賢く楽しく逞しく

晴耕雨読の日々を、面白く楽しく、
綴って行きたいと思っております。

世の中変なのが一杯(その五)

2015年09月29日 | うんちく小ネタ

軽減税率とマイナンパカート゛

今日10月1日から、個人宛にマイナンバーの送付を始めました。

国民の、最も大きな心配は、個人情報が盗まれて、

悪用されるのではないかという点です。

今までも、国や企業が管理している個人情報が、

盗まれているのに、本当に真剣に対応しているのか、

我々には良く判りません。

多分、何か大きなトラブルが発生して、担当部署は「想定外」

と言って、責任逃れすることになるでしょうね。

 

もう一つ、消費税が10%になった時、軽減税率の導入で、 

財務省、自民党税調、経済界は『対象品目の絞りこみが大変』

『複数税率だと経理が複雑』などと反対している問題で、

過日、財務省が示した案は、「消費者(老若男女を問わず)

対象品目を購入の際マイナンバーカードを店舗に提出して、

年末に所定の手続き(サラリーマンの年末調整のような手続き)の後、

年四千円までの還付を受けるというもの。

 

国民にとって、この財務省案の欠点の一つは、マイナンバーカードを、

常に携帯して買い物をすることになり、紛失や盗難の危険が増大すること。

もう一つは、還付請求の手続きが面倒または良く判らないため、

請求をあきらめてしまうケースもあります。

更には、四千円で頭打ちだと、税率に比べ税の軽減が大きく減少する。

ちなみに、軽減税率だと、一兆二千~一兆三千億の税収減となり、

四千円で頭打ちだと、五千億円の減収で済むと、財務省は試算しています。

自民党税調と言っても、元は財務省出身者の政治家だから、

言ってみれば、同じ穴のムジナと言うことですね。

 

『対象品目の絞りこみが大変』『複数税率だと経理が複雑』といいますが、

軽減税率を採用している国は、何カ国もも有るわけで、そういう先駆けた国に

学べは良いことで、要するに、何とかかんとか言って、

「取るものは取れるだけ取って、出すものは舌でも出したくない」

という、悪代官のDNAがそう言わせているのでしょうか。