湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 倹しい私の生活の象徴(?)

2015年03月12日 11時08分24秒 | 日常・その他
2年前に定年退職してからは
着る物や身の回りの品に頓着しなくなりました。

若い頃からどちらかと言えば構わないほう
でしたが、通勤電車に乗らなくなってから
一層その傾向が強くなったように思います(?)。


私が普段履いているズボンは

 ・両方の膝の横にポケットがある
  (片方はファスナー付の)作業ズボン
 ・ジーパン(古い呼び方(?))

の二つです。

ジーパンは子供からの”お上がり品”です。
着古されていたので膝のところが擦れており、
履いているうちに両膝とも破れてしまいました。

自分で繕いました。

そのジーパン(Levi's)の後と前です。
  

繕った部分の拡大(左足側)


これも子供からのお上がり品のジーパンの
尻ポケットを剥いで、当て布に流用しました。

  尻ポケットの布を使った理由は、面倒な
  篝(カガリ)をしなくて済むからです。
  裁縫は得意でありません。
  ですから、縫い目も見苦しくなっています。
  (シンメトリーでないところに
    味があるともいえますが)

画像でお判りのように当て布に使った
尻ポケットはWranglerです。

有名ジーパンメーカー2社の共作となりました。

このジーパンを履いて市立図書館や繁華街にも
出かけます。(作業ズボンでも出かけます)


もう一つ、倹しい生活の象徴をお見せします。

100円ショップで買った財布です。

この100円の財布を買うときも品定めに
時間が掛かりました。

  選択に要した時間を日当に換算すると
  数百円分になると思います。
  合理的な行動ではありません。

使い込んだ100円の財布(外側)

  ※擦れて薄くなっているところがあります。

使い込んだ100円の財布(内側)

  ※ファスナーが壊れているので
    硬貨が入れられません。

財布の中には

 ・健康保険証
 ・運転免許証
 ・銀行キャッシュカード
 ・市立図書館のカード
 ・スーパーなどの会員カード類(6枚)
 ・現金

が入っていますので、
遺失したら大変困ることになります。

 ボロ財布なので
 拾った方は、そのままゴミ箱に捨てて
 しまわれるかもしれません。
 親切に警察に届けられたとしたら、
 持ち主の生活状態を想像して謝礼を
 辞退されるかもしれません。



伏せをしたジーパンとボロ財布

人間、こんな風に構わなくなったら
老いたという事なんでしょうか。

 いやいや、これを御洒落(*)と見てくれる
 人がいるかもしれません。

  * :「洒落」という字は "シャラク" とも読み、
     「物事にこだわらないさま」という意味も
     あるそうですから。


自分の外見に気を使わなくなるのが
老いるということではなく、
人や物事への興味が薄れてしまうのが老いる
ということではないでしょうか。

そう考えれば、
私はまだまだ好奇心旺盛の若造ということに
なります。