連日信じられないほどの陽光が降り注ぐ部屋の中
記憶の中の大寒は~
毎朝雪の積り具合を量りながら除雪の心配で肩の荷が重いころ
つい最近までは。
踊りだしたいほど軽やかに窓辺に立ち
抜けるような青空を眺めながら、ふと考えました。
雪の降る窓辺の風景が大好きだった頃がありました
音もなく雪片の舞い散るモノクロの世界を
鮮やかな絵の具で染め上げてゆくようにして
湧き上がる情感のなかに浸るのが何より好きでした。
あの頃からどれだけの時間がたったのでしょう?
その間には
見失い消えゆくものへの哀感で胸の詰まる時期もありました。
今はその思いさえも霞んで遠くなり、
宝物だったあの感覚は風呂敷にしっかりと包んで
押入れの奥深くしまい込んだ遺物のようです。
或いはもうカビてるかも知らん?
昨日の気温13.8℃ 春の気候だそうです。
心の浮き立つ分頭の中も軽くなってゆくみたい~
それさえが何か楽しい大寒の一日でした。