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自然はともだち ひともすき

おもいつくままきのむくままの 絵&文

優しい自然

2018年08月08日 | 写真と文
Nさんから頂いた写真で、私の中の長年のハテナがひとつ今頃になって解消しました。

絵描き仲間とスケッチ旅行に行ったとき、Pちゃんとドライブを楽しんだとき
何度も見かけたけれど正体は不明、
いつも消化不良のまま立ち消えになる不思議風景がこれ ↓



    田園の中に散らばる無数の物体は何?   
   「宇宙人の置き土産かも」
   「何のため?」
   「多分中にはぎっしり卵が産み付けてある!」




  
  (近寄ってみれば)           (積み重ねて(ウィキペディア))

勿論こんなに近くから見られるわけはなかったのですけれど            
誰か聞いていたら可笑しかったでしょうね
それほどの博識家が一人もいなかったということで…(>_<)




ロールベーラーでまとめられた干し草
家畜の飼料として、草を刈り取って乾燥させたもの。
冬、新鮮な牧草が不足した時に、牛や馬などの飼料として用いられる。
刈り取ってから数日間天日干しして日持ちを良くさせることにより飼料を備蓄し
乾燥した後、長方形又は円筒形(ロール)に梱包して、倉庫などに積み重ねて保管する。】
                              (ウィキペディアより)




誰もいない自然の風景を求めて、自然と対話できたらと願ったころ
風の音、水の流れ,木々の葉擦れを聞きながらときを忘れていたころ
描くことを道連れに、ただ一心に前方を見ることしか知らなかったころ~~  

今、自然はともだちか、神か魔神か?
ときに発するのは人類の驕りへの厳しい警告か?
あとしばらくは友達というより
畏敬する大々先輩くらいでいてくださいと勝手に思い込んでいるのですが。





バラード(終活3.続き)

2018年07月16日 | 写真と文


大阪の地震に驚いている間もなく天変地異は矢継ぎ早に二の矢三の矢と。
幸い、と言っていていいのかどうか分からないけれど
自分の周辺に限ればこともなく過ぎているこの間にも身辺整理は粛々と(>_<)


当時か細い心血を、それなり懸命に注いだ筈の画布の上に
思い悩んだ末カッターを当てたとき、案じたほど心の乱れが無かったのは、
被災された人たちの生々しい現状を報道で目にしたせいがあったかもしれません。


あの想像さえできない恐ろしい災害が
自分の身には降りかかることがないと誰が断言できるでしょう?
この絵たちを巡って生きた数十年の悲喜こもごもを懐かしむとき
無事に今日の日を迎えることが出来たのは、本当に有難く。
 

ボランティア半分お手伝いしてくださる人を頼んで
懸案の絵の置き場整理、お陰様で大半が済みました(@^^)/
ほんとに、ほんとに捨てるのですかと何度も念を押し確かめてから
それなら拾わせてもらいます、と真顔でおっしゃったNさん
廃材と化したひと群れをも丁寧に処理して下さいました!


     



何をするにも、なんと申しても、もう自力では出来なくなってしまったことに
代わるがわる襲われていた哀感とか諦観とかはすっかり影を潜めて
いえもう一段強力になったらしい自然への畏怖の前では
まことにあっかり、のほほん、が一番と思いいたるまで達観?したらしい昨今でございます。

水無月の献立

2018年06月07日 | 写真と文
 鱧葛打ちと新ジュンサイ
   
 白南風の海幸四種盛り
 
 手作り富山の名産・朝からご馳走

美術品と料理で有名な川沿いのリゾートホテルへ息子夫婦と行ってきました。
献立表は「白南風の海幸を」「芒種の逸品」「泉殿の強肴」「紫水の旨味」「入梅の予甘」その他…
「芒種」という季語にはちょっと頭をひねり
二十四節気のひとつ6月の初めころだったかとようやく思い出して一安心。

