今までランチしたお店で、
「こんなお店見たことない

」というお店に出逢ってしまいました。
京都の、御幸町にある「シェモア」さんというお店です。
細い路地を入っていくと・・・
洗練されたインテリアで落ち着きのある店内。
お庭が眺められるようになっていて、
異国情緒漂ってます。
こういう場所で結婚式も素敵

(実際、何組か行われたそうです

)
まず目を奪われたのが、器のセンスの良さ。
この絵画のようなキレイなお皿を取ると、受け皿にレースが敷かれていて、
まず前菜から運ばれてくるのです。
美術館に飾ってあるようなお皿をまず目で愉しませてくれるという小粋な演出
ゴーヤとオリーブのピクルス、フォアグラのムース、ウニのシュー包み。
白ワインにぴったり
で、次です。
メインのお料理の前に、ビックリするようなモノが運ばれてきました。
あわびと魚介と新鮮野菜のテリーヌです。
え!お昼からこんな豪勢な・・・
このビジュアル、ボリューム、センス、もちろんお味も・・・脱帽です。ブラボーです。
ご夫婦でやっておられるお店で、
シェフはご主人お一人、接客は奥様お一人で切り盛りされてる様子でした。
烏丸の大丸近くで25年、こちらへ移られて5年目とのこと。
そのお話を聞いていたので、このスゴイお料理を旦那さんお一人で作られたコトに
お店の歴史と実力とご夫婦のおもてなしの心をひしひしと感じ、
感動せずにはいられませんでした
どこかの高級レストランのディナーでも、
いつかの結婚式でもこんなお料理食べたこと無い気がします。
これがメイン料理でも十分通用するような豪華さ。
・・・ミスター味っこみたいになってきましたが(恥)
そしてメインの、黒トリュフ入りハンバーグ。
こちらはちょうどいい量で、上品な味付け。
で、デザート。
フルーツたっぷりで、ミニブリュレも美味しいし、幸せー
これに、エビの濃厚スープとフランスパン、コーヒーがついて4000円弱。
ナフキンからコーヒーのミルク入れ、ワイングラス・・・食器一つ一つが
抜かりなく、全てにこだわりがあって・・・
さらにお手洗にも・・・・
中に入るとアロマのいい香りがして、どこかのヒーリングサロン並みの清潔さが
あって、照明もお洒落なランプで・・・さらに手を洗うお水が竹筒から出るように
なっていて、置いてある石けんも花柄で可愛くて

こんなさりげないところに京都らしさが
こんな行き届いたおもてなしの中で、一番胸を打たれたのは、
なんといっても奥様のお人柄でした。
年上の女性に失礼な言い方ですけど、
すごく可愛らしい方で、笑顔が素敵なほんわかした女性で。
30年の大ベテランでこんな立派なお店の女将さんなら、
もっと威張っててもおかしくないのに、
まるで”昨日から雇われてます”ぐらいの初々しさと奥ゆかしさが
あって、なんだか抱きしめたくなりました(笑)
このお店が愛されてる理由が、
お店の常連さんから贈られたという手作りの表札や額にも表れていて。
アットホームで、あったかい。
また行きたいなって思いました
ごちそう様でした