今週の話も、「創作は史実の如く」なのかしら…と期待しましたが、残念ながら確認とれませんでした。
まあ、完全に予想どおりに物事がはこぶベタな展開で、こういうの(二つの勢力の睨み合い、主人公が敵対勢力にひとり乗り込んでいき、敵方の首領を魅了する、そしてヘッドハンティングされる。超劣化バージョンながら去年もありましたっけ)は、大河ドラマのお約束なんでしょうかね。年間最低1回は挿入しなきゃいけない決ま . . . 本文を読む
安政の大獄から桜田門外の変直前まで(2)
各藩の事情・続きです。
薩摩
嘉永6年にペリーがやってきたとき、薩摩藩主は英明で聞こえた島津斉彬。藩内分裂した粛清さわぎ(お由羅騒動)がやっと終息して、盟友阿部伊勢守の根回しでオヤジを隠居させ、40代の遅咲きで、2年前の嘉永四年に藩主になったばかりでした。
阿部伊勢守が斉彬を薩摩藩主にしたかったのは、外圧に耐える強い幕府を作るため、まずは英明な将軍 . . . 本文を読む
安政5年~6年 安政の大獄から桜田門外の変直前まで(1)
「こんな恥ずかしい思いは初めてぜよ!」
…って半平太さんはいうけど、それぞれの藩の事情は、ホントのとこどうだったのでしょうか?
ということで、この濃厚な安政年間を、ドラマでは具体的な歴史事情などは思い切りよくカットしちゃってますので、補足的に。同時進行で、水戸・長州・薩摩・土佐のそれぞれの藩内事情を整理してみましょう。
水戸
幕 . . . 本文を読む