献立表もなかなかのものだけど、器がまた素晴らしい
鱧のお吸い物の椀蓋にアジサイ模様が美しく、爽やかな季節がより身近になりました。
ジャグジーやエステで忙しい若いひとたちをあまり羨むでもなく
美術品や画集などへの興味より
ソファに埋もれて川向こうの新緑の山並みを見惚れるいっときは最高でした。

二人から贈られたケーキと花束
あとにも先にもないような朝からのご馳走攻め
至る所での至高のサービスに夢心地の二日間でしたが
実は始まりも不思議だったのです。

エントランスの高い壁面を見上げたとき(えっ…以前来たことがある!?)
初めてなのだから、いつか似たような場所へでも行ったことがあるのでしょうか
それがどこだったかどうしても思い浮かびません。
不思議な既視感? 狐に包まれたような気分で夢の二日間は始まったのでした。

記憶に自信がない・・・  とうとうここまで来たか、って(◞‸◟)
 

さくら陰翳

2018年04月05日 | 写真と文
 
 


 雪に埋もれた真冬の光景もまだ覚めやらぬうち、春とそれから夏もいっしょくたにやってきて
 その間を駆け抜けてゆこうとする今年のさくら。

 朝刊に連載されている“とやまの桜2018”に「神通川さくら堤」の絶景が載っていました。
 きのうPちゃんといっしょに通ってきたばかりです
 やや翳りはじめた空に、抑えたうすいぴんくの花の群れが醸し出す雰囲気は
 ぴったり私のために用意されていたのかも ○○(^-^)oイエイ♪ 

 花の下では言葉を失い胸はいっぱい
 その分余韻をこの後もたくさん楽しめそうです。 


 同じ神通川の峡谷を真下に眺める宿、桜と雪景色が評判のM荘に
 Pちゃんとふたり一泊したのも桜の散る頃でした。
 あれからもう何年経つかしら

 M荘の部屋から窓越しに散り急ぐ花吹雪や見降ろす川の花筏に
 湧き続ける感動を抑えきれなくて、どうしたらいいか分からなくて、身をよじっていたっけ。

 店じまいしたいのだけど客の要望で止むに止まれず細々と続けていると
 老齢の女将からの手紙だったけど、今も営業はされているでしょうか?


 そのころは
 モデルのPちゃんの美しい眉間にしわを描き加えたり、口尻をへの字に下げてみたり
 「一番辛かったことを思い浮かべて」と無理に注文してみたり。
 そのPちゃんが今も時々私を引っ張り出してくれるのだから
 次に機会があったらゼッタイチョー美人に描かなくてはね。


 今年見た桜は、甘いも辛いもそっと包み込んだように柔らかく翳っていました。
 同じ桜なのに湧いてくる思いは年々変わる、
 はっきりそうと知ったのが進歩だったらいいんですけど。

 

遅まき初体験

2017年08月09日 | 写真と文


貴重なる初体験は死ぬまで続く。
そうとは考えもしなかったのが若さのせいだとしたら、むしろこれからが本番なのでしょうか。

昔むかし奥歯にくっついたゴマがとれなくて行った医者さん、口の中を覗いて笑いました
「こんなのを虫歯というんだよ。だからって自慢するんじゃない(?)
 歯の丈夫な人は歯茎の方が弱いんだ」って。 

自慢なんかした覚えはないけど、それから50年。
80・20 なんて数字をよそに、硬い干ものや豆などこりこり噛んで悦にいっていたのはついこの間まで
先日始めて大切な上の奥歯の一本を抜き、今度また下の奥歯がダメなんですぅ(≧ω≦)

「残った歯もそのうち抜けるだろうから、いっそのこと全部抜いて総入れ歯にしたら」
ととんでもないことを歯医者に言われて小説の中の主人公は
年は一挙にとるんだなぁと慨嘆するのですが、何だか似たような心境になってきます。

