幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

お花見のお昼は「高遠そば」

2021-04-07 | グルメ

きのう、高遠城址の桜を楽しんだ後のお昼は、名物の「高遠そば」。

 

以前、会津に旅行した時、おいしい「高遠そば」を食べた記憶がある。

江戸時代、高遠藩主だった保科正之は会津藩に転封になり、その時、そば職人を連れていったとされる。

それがきっかけで、会津の「高遠そば」は信州の高遠から伝わったそうだ。

長く伝えられる食の歴史も「味やおいしさ」のひとつであろうと思う。

 

高遠には、高遠そばを出すお店が何店もあるが、「華留運(けるん)」さんに入った。

高遠城址からすぐのところにあり、地元産のそば粉を使った高遠そばが名物である。

のれんの脇には、本日の蕎麦が、高遠産のそば粉を二八で打ったものと掲示されている。

 

迷わず、注文したのは「高遠そば」。

挽きぐるみのそば粉は黒く風味があり、そばは細く打たれている。

「そばつゆ」は辛み大根のしぼり汁と、くるみだれの二種類が付いてくる。

「高遠そば」独特のセットのようだ。

 

薬味は辛み大根とネギ。

さて、どう食べるのか?

お店の方から説明がある。

薬味皿に盛られている「焼き味噌」を、大根のしぼり汁に溶いて「そばつゆ」とするのだ。

大根の辛みが効いて、なかなかイケル!

残り半分ほどを「くるみだれ」で食べてみた。

こちらも甘ったるさは無く、しっかりとしたそばによく合う味に出来ている。

 

そのおいしさに、瞬く間に一枚のそばを平らげて、思わず「もう一枚」追加のオーダーをした。

花(さくら)の時期ならずとも、食べに行きたくなる「高遠そば」であった。

 

 

 

 



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