長期政権狙いですか?
今回は第四章で、最終章にしたいので、纏めに入ります。
すこしながくなりますが、三回分の内容を要約しますと、
戦後の政治は、概ねアメリカ追従で、逆らった結末は、
改めて記述する必要はないでしょう。
日米不平等条約の改定を迫って、交渉団が粘り強くかつ
長期の交渉の結果、ほぼ、満足のいく成果を上げたのが、
最初で最後です。
取り分け戦後は、日本の政治家のDNAは、
イエスマンになれと刷り込まれました。
幾つか実例をあげましょう
一、アメリカの駐留軍の経費を、日本が応分の負担をしていますが、
日本の経済が大きく伸びた時、日本の負担を増額するように言われ、
思い遣り予算として計上しました。
日米安保はどう考えても、弱い日本が強いアメリカに、
守ってもらうというのが、
常識的なぶんせきですが、常識的な見方でしょうに、、
その強いアメリカに、弱い日本が思い遣りだと言って、
お金を渡すのは、不自然ですね。
まあ、日本の景気が良い時は、それも許容範囲として、
バブルがはじける等、日本が長期不況であえいでいる時でも、
思い遣り予算は計上し続けました。
二、イラクのフセインが、化学兵器所持の確かな証拠が有るとの、
アメリカの調査機関の報告を信じ、アメリカが査察に入ること
(実は戦闘状態ですね)を、日本は支持しました。
しかし、化学兵器は見つからず、アメリカは後に誤報だと認めました。
誤報をアメリカが信じたから、日本も追認し過ちを犯した訳です。
あの時、フセインを悪者にして言い逃れず、
「証拠を日本独自で精査すべきであった、日本の判断は結果として、
誤った、反省し今後に生かしたい」
程度のことを言ってくれたら、我々も信頼できるのですが、
この調子で突っ走られると、既に成立した安保改定が、
空恐ろしくなります。
三、景気浮揚策はあきらめましたが、消費税については、
どうしても一言言っておかねばなりません。
今日の話で、海外援助1兆3千億円と、公言していましたね。
1兆3千億円は、記憶にある数字だと考えました。
消費税10%にする時、低所得者向けの減税額公明党案です。
貴方の自民党は、当初マイナンバーカードを提示して買い物し、
その分を請求させて、4千億円を頂点に還付するというものでしたね。
マイナンバーカードは評判が悪く、生鮮食品に限り、
8%に据え置く案を公明党とのテーブルに上げたとか・・・
勿論公明党は運と言いません。 当然です。
自民党内では、8千億円位で・・・という意見もあるようですが、
安倍総理、貴方は4千億で納めるように指示しました。
海外援助は、どこでどうはじきだしたかしりませんが、
気軽に1兆3千億円、国内の低所得者には、4千億円
随分外面が良い方ですね。
私は時代劇が好きでよく観ますが、農民が年貢米を払えないために、
娘を女郎屋に売って不足分を払う情景には、心が痛みます。
そして、そこには私腹を肥やして、農民を泣かせている、
悪代官が必ず居ます。
安倍総理、貴方は将軍様です。
悪代官は一地域ですが、将軍様の悪政は全国に及びます。
まだまだいろいろ書きたいですが、今回はこの位出筆を納めます。
敬具
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