トイレで失神して全身氷漬けになったような悪寒に震えたのも
突然金縛りにされ動けなくなるほどの痛みと熱感に魘されたことも
それが一晩でウソみたいに消滅していたことも
今だからこそ人体の不思議を教えられた貴重な初体験だったと思えてきます。

最近留守にもしてないのに宅配便の不在票が置いてあるんですよ。もう何度も。
頭の中にはセミやらおもちゃの兵隊や機関車やら雑多なものが同居していて賑やかで
かと思えば台風が近づいても私にはものおもう静かな夜で
この間も何気なく外を覗いたら、向かいの公園は灯りも煌々と納涼祭の真っ最中でした。

さて、お次はどのような初体験に見舞われるのでしょう?

リフォーム

2017年05月04日 | 写真と文


念願のダイニングとキッチンのリフォームをすることにしました。
それ以外の水回りのリフォームを済ませたのはついこの先だったような気がするのに
保存してある当時の写真を調べてみたらもう8年も経っています!
見積もってもらう度少しずつ希望が膨らんで行き、ようやく決定とするまでには案の定相当額予算オーバー
こんな予想がピッタリなのも困りものです。

始まる前に家具道具の移動順序などあれこれ頭を悩ましていたら、脇から声が、 
 「この際古いものはどんどん廃棄して新調したら?
  お金は使うためにある、というのが持論でしょ」

 
たしかにその通り、反論はしませんが
愛着心の沁みついた年代にとって、これが一番の難題だということはなかなか理解してもらえないようです。
30年も使いこんだサイドボード、もう一度磨いてみようかな…

やるだけはやってみましょ
連休の前半誰も来ないのをいいことに、無駄なことかもと知りつつも思い返しては繰り返し…(*_*;

完成したあとは家の管理一切ノータッチと宣言、これを最後の仕事にするつもりなんだけど
そして孫の次郎がUターン地元で就職したのだけど、
この5人家族は5か所に生活の基盤があり、私のあとに住んでくれる人はいるのかしら?


空家となる可能性も捨てきれず、となれば私、精一杯使い古してやる他ないわね。(^_-)-☆

温泉行き

2017年02月22日 | 写真と文


久しぶりの温泉旅行に誘われました。
最近の体調を見極めて息子夫婦が誘ってくれ、出無精の私は、迷いとルンルン気分が替わりばんこ。

毎年一、二度は必ず顔を合わせた仲良し三人組も、
ときどき、ひとりが声をかけても必ず誰かが故障で、温泉行きなどなかなか纏まりません。
会いたいけど、家でじっとしてるのが一番気楽。
最後はこんなところで意見が一致するさびしい世代です。

おあつらえの上天気になりました。
犀川上流の静かな湯宿は先ずロビーで一服、抹茶とお菓子でおもてなし
駐車場から玄関部屋まで何人もの出迎えで丁重に案内されました。
洋風和風二間続きの部屋はオレンジ色の照明で明るく落ち着いて
和風お品がきを見ながらの御馳走は次々と
大きな滝が流れ落ちる庭を眺めて野天風呂に入ったときは、
あたり一面が美しい雪景色に変わっていました。

きっと三人とも日頃の行いがよいからでしょうね?
山の木々も広い庭も華やかな雪景色なのに、翌朝は澄み渡った清天が待っていました。
金運アップに経験あらたかといわれる神社金釼宮と、白山の総本社白山比メ神社へ参詣
境内の神聖な空気で俗世界の塵芥を洗い流してすっきりしたあとは
帰りの車内で前の座席の二人に申し訳ないほど大あくびの連発で…(+o+)

ありがとう!
本当に幸せな二日間でした!




