幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

高尾山ハイクと「トロロそば」

2024-03-19 | グルメ

昨日は親しい友人三人で高尾山に出掛けた。

春の嵐が吹く寒い一日だったが、山の中は高い木々に囲まれているせいか、それほどの風は感じなかった。

 

「無理をしない」ことが我々のグループが大切にしていること。

もちろん頂上近くまでのケーブルカーを利用する。

 

ケーブルカーを降りて頂上を目指す。

登り道は、何年も前に来た記憶よりもきびしく、長い距離に感じた。

途中で見かける俳句や短歌の碑の文字を解読するのは、足を休め息を整える良い口実になった。

 

薬王院には、登山の無事をお祈りする。

 

やっと頂上にたどり着く。

待っていたのは、周りの山々から頭を出した真っ白い「富士山」だった。

 

桜や、もちろん新緑にはまだ早いが、もちろんそれは織り込み済みのことである。

山頂までの往復の後、お約束の、山麓に並ぶお蕎麦屋さんで一杯。

わずかにかいた汗も引いてはいたが、やはりまずはビールで乾杯。

あとは、てんぷらなどを肴に、好きな飲み物の杯を重ねる。

 

おそば屋さんで一杯やるのは、「時分時」を過ぎ、お客の数も少なくなるころが良い時間であろう。

但し、へべれけになるほど飲まずに、適当なところで締めるのが良いと思う。

〆は、高尾山名物「トトロそば」だが、私は「自然薯そば」の冷たいのにした。

トロロは、さらっとしたものではなく自然薯特有の粘り気があり、細めのそばにしっかりからめてすする。

高尾山で過ごした一日、締めくくりには最高の一杯であった。