Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

間違いなく春。

2008-03-30 20:22:21 | 日々
昨日は武道館まで行ってきまして。そのライブ感想文はこれから着手するのですが、とりあえずお堀沿いの桜が超満開で、そりゃあもう見事な眺めだったのには感激しました。あのバンドは毎年3月下旬に武道館でライブをやるのが恒例で、それゆえあの付近の桜はよく見ていたのですが、あそこまでばっちり満開のタイミングに合ったのは初めてでしたよ。行きと帰りで、夕暮れと夜の桜をそれぞれ堪能できたのも良かったです。

修理に出していたDVDレコーダーが今日ようやく帰還。案じていたHDDの中身は、全て無事で胸をなでおろしました。しかし、DVDのほうのドライブを丸ごと修理したとかで、払った費用は送料含め総額26,460円。新幹線2時間圏内に1泊の遠征ができる大変な金額です。それ以外にも、先週のどうでしょうやらフジファブ@CDJの映像が録画できなかったりなど、今回の故障によるダメージはひそかにものすごく大きいですわ。あーー(遠い目)。

気を取り直して。バインのFC会報が到着。今回も、西川さんのまさかのレジスタンスや田中家のほのぼの風景など、読み応え抜群の内容です。アルバム収録予定曲の歌詞が載っているのも、普段の会報とちょっと違う試みでびっくりしました。しかしそれ以上に驚かされたのが、先日のクラブサーキット@渋谷クアトロの写真。フロアを写した1枚の中に自分の顔がはっきりと晒されているのを確認した瞬間吹きました。うわあああ、なんつーみっともない顔のデカさだろか。こんなん載せるくらいなら、隣の西川さんのソロショットを見開きでどかーんと出してくださいって!

・・・ああでも、このページを閉じると西川さんと自分がくっついちゃーう、とか考えればこれもアリか・・・(←大馬鹿)

今夜はアラバキの第3弾アーティスト発表ですね。日曜の夜だというのにまたも夜更かし決定です。うーむ、イベントの内容や運営サイドのあり方など、フェスごとに個性が確立されつつある昨今ですが、ネット上での各種公式発表を土曜(=金曜深夜)で一本化するフェスがあったりしたら、個人的にはそのフェスをとても好きになりそうなんだけどなあ。などとくだらないことを考えつつ、録画しっぱなしのいろんな映像でも観ながら0時を待つことにします。

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TOKIO@日本武道館

2008-03-29 23:52:20 | LIVE
2年ぶりのTOKIOライブ感想文。さて、どう書けばいいものかと悩みつつ見切り発車で書いています。とりあえず、TOKIOライブに関する基礎知識については、2006年3月12日付の感想文を読んでもらえるとなんとなくわかっていただけると思うので、興味のある方はまずそちらからどうぞー。

とにかく、最近はCDも聴かなきゃTVも観ない。FCはとっくに退会。それでもやっぱり、ライブに行きたくなるくらいにはこのグループを好きなもんだから、友達の厚意に甘え、武道館4Daysのうちこの日のみ参戦することになり。だからと言って慌てて予習するかと言うとそうでもなく、スカパラの新アルバムをヘビロテしながら、ライブ当日を迎えたのでありました。

入場すると、まずは毎回ツッコミどころがあふれる個性的なステージセットに注目。今回は赤を基調とした和テイストなセットで、ステージは上に3段か4段、さらに左右にサイドステージ。背面は障子のような格子状のセットが組まれ、その上にはなぜか竹林のような絵の描かれたセットも見える。そしてもっとも目をひいたのは、ステージの真上に仕込まれた3面スクリーン。こちらも赤っぽいフレームに収まっていて、あえて例えるなら行灯っぽい雰囲気なんだけど。・・・なんつーか全体的に、映画「さくらん」のセットをすごく安っぽくしたみたいだ・・・(汗)

しかしこれらのセットが見事に全部見渡せたのも、今日の席が1階東ブロックF列という観やすい場所だったからこそ。FCでチケを取ってくれたWさん、ありがとうです!

