湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇展示会で購入した陶器

2015年03月20日 11時29分49秒 | ちょっとした出来事?
先日(3/18)の休みの日に
熊本県立美術館別館」へ出かけました。

いつものように運動がてら歩いて行きました。

別館の近くに「熊本県伝統工芸館」(*)があります。

    * : 熊本の工芸の振興と、後世へ技の伝承を図ることを目的とされている施設です。
       熊本県内を始め国内の優れた工芸品による企画展が開催されています。

予定にはなかったのですが
「花園陶遊会作品展」という看板が目に入り
ふらっと入ってしまいました(**)。

    ** : 花園は熊本市内の地名です(私が住む島崎の隣町です)。
       私は花園公民館の自主講座(絵画サークル)に参加しており、
       自宅の近所にも陶芸をされている方が数名おられるので
       もしかしたら出品者にあるのではと思ったのです。


10名くらいの方が出品されていました。
会場におられた会員の方におききしたら
『公民館の自主講座ではなく同好者が集まった会です』
『ここに出品している者以外にも会員は70名ほどいます』とのことでした。

展示されている作品の出来栄えや、約70名の会員数ということで、
活発な活動をされていることが窺えました。

目的の美術館の閉館時間が気になりましたが
素晴らしい作品の数々に、目移りしながら何度も手に取ってながめました。

私は陶土をいじったことはありませんが
素人目にも何れの物も労作に見えました。

値札のような小さなシールが貼ってある作品もあり
尋ねると、即売もされているとのこと。
(作陶家のものでしたら「一桁間違っているのでは」という値段です)

持って帰ったらまた一言があるだろうな(***)とは思いましたが
思い切って買いました。

    *** : 家には三つの茶棚に使っていない食器類が沢山ありますし、
        箱に入って仕舞ったままの物もあります。
        花瓶も何個もあるので、陶磁器類が増えるのは家族に嫌がられるのです。


・花瓶

      ※言い訳ができるように、家にはない変わったデザインのものを選びました。
       二重構造の水入れ部分も陶器で作られていますのでズッシリしています。

・コーヒーカップ

      ※300円でした。(作者が確定申告で漏らしてもお咎めなしの金額と思います)


会員の方に『一緒にやりませんか』と誘われました。
やってみたい気は十分ありましたが、
先ずは水彩画を満足に描けるようになってからと、思いとどまりました。

家に帰ったら案の定言われました。
『また、そんなものを買ってきて』
(作者の方へ:当人は”粗悪な物”という意味で言ったのではありません)

  一言だけで、ネチネチではありませんでしたので
  一時おとなしく耐えるだけで済みました。
  (これがカヅちゃんの”寛容で、出来た”いいところです)

  


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 002 (ヨハネス・フェルメールさんの絵) ・・・・・・・・・・・



 ・画家:ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)       ライセンス:  (パブリック・ドメイン)
 ・タイトル:取り持ち女(The Procuress)
 ・制作年:1656年
 ・収蔵:アルテ・マイスター絵画館<ドイツ>

     ※「取り持ち女」とは昔の日本でいう「遣り手婆(ヤリテババア)」のことだそうです。
       (左から二人目の、らしい顔つきの女性)
     ※フェルメールさん自身の署名と制作年が記されている絵はこの絵が最初のもので、
       この絵の10年後ぐらいに描かれた「天文学者」と「地理学者」と合わせて3点しかないそうです。
     ※「北のモナリザ」とも呼ばれる、フェルメール・ブルーを使った下の有名な絵には署名がないそうです。
       23歳頃に描いた”遣り手婆(ヤリテババア)”(娼婦の絵)には署名をして、
       それより後に描いた”モナリザ”(少女の絵)には署名をしなかった ・・・
       同じ黄色い服を着た二人の女性を、フェルメールさんはどのように見ていたのでしょう




 ・画家:ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)       ライセンス:  (パブリック・ドメイン)
 ・タイトル:真珠の耳飾の少女(Girl with a Pearl Earring)
 ・制作年:16??年
 ・収蔵:マウリッツハイス美術館<オランダ>