の書いた月の下に冬の星座たちもみられる とした時間の写真がありましたので、リンクさせてもらいました。皆が寝ている間に空が動いているのを感じられて、面白いですねぇ。