自然はともだち ひともすき

おもいつくままきのむくままの 絵&文

知りたくないよ

2011年09月23日 | ひとりごと
福島第1原発事故で、日本原子力研究開発機構は、海洋への放射能放出総量が1.5京ベクレルを超えるとの試算をまとめた。
東電が4~5月分として推定していた放射線量の3倍以上に上る」

1.5京ベクレル?

「50年以上も前の日本は、東京や大阪でも今現在の1000倍のプルトニウムが大気中に放出されていて
東京では、なんと1万倍の放射能が検出されたという情報も。
当時アメリカ、ソ連、中国などの核爆発実験により、北半球全体に放射性物質は拡散していた」


各国と企業の陰謀、政治家と電力会社の癒着、報道のウソにメディアの欺瞞…
放射能関係だけと限っても情報はあふれかえるばかり。

でももうゴマカシはうんざり
見失った本当を探しながら、秋の夜長のつれづれに始めたネットサーフィンだったけど
すればするほど、一体全体何が何だか???
 
結局一番はっきりと見えたのはこの原子力天下り一覧でした。


原子力天下り機関一覧
  独立行政法人原子力安全基盤機構
  独立行政法人日本原子力研究開発機構
  独立行政法人原子力環境整備促進資金管理センター
  財団法人原子力安全研究協会
  財団法人原子力安全技術センター
  財団法人原子力国際技術センター
  財団法人日本原子文化振興財団
  原子力委員会(JAEC)(内閣府)
  原子力安全委員会(NSC)(内閣府)
  原子力安全保安院(NISA)(経済産業省)
  原子力発電環境整備機構(NUMO)
  (社)日本原子力産業協会(JAIF)
  (社)日本原子力学会(AESJ)
  (財)原子力安全技術センター(NUSTEC)
  (独)原子力安全基盤機構(JNES)
  (社)日本原子力技術協会(JANTI)
  (財)原子力安全研究協会(NSRA)
  (独)日本原子力研究開発機構(JAEA)
  (財)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)
  (財)日本原子力文化振興財団(JAERO)
  (財)原子力発電技術機構(NUPEC)
  (社)火力原子力発電技術協会(TENPES)
  (財)原子力国際協力センター(JICC)

    
          

夕焼け空がマッカッカ

2011年09月13日 | 写真と文
 

 夜の帳がおりかける頃、薄闇の部屋の中へ淡く差し込む一条の光がありました。
 西日を防いで閉じてあったカーテンの隙間から、漏れてくる落日の赤です。
 気がつけばいつの間にか夜の一歩手前、
 窓を開けたら自然色の壮麗が視野いっぱい広がっています。
 いそいでカメラを取りに行くうちにも、地球は回り続けて
 みるみる濃い墨色に染まってゆきました。

 ごくんとツバを飲みこんで、ふ~と出たため息、どちらが先だったでしょう
 朝夕見慣れた周辺の風景が、ここまで鮮やかに彩られるいっときのあるのを忘れていました
 夢でなく現実の世界を、自分が今生きているとはっきり自覚したのはいつの頃からだったでしょう
 惜しげもなく朝夕繰り広げられるパノラマの、その時々の微妙な色合い
 色を扱いながら、絵とも写真とも違う自然の深い色をいつか置き去りにしていたような。
 天然岩緋を幾重にも塗り重ねたら…、それでもこの消失の前の一瞬の輝きとは、どこかが違う。

 ちまちまと描くことに熱中して、季節の移ろいやときの流れが完全に消えていることもよくあります。
 そのときは人間も忘れて、小さな獣のように目を光らせながら喘いでいるようにも思われます。
 あれも、これも。足りないものばかり増えつつある自分をまるで別人みたいに眺めました。




 …いつか不思議な朱の色は跡かたもなく消えていました。
 夜空に遠く家々の明かりが瞬いて、平凡な一日の終わりが始まろうとしています。
 心に憂いが残っていないことを確かめて、次の段階、夕食の支度に頭を切り替えました。
 訳の分からない歌詞をつけてハミングしながら。