薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

アメリカ西海岸へ~その8

2010-03-12 | 旅  行
■ サンフランシスコ2日目は、雨。それにもめげず、ナパ・バレーのワイナリーツアーへ、日本人ガイドさんに連れて行ってもらう。

■ 本当は、ナパ・バレーを3時間ほどかけて走るワイントレインに乗ってみたかったのだけれど、ちょうど2月は土日しか営業していないとのこと。車窓からブドウ園を見ながら、美味しい料理とワインを車内で楽しむというものだが、この電車だとワインは1種類しか飲めないらしい。それならば、何箇所かワイナリーをめぐり、飲み比べてみたほうが私たちにとっては楽しいだろう。だいたい10ドル前後払えば、何種類かのワインをテイスティングさせてくれるメニューがあり、二人で楽しんだ。日本と違ってアメリカのグラスは大きめで、しかもたっぷりと注いでくれるからありがたい。

■ 昨日見たゴールデンゲートブリッジを渡って、車を飛ばすこと1時間余り。最初のワイナリー「ロバート・モンダビ」に到着。フランスからブドウの苗木を持ち込み、カリフォルニアでワインを開発した第一人者だそうだ。その向かいには、これまた有名な「オーパス・ワン」があったけど、何しろワイン1本200ドル、試飲も30ドルと言うことで、ここはパス。

■ ワイナリー2軒目は「ガーギッチ・ヒルズ」へ。1976年にパリで行われた米仏ワインのブラインド対決、通称『パリ事件』。フランスワイン界の重鎮たちが審査員という状況の中で、赤ワイン、白ワインともに第1位を獲得したのは、なんとカリフォルニアワイン。当時この "白の優勝者" であるモンテリーナを仕立てたワインメーカーこそが、このワイナリー設立者である。

■ 3軒目は「ヴィー・サッツゥイ」。デリが充実していて、試食したチーズも、カモのパテも美味しかった。ここでクラブケーキとスープ、シュリンプ・サラダを買い込んでランチ。ここのワインは一般には流通しておらず、ワイナリー直販しかないのだという。

■ そして最後は「ドメイン・シャンドン」。かの有名なドン・ペリを製造している会社のカリフォルニア版。すっきりさわやかなシャンパンを何種類も試飲できて、とても幸せ。社名入りのフルート・グラスももらってきた。

■ 天気は雨と冴えなかったけれど、とても充実した一日でした。ツアーに一緒だった人たち(若いカップルと年配の男性の3人)も、気さくで感じの良い方ばかり。当初はワイナリーを2軒回って、アウトレットでショッピングというプランだったけど、せっかくなら1カ所でも多くのワイナリーを見たいということで、全員一致。ワイナリーの後は美味しいコーヒーショップに連れていってくれるなど、柔軟に対応してくれたガイドさんにも感謝。

■ そして、こうしているうちにも、着実にワインが消費されていく…