薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

官僚たちの夏

2009-08-28 | ド ラ マ
■ 最近のお気に入りドラマ。作家・城山三郎原作の「敗戦後の昭和30年代の通産官僚と産業界の奮闘を描いた感動作。敗戦国の日本を、世界と肩を並べる豊かな国にしたいという使命感に燃える、熱き通産官僚たちの活躍を描いた物語。“ミスター通産省”と呼ばれた男・風越信吾を中心とした、国内産業の保護を訴える“産業派”と、国際化を目指して自由貿易を理想とする“国際派”の攻防を軸に展開」していくドラマだ(公式HPより)

■ ちょうど第1部が終わったところで、9月から第2部に入る。まだ私が生まれるちょうど10年くらい前の時代のお話だが、最近のドラマはレトロな感じも良く再現されていて、不自然な感じがない(ただし、堺雅人の髪型を除く)。豪華キャストに加え、国内産業を保護しようとする熱血漢を堺雅人が、国際派のクールな役を高橋克典が演じているところも、ちょっとこれまでのイメージとは異なっていて面白い。第1回と第2回を見逃してしまったのが、すごく残念だ。

■ 今でこそ、トヨタ、ホンダと世界を席巻する自動車産業だが、あの時代、そもそも自動車を国内で製造すべきかどうか真剣に議論されていたなんて、まことにもって信じがたい話だ。とかく悪者呼ばわりされる「官僚」だが、“国のため”という信念があってこそ、現在の経済大国日本が存在するのだろう。周囲の反対もさぞ強かったろうに、結果が伴って、本当によかった…。

■ 原作も読んでみたけれど、ドラマのほうが当時の諸問題をより多角的に捉えていて面白いと思う。後半も楽しみだ。

最新の画像もっと見る