湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

♥ 某官庁の「訂正されないままのWebサイト掲載情報」

2015年11月11日 10時27分59秒 | 紫苑色の重い思い[慷慨憂愁]
調べたいことがあってアクセスした某中央官庁の地方出先機関のWebサイトに
イベント参加企業の一覧表(pdfファイル)が掲載されていました。

その一覧表には「企業名」や「事業内容」などとともに
各企業の「ホームページアドレス」(URL)が載っていました。
(そのイベントの目的からすればホームページアドレス(URL)は必須項目です)

そのホームページアドレス(URL)にはリンクが貼られていないものが少しあり、
目当ての企業のWebサイトを見たいと思い、URLをカット&ペーストしてアクセスしましたが
うまくいきません。
老眼でよくみると、"www" の後のドット "." が抜けていました。

他にも数社調べる必要があったので
リンクが貼ってあるホームページアドレス(URL)の文字列をクリックしますが、
開いたWebサイトの内容が何か変でした。
関連企業(親会社など)のWebサイトなのかとも思いましたが、全く関係ない企業のサイトでした。

一ヵ所だけの誤りなのかと、
一覧表に記載されているホームページアドレス(URL)に貼ってあるリンク先URLを調べてみると、
ほとんど間違っていました。(別の企業のホームページアドレスへリンクされていました)

   この誤りの原因としては、次のことが推測されます。

    エクセルで作成された前回のときの一覧表(今回、掲載企業の多くが変わった)に、
    別のところからホームページアドレスをコピーし "値" 貼り付けした。


間違った情報によって困る人も多いだろうと思い、
このイベントを主催する出先機関の問い合わせ窓口へ電話して、
誤りを指摘しました(穏やかな口調で)。
私の説明の仕方が拙かったのか、私が言うことをなかなか理解してもらえませんでしたが、
最後に代わった方には解かっていただけました。


訂正されているだろうかと、夕方(某中央官庁の勤務時間終了間際)に当該一覧表を確認しましたが、
そのままでした。
先ほど(指摘した翌日)確認しましたが、未訂正のまま堂々と(?)載せてありました。
(恐らく訂正されないままになるのでしょう)

    担当の方は掲載する前に一行もチェックしないのでしょうか?
    指摘を受けたあとの対応(職場内連係・情報共有)はどうなっているのでしょうか?
    「取り合えずリンクを削除する」くらいは時間を要さないはずです。
    簡単な訂正にも対応できないようなものを
    「ニュース&トピックス」情報として掲載するのは如何なものでしょう。



半年近く前に、その某中央官庁では不正アクセスによる情報流出事件(*)が発生して、
職員のセキュリティ意識の低さが問題になったのを憶えています。

       * : 全国ニュースで大々的に報道された事件で、
          外部からのウイルスメールによる不正アクセスにより
          100万件以上の個人情報が流出したというものです。

ニュースの中では「サイバー攻撃」という用語が使われたりしていましたが、
それは基本的なセキュリティ対策すらしていなかった職員の怠慢を矮小化する
大げさな表現であり、
ぼんやりしていて置き引きされた人が「高度な知能犯にやられた」と言っているような
ものだと感じたものです。   


今回の件は事件ではなく問題の性質も違いますし、
相手側の事情も知らずに仕事の一部だけをみて判断するもいけませんが、
職務に対する真剣度(?)を疑わざるを得ないものでした。

  このような言い方はしたくありませんが、
  これが世間でよく言われる「お役所仕事」というものなのでしょうか?