  






氷雨降る

2017年01月12日 | 写真と文

   “ 氷雨降る 町の外れの 時計店 ”

わずかな自作の中で一番心に残っている句です。(●^o^●)
今だったら窓外の冷たい冬の雨をいくらながめてもこのような句は作れません。

 
県境のO市に住んだ4年間は、姉の死の直後、息子は大学へ、一日の殆どの時間を
人知れず或る内心の葛藤と向き合って過ごした日々でありました。

国道に並行して細長く横に伸びたO市の旧道は、道幅も狭く昔の街道の面影そのままに
古い屋並みの商店やしもたやがひっそりと並んでいて、特に町はずれとなれば侘びしくもの哀しく
そんなたたずまいが強く印象に残るのは、きっと何かで安らぎを求めていたのでしょう。

壁面に掛けられた数々の柱時計、並べられた置時計など、またいつか世に出るときを待ち望んでいるのかも
覗きこんだわけでもないのに、仕事机の前で背をかがめて修理に打ち込んでいる主人の姿まで想像されて
瞬時通りがかっただけのその雨の日の情景は、胸の中いっぱいに膨れ上がってきます。


「町の外れ」そのあと、(の)と(に)のどちらが相応しいかちょっと迷ったような気がします
でもすぐに(の)の方が場の雰囲気と心情を表していると決めました。
(に)では客観的になると判断したらしいのでした。

誘われて一度出席したきりで句会にはその後二度と出なかったのですが
毎月の同人誌に思いがけず主宰から好意的な講評とともに登載され、
O市を離れるまでの1年はそれなりに楽しめたように思います。





                   
この冬最強と言われる寒波が近づいています。
雪になる前の霙混じりの雨、まだ少し温かみが残る明るめの戸外を見やるうち
氷雨降る町とは遠く離れた処に佇む今の自分がみえてきて、いつか口ずさんでいたのでした。

  
    氷雨降る 町の外れ(に) 時計店 

今年は橙色

2016年09月30日 | 写真と文





雨上がりの庭の片隅から、チラリと変わった色が見えました

雨で萎れ、やや栄養不足ですが、結構存在を主張しています



誰の力も借りず、自力で勝手な場所に根をおろし

思わぬところから顔をのぞかせて、楽しませてくれるそれは

ピンクの夏水仙であったり、クリーム色のヒガンバナであったり

今年は、白い花むらから離れて橙色の2茎だけは少しさびしそう



名称は違うけど、替わりばんこに咲くからいっしょくた

「天上の花」赤い曼珠沙華はまだ咲きません

よく似た青い花はアガバンサス? これは無理かな



来年はどこで何色に咲く積りでしょう?頑張ってね

お部屋の隅から応援していますよ。





   
(ピンクとクリーム色で)     







十五夜の月

2016年09月16日 | 写真と文


月見る月はこの月の月

今年、曇り空でしたが、十五夜の名月はいつもと変わらぬ姿を見せてくれました。

部屋の電灯を消し、カーテンをあけ戸を開いて、月を愛でながら

ちょっと怠けてそのまま部屋の中から撮ったものです。(午後9時ごろ)






夜中目をさましたとき、月は高く西の空へ。(午前2時ごろ)

5年日記帳

2016年08月24日 | 写真と文
    

50年間日記を書き続けて読み返すこともせず、反省の素ともしなかったおバカとは、誰あろうかくいう私(#^.^#)

ある時ふと過去の日記を何気なく読み返し読みふけり、あまりの時間の浪費に気づいてその無意味さを悟ったというか…(-_-;)

二度と触れたくなかったのは確かだけれど、それが痛みか悲しみか不快によるものかはご想像に任せるとして。★☆★☆


最近では月日の流れを一歩先行く積りで、手っ取り早く5年まとめた日記帳にしたら、
前年、前々年の同月同日の出来事がひとりでに眼に入ってきてしまいます。

気がつけばいつの間にかあれこれとこだわっていた過去からすっかり解き放されていて 
これもごく自然な現象のひとつなのかしら、不思議なほど心穏やかなんです。

するうち 
まぁおよびもしないのに、こんなヤレヤレな1ページをみつけてしまいましたよ!

