夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

あっという間の1年 新幹線車両センターは今

2020-10-14 16:09:31 | Weblog
まるで昨日のような気がしますがもう1年前なんですね。令和元年10月13日未明、台風19号の豪雨で千曲川が上流から下流まで何箇所も越水して大変な水害でした。
その中でも長野市西部の穂保(ほやす)から豊野にかけての被害は甚大。
距離的に近いこともあり、長野新幹線車両センターの約4.2㌔の外周道路は週一のウォーキングに利用していましたが、あの災害の2日前にも歩いて、散歩ペースで歩いていたおばさんに声を掛けました。あのときはそんな事態がは全く予想しませんでした。
あれから丸1年、昨日は車で通称アップルラインから豊野の住宅街を抜け、車両センターまで走って一周する過程をドライブレコーダーで記録。写真も何枚か撮ってきました。途中アクシデントがあって撮り損ねた写真を先程出直して撮ってきました。

ウォーキングの途中で見ていた歴史的な千曲川の氾濫時の水位を示すモニュメントが見えます。


奥に見えるのが北陸新幹線の高架です。「なるほど、新幹線はこれより上を通したんだ」と思っていました。


令和元年の水位が追加されていました。


これは昨年11月15日の様子。刈り取ってはざ掛けしてあった稲がひっ掛かっていました。
まるで次の水害を予測したように間隔が空いています。


ウォーキングの際車を置いた跨線橋 〝 アップルブリッジ ” 下付近です。あの日は土盛りした上、最大4メートルを超える水位でした。メディアは最初空撮の映像で判断してそんな水位とは思わなかったようです。
周辺のりんごの木は完全に水没しました。


でも一帯が湖のようだった水は間もなく引き、その後泥はほぼ撤去されて田んぼは蘇りました。
後ろのE7は解体の順番待ちです。秋の日差しを受ける姿を見ていると...なんともいえない気持ちになります。


アップルブリッジ下のスペース。隣はりんご畑です。完全に水没したのにしっかり生きています。








あちらこちらに見える黄色い花はセイタカアワダチソウ。外来植物だったと思いますがすごい生命力で繁殖しています。


あの日まではほんの一部、ここだけだった気がします。


これも解体待ちのようです。


この建屋から大きな音が聞こえていました。解体作業中のようです。


どうにも淋しそうで目をそむけたくなります。


確か10編成が解体処理です。この基地は土盛りの上にあります。あのときは車両のドアまで水没しました。


災害直後はメディアを含めて県内外から様子を見に来る人が訪れていましたが今は誰も来ていません。
そんなものでしょうか。
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