今年も庭の隅に朝顔とゴーヤを植えています。
朝顔は種を播いて、ゴーヤは苗を植えて。
花が咲くと虫たち(蜂や蝶など)が寄ってきます。
※頭を突っ込み過ぎではないでしょうか
※ゴーヤの花です。
そして実になります。
※今年のゴーヤも可愛い大きさです。
たぶん市販品のような大きさまでは育たないと思います。
(肥料がたりないのでしょうか)
・・・ ここから下は少し固い話になっていきます ・・・
植物の花は受粉の仕方が4種類あり、
「虫媒花」、「風媒花」、「鳥媒花」、「水媒花」(*)というそうです。
* : 「水媒花」は
花粉を水の流れにまかせて受粉させるという、運任せな受粉法です。
朝顔やゴーヤの花が「虫媒花」に該当するのかどうか知りませんが、
少なくとも農作物には「虫媒花」のもの多く、虫たちがいないと満足な収穫が得られないそうです。
ハウス栽培が多い現代では、自然の虫や風を頼れないため、
養蜂家に頼んでミスバチの助けを借りているそうです。
養蜂家の産出額の95%は花粉交配の仕事によるもので、
蜂蜜、ローヤルゼリー、プロポリスなど本来の養蜂生産額は5%以下の割合にすぎないそうです。
ここ数年(?)、世界の彼方此方で「大量の蜜蜂が死んだ/失踪した」
といった話がでることがあります。
その原因はまだはっきりしていないようですが、
推測されている一つの原因として「ネオニコチノイド系農薬」が指摘されています。
EUでは欧州食品安全機関(EFSA)が2013年1月に蜂への影響に関する評価結果を公表し、
農薬メーカーの反対意見を押し切って2013年12月1日より使用制限しています。
規制決断のよりどころとなったのはEUが基本理念とする「予防原則」という考え方だそうです。
予防原則とは、環境に対して甚大な影響を及ぼすおそれがある場合、
因果関係が十分証明されない状況でも、予防的な措置を取るというものです。
アメリカでも、米国環境保護庁(EPA)が2015年4月2日に
ネオニコチノイド系農薬4種類の新たな使用方法を承認しないことにしました。
日本の場合は、まだ規制に踏み切っていません。
厚生労働省のWebサイトにある説明では次のようになっています。
ネオニコチノイド系農薬3種は水稲のカメムシ防除に重要です。
カメムシ防除の効果、蜜蜂への悪影響の程度、人や水生生物への影響などのバランスを考慮し、
カメムシ防除に使用する殺虫剤の使用方法の変更が必要か検討します。
お役所言葉でよく使われる "検討します" です。
(検討されていないと疑っている訳ではありません)
予防措置の対応をとるEUなどとの考え方の違いを感じます。
「疑わしきは、当面の損得を優先する」
放射性物質に対する規制の考え方も、この倣いのような気がします。
ちなみに、日本では「住友化学株式会社」さんがネオニコチノイド系農薬を扱っていますが、
日本でネオニコチノイド系農薬の規制について真剣に議論されていたであろう頃の
経団連会長が同社CEOの「米倉○昌」さんであったことを考えると、
厚生労働省さんの「検討はします(が、当面規制はしません)」という対応(配慮(?))を
理解できるところです。
※飛躍してスミマセンでした。
朝顔は種を播いて、ゴーヤは苗を植えて。
花が咲くと虫たち(蜂や蝶など)が寄ってきます。
※頭を突っ込み過ぎではないでしょうか
※ゴーヤの花です。
そして実になります。
※今年のゴーヤも可愛い大きさです。
たぶん市販品のような大きさまでは育たないと思います。
(肥料がたりないのでしょうか)
・・・ ここから下は少し固い話になっていきます ・・・
植物の花は受粉の仕方が4種類あり、
「虫媒花」、「風媒花」、「鳥媒花」、「水媒花」(*)というそうです。
* : 「水媒花」は
花粉を水の流れにまかせて受粉させるという、運任せな受粉法です。
朝顔やゴーヤの花が「虫媒花」に該当するのかどうか知りませんが、
少なくとも農作物には「虫媒花」のもの多く、虫たちがいないと満足な収穫が得られないそうです。
ハウス栽培が多い現代では、自然の虫や風を頼れないため、
養蜂家に頼んでミスバチの助けを借りているそうです。
養蜂家の産出額の95%は花粉交配の仕事によるもので、
蜂蜜、ローヤルゼリー、プロポリスなど本来の養蜂生産額は5%以下の割合にすぎないそうです。
ここ数年(?)、世界の彼方此方で「大量の蜜蜂が死んだ/失踪した」
といった話がでることがあります。
その原因はまだはっきりしていないようですが、
推測されている一つの原因として「ネオニコチノイド系農薬」が指摘されています。
EUでは欧州食品安全機関(EFSA)が2013年1月に蜂への影響に関する評価結果を公表し、
農薬メーカーの反対意見を押し切って2013年12月1日より使用制限しています。
規制決断のよりどころとなったのはEUが基本理念とする「予防原則」という考え方だそうです。
予防原則とは、環境に対して甚大な影響を及ぼすおそれがある場合、
因果関係が十分証明されない状況でも、予防的な措置を取るというものです。
アメリカでも、米国環境保護庁(EPA)が2015年4月2日に
ネオニコチノイド系農薬4種類の新たな使用方法を承認しないことにしました。
日本の場合は、まだ規制に踏み切っていません。
厚生労働省のWebサイトにある説明では次のようになっています。
ネオニコチノイド系農薬3種は水稲のカメムシ防除に重要です。
カメムシ防除の効果、蜜蜂への悪影響の程度、人や水生生物への影響などのバランスを考慮し、
カメムシ防除に使用する殺虫剤の使用方法の変更が必要か検討します。
お役所言葉でよく使われる "検討します" です。
(検討されていないと疑っている訳ではありません)
予防措置の対応をとるEUなどとの考え方の違いを感じます。
「疑わしきは、当面の損得を優先する」
放射性物質に対する規制の考え方も、この倣いのような気がします。
ちなみに、日本では「住友化学株式会社」さんがネオニコチノイド系農薬を扱っていますが、
日本でネオニコチノイド系農薬の規制について真剣に議論されていたであろう頃の
経団連会長が同社CEOの「米倉○昌」さんであったことを考えると、
厚生労働省さんの「検討はします(が、当面規制はしません)」という対応(配慮(?))を
理解できるところです。
※飛躍してスミマセンでした。