自然はともだち ひともすき

おもいつくままきのむくままの 絵&文

悼む人

2014年12月29日 | ひとりごと


喪中の年賀欠礼ハガキが12枚も来ました。
今年私の兄と縁戚のお祖父ちゃんが亡くなったので、年頭のご挨拶だけは年賀状で、
私も息子一家とともに服喪の思いからお飾りやおせちの無い静かなお正月となりそうです。


年末になると今年亡くなった著名な方々が幾人も紹介されますが
同年代の人の訃報には、聞くたびに遠ざかった昭和の時代が思い起こされてなりません。
今に置き換えるとあの変動に黙って耐えた底力って一体何だったんだろう??とか。

何もかもないないづくしの戦争が終わって、飢えた食欲も満たされてくると、次にくるものは娯楽でしょう
映画は数少ない娯楽として最も身近にありその欲望を満たしてくれました。
「青い山脈」
長い髪をなびかせ自転車で駆け抜ける女学生って憧れの象徴でしたよ!
石坂洋次郎の小説を読み漁ったりもしたのですが、原作者も主演俳優も既に鬼籍の人となって久しい。

お小遣いの許す範囲で映画スターのプロマイドなど集めこっそり鞄に忍ばせた頃から、
少し時代は進んで新たな青春スターが数多く誕生しました。
その一人が石原裕次郎。そして長い闘病生活の末ファンに見守られる中の死。
過去著名人の死で最大のショックを与えられたのが、この映画スターだったなんて!

実をいうと、裕ちゃんにも美空ひばりにもほとんど関心はなかったのです
映画は大好きなのにスターの存在にはあまり興味がなく
小節を効かせた流行歌はむしろ嫌いで、ただ周囲に調子を合わせていただけ。
だから彼の死で昭和が終わったほどの衝撃がじわじわとやってきたときは何とも不思議で
きっとファザーコンプレックスが、年下の彼を魅力の圏外に置いていたのだろうと自己分析などしたけれど(^_-)-☆

好き嫌いはともかく、時代を風靡する大スターの影響力ってほんとに凄いんですね
その半分でも人々の心をぐっと掴んで離さないカリスマ性のある政治家が現れてくれないものかしら。
あ、脱線。
 

今はない人たちのありし日を偲びながら心穏やかにお正月を迎えます。 
どうぞよいお年を。

小さな一票

2014年12月16日 | ひとりごと


珍しい初冬寒波が次々続いているのに、すき間を縫って素晴らしく晴れ上がった日がありました。
気がかりなのはこの時期思いがけない歳末衆院選挙、街を散歩してついでに不在投票してこようかしら
いえ、先ず大切な国民の義務を果たしてから、あとついでにショッピングでも楽しむことにしましょう
一党独占、そんな予想が実現するのを憂う一心で、小さな一票を行使するため出かけました。

市役所の一隅にある投票所は、絶え間なく不在投票する人が訪れていました。
いつもの見慣れた風景です。投票を済ませたらこのところのもやもやが大分すっきりしました。
あとは気軽に買い物を、と派手に期待した割には疲れて足もどんどん重くなり
夕食の準備を省けるように「梅の花」の弁当とおつまみ蒲鉾をデパ地下で買っただけ
−−− い・つ・も・こ・の・調子なんだから。(+_+)



さて選挙当日は予報通りの大雪に冷気の身にしみる一日となりました。
結果は御存じの通り
お願いに駆け回った赤と黒のスーツの女性議員は笑い、金まみれ疑惑の第三極仕掛け人は泣いて
野党第一党の党首は65年ぶりの落選とか、まことに悲喜交々ですね、といえども笑ってすむことではないような。
投票率も戦後最低、全国民の半分が国の未来にそっぽを向いたということは…
かまぼこの味はちゃんと分かりましたが、気分はずっしり重くなりました。

原発、沖縄問題、安保関連、そして憲法。一極集中、TPP、アベノミクスで地方創生。
どれも成り行きをひとまかせに安穏な思いでいられる?
「今後の国の施策をしっかりと見張ってゆかねばならない」 
識者やメディアは口を揃えますが、どのようにしたら個々の想いが反映できるのでしょう?

全有権者の25%の得票で、75パーセントの与党議員が誕生し信任を得たとして国を操る
人生の90%道程をたどりついたとき過去を振り向いたら、今更のように怖ろしく胸に迫った感慨でした。

第19回昴展(3)

2014年12月04日 | 昴の会・二人展
  【 萩 】 笹山美恵子

   





  【 小さい秋 】 山田千恵子

   





  【 稲穂 】 山田千恵子

   





  【 ストレリチア 】 中村伊都子

  





  【 MYTOUN 】 牧野敦子

  




  【 散居の婦人 】 薄波靖子

   





  【 小下絵 】 薄波靖子

   





  【 夜想曲 】 

  





  【 滝の音 】

   







     


     次回「第20回昴展」は
     平成27年10月11日(日)~13日(火) 県民会館3FギャラリーD にて

第19回昴展(2)

2014年12月02日 | 昴の会・二人展
  【 時の流れに 】 笹山美恵子 

  




  【 柿 】 須藤和子

  
 




  【 雀 】 高島清二
 
  
 




  【 小下絵Ⅰ 】 薄波靖子

  





  【 小下絵Ⅱ 】 薄波靖子 

  





  【 秋の花B 】 笹山美恵子

   





  【 胡蝶蘭 】 山田千恵子

   





  【 鶏頭 】 牧野敦子