幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「のらぼう」の花

2024-03-12 | 

多摩地方や埼玉県の一部で昔から栽培されてきたといわれる「のらぼう」の花が咲いた。

毎年タネを採り、フェンス脇のわずかなスペースで育てている。

 

秋に蒔いて春に収穫して食べるのだが、何度か霜にあたってからが美味しくなる。

その頃になると、農家の直売コーナーでも、「のらぼう」あるいは「かき菜」として売られているのを見ることがある。

 

春先に次々と伸びる柔らかい新芽を摘んで、お浸し、和えもの、炒めものなどにする。

私は、和がらしで和えたものが一番好きである。

からしのピリッとくる辛みがノラボウにマッチし、箸休めの一品としてはとても良い。

それも「とう立ち」するようになると、そろそろ食用としては終わりとなり、次は、花を楽しむ季節となる。