夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

テレシネ用 ELMO ST-800 を追加工

2020-10-05 14:34:59 | Weblog
ST-800 はいつでも元の状態に戻せるようにしておこうと思っていたのですがアパーチャーを削ったので通常の映写は前後のコマが見えてしまいます。この際テレシネ専用機として割り切ることにしました。他に FUJICA SH9 と友人から借りっ放しの ELMO GS-1200 もあるので困りません。

今日は外で作業開始です。


裏のカバーに穴を開けます。


大きくてボール盤が使えないので電気ドリルで下穴を。


Φ7.5 のドリルで拡大。


隣りにも穴を開けます。


穴を開けたのはこれを取り付けるためです。1KΩ B のボリウムですが、B というのは抵抗値が直線で変化します。


まわり止めの穴がちょっとズレたけどうまく収まりました。


もっと正確に測れば良かったなあ。


壊れたオシロスコープからツマミを拝借。


ST-800 の速度調整 VR です。右の18コマ用を撤去して外付けの VR で調整できるようにしようという訳です。
私が撮った8㍉はほとんどが24コマなので18コマ側をテレシネ専用にしてカバーの外に付けたVRのツマミで20コマに調整します。

この映写機のモーターはジェネレーターが付いていて速度は安定していますが、暖気運転しないと変動はありますし水晶制御のようには参りません。
一々裏の基板に付いている半固定抵抗をドライバーで回すのは大変ですし。

丸印が内臓の VR の足です。


電線は適当なのがありました。


昼食のあとで配線の変更。基板の半固定を撤去。


細いコードを半田付け。


VRに配線。

おっと、両端が逆でした。やり直しです。間違わないように考えたのに頭が一回り半していました。

カバーにVRを取り付けて本体に戻しツマミを付けて試運転。


これで速度調整が楽になりました。一件落着です。
では、BGV制作の続きにかかります。
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