GRAPEVINE@Zepp Tokyo

Zeppでバインを見るのは、カリーツアー以来実に2年半ぶりになります。ここしばらくは、バインがワンマンをここでやることはないだろうと勝手に思い込んでいたのですが。やはり今回はスポンサーがらみで会場が決まったのでしょうね。でも9割がたは埋まっていたようでちょっと安心。

ライブはいつもと同じ曲から同じような雰囲気でスタート、と思いきや、田中氏が妙にテンションが高いことがすぐに判明。「最終日！」という事を強調しまくってましたが、そのせいだと思っていいんでしょうか。少年で歌詞を間違えたあとにちょっと上ずった感じになったり、公園まででどえらい笑顔炸裂してたり、「ぎょうさん入ってるなあ、ありがとう！」と叫んだり。ちょっとびっくりしましたが、ボーカル自体は今日も調子良さそうだったのでとりあえずOKです。

セットリストはこれまでと同じだなあ・・・と思ってたら、REWの後で不意打ちな鍵盤の音が。げ、豚の皿じゃーん！横浜ではマイワールドだったのをこう変えてくるか！しかもこれがまた、いつもの事ながらいつも以上に圧巻で。今日のハイライトの１つと言えたのではないでしょうか。最後のくだり、今日は何が気になりだしてたのかが聞き取れなかったのが無念ですが・・・。

そんでその後がVirus→キングダム、このやばすぎる流れに実は思わぬ落とし穴がありました。キングダムで一気に全体の音のボリュームが上げられたらしく、あまりの音圧で正直、かなり聴き苦しい状態だったのですよ。ところどころハウリングもしてたし。あの長いアウトロもすごいことになっていたのに、それを素直に楽しめなかったのが残念でなりません。でも亀ちゃんのソロはカッコよかったです。しかし今日のZeppの音には、本当に泣かされました。あのバランスの悪さは、自分の位置のせいだとは思えませんよ。

それでも後半戦のアゲアゲチューンでは、きっちり楽しませてもらえました。ポリゴンのラスト、金やんがドラムセットからジャンプしたのは何かの罰ゲームだったのかしら。面白かったのですが、ジャンプが中途半端だったのが気になりました。100cc→アンチハレルヤの後に、大好きなSuffer The Childが加わったのがすごーくうれしかった。あとlambの間奏のギターソロ、今日の西川さんナンバーワンです。最高。

アンコールでは、いきなりBREAKTHROUGH→フライハイとたたみかけるように。と、突如田中氏が「今日はスペシャルなゲストが！メガネの天使、つじあやのちゃんです！」と発言。おおー！と客席騒然ですよ。私も大喜びしてしまいました。あやのちゃん観るの初めてだったので。しかも共演してくれたShiny Dayが、またものすごく良くて。笑顔でドラムを叩く亀ちゃんや、あやのちゃんの様子を伺いながらギターを弾く西川さんの姿に、軽くジェラシー感じるほどでした（←馬鹿）。ああそうだ、Bメロあたりで西川さんが「ウー、ランララン」とコーラスしてたのには、萌えやら笑いやらを耐えるのに必死でした。

そんで、その後ボーカルとコーラスが入れ替わってスカイラインを。田中氏曰く、この曲は元々女性コーラスをイメージして作ったんだそうです。確かにすごくハマってました。あやのちゃんの声って、全然いやらしく主張しないのですごくいいですねえ。ウクレレもタンバリンもかわいすぎでした。

で、アンコールが終わったものの田中氏がTシャツを脱いで行かず。はい、最終日ならではのWアンコールな展開でした。「ラストはバカ盛り上がり系の曲だろうな」と勝手に思ってたのですが・・・予想は見事にハズれ、あまりにも不意打ちなイントロ、光について。ああーそう言えば、今日はこういう曲１つもやってなかったんだ。王道バインの名曲に全身鳥肌、なんでこの期に及んでまだ感動させるのかこの人たちは。そのままラストのエブエブまで持っていかれ、ついに終了となったのでした。しめて2時間40分のライブ。

正直、音の悪さだけが本当に悔やまれるけれど、それさえ無ければ今年ナンバーワンのライブだったんじゃないかと思える内容でした。どうしてこんないいライブなのに、ツアーとっとと終わらせちゃうんだ、兄さん達おかしいよ！（←暴言）でもとりあえず、最高のライブを見せてくれたことに心から感謝します。来月のリキッドもよろしくですよ。

あ、そうだ最後に。田中氏が話してた「12/30に幕張のモーターショーで演ります、光岡のところで。」というネタ。なんだかみんな伝わってなかったようなので、光岡自動車のリンクしてみます。モーターショーで実物見たけど渋かったですよー。どんな締めくくりレポだよ。