 ≪1014年○月○日 西側雑草取り2時間。 あっという間に過ぎた時間、腰を伸ばして栄養剤を飲んで一休み≫ 

 ≪1015年 同日  中庭雑草取り2時間。 あっという間の2時間、でもその後が続かずいちにち絵仕事を休んじゃった≫

 
 ≪1016年 同日  西側雑草とり20分。 あっという間のことなのに、もうめまい、息切れ、あとはまるで病人…≫


 
   キビシイ!

麻のケット

2016年08月19日 | 写真と文
    

長い間手もつけなかった押し入れの棚の上を整理しました。
ボックス様の太い枠縁のビニール袋に折りたたまれて入っているのは、確か誰かの法事の返礼にいただいたものです
地味な藍色のケットで手触りもゴワゴワだったので、一見広げもせずそのまま収めて10年くらいは経っているでしょう。

新品なのに顧みもされずゴミ捨て場へ送られるのはかわいそう、せめてリサイクルにでもと念のため広げてみました。
表も裏も詰めものも麻100%、 一面しぼの入った藍染で両サイドに生成りの麻、
江戸文様の「立涌」に似たシンプルな優しい波模様のミシン刺し目もなかなかの感じです。

今使っているペタペタのタオルケットの10倍はしそうだわ
肌触りもそれほど違和感がなく、その夜早速使用してみました。

「立涌」とは地上の気がゆらゆら天に向かって立ち昇る雄大なイメージを表しているのですが
少し異なる波模様も日本古来の文様に変わりないので、敢えて同一視することに決めました
手足に纏いつかないさらっとした肌触りは、麻織物の良さを十二分に体感させてくれて
夏の夜の寝苦しさに、取り換え引き換えのガーゼやタオル地、ポコポコの綿地、羽毛などのどれよりも快適です!

こんな逸品を今頃になってようやく気づいたとは なんて迂闊だったんでしょう
越後上布や小千谷縮など夏の着物に日傘、麻の洋服地などを敬遠したのも若い頃でした(*_*;

朝になってベッドを整えるとき、
もみくちゃになったケットのしわまでが、なんだかとても素敵な文様に見えてしまいました。

熱中症って?

2016年07月23日 | 写真と文



(数年前までは( ^^) )


ひと眠りしたあとなかなか寝付けず、早朝届く新聞にもざっと目を通したし、さてそれから、
思い切って毎日気がかりだった西側の空き地の草むしりを決行と決めました。
いくら鞭打っても湧いては来ない自信と、あまり人には見せたくはないこの体の動き
朝早くまだ誰も目覚めぬうちに、薄ぐもりで少しは過ごしやすいように思える今を置いてない。

2.5メートル幅、長さは20メートル弱
細長く用水に沿って、水仙、花菖蒲、ラベンダーと咲き続け目を楽しませてくれたのも数年前までのこと。
今は手入れも出来ぬまま少しばかりの花後には雑草が生い茂り悩みの種になっています
私有地ではないにしても地続きではあるし、何よりお隣までがあまりにきれいで差が目立つので…。

とまではしっかり思ったけど逸るのは気持ちばかり (>_<)☆
折りたたみの小さい椅子をちょっと移動するのもひと仕事です
自分自体は立ち上がるともなれば両掌を地面に置いて、様子を見ながら、どっこい…、しょ…
…あまり想像はしないでくださいな。

いつの間にか時間がたっていました。汗も流れていました。
一番端から始めて、相当間引きもして、ようやく勝手口近くにたどりつき、
やった!と思った途端ふっと息がと切れ、目まいなどして、視界が白っぽく霞んでいます。
息苦しい。目の前に扉があるのに手は動いてくれない…

これって、もしかして熱中症?
いやだいやだ、救急車なんか。
血の気がすっと引いてゆくのが分かり、萎える心を一生懸命奮い立たせました。
エアコンの効いた部屋の中。冷たい麦茶にウーロン茶。 早くたどりつかなきゃ。
赤ちゃんみたいに這いずってでも。

