自然はともだち ひともすき

おもいつくままきのむくままの 絵&文

遊びをせんとや…

2012年09月20日 | 絵と文


約束の時間待ちちょいとのつもりでネットサーフィンをしてみたら、風変わりなサイトが目に留まった。

形容詞がない。センテンスは極端に短くて、てにをは を抜いたたどたどしい文章はガイジンだろうか
ハンドルネームはみやびなおみな風、中身におとなの日本女性はまるきり感じさせないが
描写の目配りは確かに日本独特の細やかなものがある。
ものうい、舌足らずの言葉の中身が、ときに深く重く
甘ったるさの一歩手前でキチッと止まるあたり、ひょっとしたら文章の達人かしらん。

故意か、あるいは痛烈な批判精神の持ち主とか?
なんでもいい、あれこれ想像するより先に
あっさりした麻薬(そんなものがあるなら)を飲まされたみたいな不思議な陶酔の中へと誘い込まれた。

本文のあとのコメントがまた読むほどに、各々の想いがあちこちで顔を出し
ツィッターとかチャットとかの書き込みなどに縁のない古い頭は
右に左に掻きまわされて熱くなったり冷たくなったり。
こんな風に、世の中は、変わってゆくんだ…


勉強になるけど遊び呆けもできる
ネットの世界では、悪意も善意もどんなうそっぱちも、見る人の受け止め方次第
気付いて不穏な世相をよそに、波のただようままに遊びを続けた  ((((((☆o◎)

約束の時間は・・・とうに過ぎている



☆想像してご覧 あのブログの主
昼もカーテンを開けない暗い部屋
散らかし放題足の踏み場もない狭い部屋で
毛むくじゃらの汚いすねを投げ出して、ビール片手にニタッとキーを打ちこんでいるとしたら。。。



チェルノブィリの赤と黒

2012年09月02日 | 絵と文


   おばあさんが市場で、トマトを売っていた。店の前には大きな字で張り紙がしてあった。
   「チェルノブィリ産のトマトだよ!」
   客がやってきて尋ねた。
   「おばちゃん、こんな張り紙したら、誰も買わないんじゃないの?」
   「お若いの、人生修行が足らんね。皆、たくさん買っていくよ。ある者は義理の父用に、ある人は姑用にってね….」


ロシアンジョークだかアメリカンジョークだか以前どこかのブログで見た、はい、ブラックユーモアです。
沢山買いたい!私なら夫に毎日たべさせるわ。と同調するコメントあり
チェルノブィリのトマトってよっぽど赤いの?ととぼけたものもあり、
女房の出す食事は怖い!とビビる亭主もぞろぞろと。
読みながらただクスクス笑うだけだった私はなんて無知な単細胞だったんでしょう!

四半世紀にもなる現在、チェルノブィリの原子力発電所を丸ごと覆った石棺は劣化して、
放射能を防ぐためその上から再び新たな石棺で覆うという事実を知っていますか?
生き延びるためには、その作業を延々半永久的に繰り返さなくてはいけないと知っていましたか?

この大事故で地図にも載っていなかった機密都市チェルノブィリは一躍世界中にその名を知られ
今度はうつくしまと呼ばれた福島が悲運のくじを引き当てて世界中から成り行きを見守られています。
時を経るにつれて原発の闇はただ深まるばかり
何時になったら以前の平和な生活が戻るのか、正しい回答を知る者は誰一人としていないという事実を知っていますか?



少しは聞き知ってその恐ろしさに思わず体が震えたことはあり…
それなのに白状すれば、いつか我が身にあらず忘れていました…



ああ私も、チェルノブィリのトマトを半個ほど齧りたい… w(☆o◎)w