よしみの北秋田市議会だより

合併して4期目の当選を果たした“福岡よしみ”が北秋田市の議会や市民の日常などを紹介します

消費税大増税 そこが知りたい④・・・社会保障のためなの?

2012年03月20日 | 日本共産党
 質問:消費税の増税は「社会保障のため」ってほんとうですか。

 回答:

 これは国民をだます宣伝です。政府は、消費税増税分は「すべて社会保障に充てる」といいます。

 よくみると、引き上げる5%分のうち4%分の10兆8000億円は、「社会保障の安定化」に充てると説明しています。「安定化」というのは、これまでの社会保障予算の財源を消費税に置き換えるだけです。

 すると、社会保障の従来の財源が「浮く」ことになり、他の使途に充てられることになります。公共事業か、軍事費か、それとも大企業減税の財源化はわかりませんが、社会保障以外であることだけは確かです。これでは、消費税増税分を、ほかのことに使うのと同じことです。

 残りの1%分、2兆7000億円は、「社会保障の充実」に充てるといいます。ところが、政府の「一体改革」には、年金の減額や子ども手当減額、老人医療費引き上げなど、負担増の目白押しですこれによる負担増で、2兆7000億円は消えてしまいます。さらに、将来的には年金支給開始年齢の引き上げ(68~70歳)も検討課題になっており、実施したら6兆円~10兆円も年金が減ってしまいます。

 「社会保障のため」といって増税しても、事実上、社会保障には1円も使われないということになります。

 (つづく)(しんぶん赤旗3月9日付)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