以前にも一度似た記憶があります。
誰もいなくてよかったのかいけなかったのか
失神していても、そのまま気楽にあの世まで連れて行ってくれるわけではないでしょうと
冷たいお茶が気持ちよく体の中に浸みわたり、急激に生き返った気分になって反省が薄れました。

あのとき私は熱中症のイリクチまで行っていたのでしょうか?
(…そんなわけないでしょ? ただの目まいで動けなかっただけかもしれないよ…)


  


  






母の日

2016年05月09日 | 写真と文
      
      去年の名残り


昨日は母の日。亡くなった母の年を越えて元気に迎えることが出来ました。
毎年息子夫婦から小さな贈り物が届いて、その都度自分の年代には伝える術もなかった母への感謝の想いも湧いてきます。

去年はアジサイでした。
花言葉でよく言われる「冷淡、移り気」などは西洋の見方で、
古来日本では「団欒、友情、家族」などの暖かい表現をされているのだから
本当にその通りとびっしり連なる花弁など数えながらつくづく眺めたものでした。

品種改良で逆輸入されたピンクやブル―の大輪で、花後ダメもとと庭の片隅に植えたまではよかったけれど、
常々も園芸にまで興味は届かず、予想通りあとはさっぱり。

今年のカーネーションを見て思い出し、どれだけ振りかで肥料片手にいってみたら、ありましたよ
枯れもせず濃い緑の、ただ小さな鉢で収まりそうにちまちまと可愛らしい一群れ、そして葉と同様ちっちゃな蕾も無数に。

♡! あと暫くしたら梅雨の季節、花は無事に咲くでしょうか
去年の大輪のあと、どんな色でどれくらいの大きさで顔を見せてくれるのでしょうか?

ろくに手入れもせず勝手な願いを…
母がいたら遠慮なく一発やられそうです。 
が、確か好みはお母さんあなたから娘へと伝承されたはずなんですけどね…(^_-)-☆

天才脳プログラム

2016年03月25日 | 写真と文
    

今年は例年に増して激しい三寒四温の繰り返し、桜と雪が同時に訪れていよいよ慌ただしい心地もしてくるのですが
毎朝カーテンを開くと同時にくる引き攣れたような目の不快感に気勢をそがれて無為に時を過ごしています。
先日頬杖ついて見るともなしネットサーフィンしていたら、思わず目はくぎ付け、体がシャンと直立したのに驚きました。

   何歳からでも、どんな状況からでも、一日3分程度実行しただけで、
   頭脳明晰な本物の天才になることができます
、ですって。

年齢性別も育った環境、学歴一切関係なし
おまけにゴロンと寝転びながら出来るというのは素晴らしい
素晴らしいを通り越してそんなバカなと笑い飛ばさないのが自分の欠点、いえ長所かも(*_*;

万が一にでも結果が出なかったら私を警察へ突き出してください、とあればどれくらい信用していいのでしょう
延々と続く説明、推薦文を読み飛ばし一直線に真下までスクロールし、金額表示の場所「お申込み」をクリックしてみたら
49800円とありましたけど、天才脳になるお値段としたらこれで妥当なのかしら?

一般社会に公開できないといわれる脳科学のトップシークレットだそうです
返金にも応じるとありますから大いに興味湧いたけど
今更体動かすのも大儀だ~努力なんて頭から面倒だ~なんてものにはどだい無理。
残念なことに、孫や知人に適応するものはいないし。
で、予測通りまっすぐに立った体は果敢なくすぐにくたくたくず折れたのでしたが。

肩を揉みつつ笑いながらシュンとなりました
「10年若ければ~」って頭をよぎったのもう何百回目だろうね? 
「10年若くても、やっぱり同じセリフが出るでしょうね 
「もうあと10年若くてもやっぱりセリフは変わらないでしょうね
「さらにあと10年若くても… …・・・・・ ̄∀ ̄;)