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菅元総理敗訴 だが・・・

2015年12月03日 | 日々の出来事
菅さんも好きではないが

 判決理由は理解できない



東日本大震災だけでも、大変なことでしたが、

福島原発のメルトダウンは、原子力を良く知らない我々には、

未知の恐怖におののきました。

この福島原発の事故の際、冷却水のポンプが、津波の水に浸かり、

注水できないことから、緊急避難として、海水を注入しましたが、


①菅総理は「海水注入の指示は私が出した」と言い、

②安倍現総理は当時「注水の指示は出していないどころか、

 注水を止めさせたのは、菅総理(当時)だ、責任をとって

 総理を辞任すべきだ」と、自らのブログに掲載しました。


この安倍(当時自民党議員)の、当時のブログ記事に対し、

菅元総理は、名誉棄損につき、謝罪と慰謝料の支払いを求め、

提訴しました。


今日その判決があり、菅元総理の全面敗訴となりました。



私は、菅さんは短気で、あまり好きでは無いので、

ひいきするわけではありませんが、この判決はおかしいと

言うより、この裁判官は頭がおかしい思います。


判決理由は、

「菅元総理には海水注入を中断させかねない振る舞いがあった」

「『注入は元総理の英断とした虚偽の事実をマスコミに流した』

との記事は、重要な部分において真実であったと認められる」


としました。

そのうえで、「野党議員だった被告が総理の責任を追及したもので、

人身攻撃とはいえない」と言うのです。



一寸話はそれますが、

或る男が、刃物を振り回して、一人の男を追いかけ回してして、

いたとしましょう。

ところが追われていた男は、とても敏捷性に優れ、

切り傷一つ負わなかった。

ところがその話を聞いたもう一人が、「刃物を持った男が、

一人の男を刺殺した」とブログに投降した。

刃物を持っていた男は「俺は殺していないのに、殺人者扱いされたと、

名誉棄損で訴えた。

裁判官は、

「刃物を振り回して追いかけ回したのだから、重要な部分(殺そうとした)

において、真実であったと認められるから、責任を追及したもので、

人身攻撃とはいえない」と言う。


さて、ここでいう責任とは、何に対する責任でしょうね。

「注水を止めさせた」と言うが、実際のところ注水は止まっていない。

裁判官は、「海水注入を中断させかねない振る舞いがあった」

という理由で、「注水を止めさせた」に等しいと言うわけです。

「一人の男を刺殺した」と言うが実際のところ怪我一つさせていない。

もしこの事案で裁判になったら、

裁判官は「殺していないのに殺したというのは、

名誉毀損な当たる」と言わないでしょうか。




この裁判官は、相当頭が悪いか、道理をわきまえないか、

まさかと思うが、現政権を相当強く支持しているのか。



















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