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本土決戦から終戦へ御前会議

2016年08月24日 | 日々の出来事


昭和20年6月22日の御前会議で、ソ連に終戦の仲介を、

依頼することを決定しました。

これは陸軍主導で進められたようですね。

海軍の反対意見は、ダレス氏(ヨーロッハ滞在)を推していましたが、

敵国の人間に仲介を頼む事に理解が得られなかったのでしょう。

しかし、日ソ不可侵生薬の破棄を通告して来たソ連に、

仲介を頼む方がKYだとは思いませんか。



事実ソ連は、参戦することを、連合軍の了解を取り付けており、

憎らしい日本が抵抗力を亡くしたところで、一気に攻め込んで、

北方領土は当然、北海道を分割統治しようと目論んでいるのに、

さっさと終戦の仲介をしてくれる訳がないですよね。



終戦仲介依頼の特使は、なかなか話が進まないことに焦れて、

大本営に支持を仰ぎますが、指示通り話が進んで終戦になると

終戦条件の内容が、日本不利になったのは、指示した奴が弱気過ぎただの、

卑怯者だの、果ては売国奴だのと言われるのは自明の理と承知しているから、

「話の機微は、こちらでは十分理解することは出来ないから、

直接話し合っているそちらで判断せよ」と取り合わない。


こうして、ソ連の作戦に乗せられて、日にちを費やしていったのですね。