で、いよいよ開演なのですが。やはりというか、最近の曲を全く聴いていなかったせいで、アンコール含め全20曲のうち知らない曲が約半数。これでは通常のような感想文で語るのはとても無理ー、ということで、書けるポイントだけ箇条書きでかいつまんで。

・ひさしぶりにステージ上のメンバーの立ち位置が変わっていました。しかも長瀬くんとリーダーが入れ替わるという大胆な変更。しかし最後まで観てもわざわざ入れ替えた意図がわからなかったんですが、あれはどういう試みだったのか。そのほか、サイドステージ右側にはサポートのブラスセクション、同じく左側にはストリングスのお姉さまたちが待機。

・衣装は5人がてんでバラバラでした。長瀬くんがベスト+シャツ+黒ソフト帽というレトロでシックな装いだったのに対し、太一くんが普通にカジュアル、山口くんがいちばんジャニーズっぽくキラキラ素材、そして茂さんは、よくわからない派手ジャケットとスリムパンツ+腰にお相撲さんのサガリみたいな意味不明の飾り。この期に及んでお揃いの衣装にして欲しいとも思いませんが、ここまで自由すぎるのもどうなんだと。

・ちなみにその後衣装チェンジも2回ありましたが、やっぱりどれもバラバラでした。やはり山口くんの衣装はハーフパンツ&ワークブーツがいちばんしっくりきますね。

・セットリストは、オープニングで宙船→青春とたたみかけ、3曲めにAMBITIOUS JAPAN!で、なんか力技な流れだなーと思いつつ最初のMCへ。

・しかしその後が意外でした。do!do!do!とか、ALIVE-LIFEとか、それなりに認知度のありそうなタイアップ曲も折り込みつつも、基本は最近のシングルのカップリングやアルバム曲と思しき(←わかってない)ミディアム曲を次々披露。前の3人がときどきサイドステージに移動する以外はあまり目立った演出もなくて、序盤から丁寧に聴かせるライブをやろうしているのが伝わってきました。

・で、実際丁寧に聴かせてくれたかというと。私の位置ではあまり音がよくなかったので何とも言えない部分もあるけど、茂さんのギターは2年前のライブよりはるかに普通に聴けました。しかしドラムは相変わらず走ったりモタったりしまくりなのが痛い。太一くんはいろんな機材を使い分けているのですが、ほとんどの曲でストリングスが入るせいもあり、鍵盤の持ち味があまり活かされていなかった気がするのが残念でした。もっとストリングスを減らして、そのぶんシンセなどで遊んじゃってもいいような気がするんですが。

・長瀬くんのボーカルは花粉症のダメージもなくいい調子だったように思えました。今回歌詞を間違えていなかったかどうかは、自分がまったく歌詞を覚えていないのでわかりません。

・途中、どこかの曲間で山口&松岡くんのセッション的なものと、太一くんのソロコーナーがありました。が、どちらもライブ感や即興性などの面白みが感じられない、なんというか発表会っぽい「一生懸命練習したので聴いてください」風な空気が漂っていた気がします。他のメンバーの衣装替えの間の時間つなぎであったのはわかりますが、あんまりそういうのは無理してやらなくてもいいんじゃないかと。特に太一くん、いくらなんでもエレクトロをやるのは無謀だ。

・などとダメ出しをしてみましたが、私のごひいきである太一くんは、久しぶりに見てもやっぱりものすごくステキでした。あの超絶なかわいさとイカしたパフォーマンスっぷりは、冷めたファンの心すら熱く揺さぶります。私はやっぱりそう簡単にこのひとから離れられはしないのだわ。

・恒例の中盤の超ロングMCタイムの内容は割愛。MCの立ち位置も微妙に今までと変わっていて、そのせいか30分近くもしゃべった割には面白さの爆発力に欠ける気がしました。

・今回のセットリストで個人的にいちばんうれしかった曲は、どいつもこいつも。もともとこの曲のベタ感ギリギリな感じも好きなのですが、この曲がリリースされた頃がいちばんファンとして盛り上がっていた時期でもあったので、なんかバカ丸出しで楽しかった時代を思い出してしまいましたよ。そういやこの曲のPVの振り付けも覚えたんだよなー(遠い目)。

・そろそろ終盤戦かというところで、突然松岡くんが和太鼓を叩き始めたのには驚きました。いったい何の演出かと思ったら、しばしの間ドコドコと叩き続けた後、そのまま本日、未熟者のイントロになだれ込むという展開。その和太鼓を練習するヒマがあったら、ドラムをもっと練習して欲しいと思ってしまった。

・明日を目指して!ではなぜか太一くんと長瀬くんがタオル回しを。しかし客席が誰もマネしていなかったところを見ると、どうもこの日突然やり始めたっぽい様子。なぜだ。

・終盤クライマックスは、お約束のJUMBOでもってジェット風船タイム(TOKIOライブでは最後に各自用意したジェット風船をいっせいに飛ばすのが恒例なのです)。というわけで、ここでそれまでアリーナ席後方で鑑賞していた某関ジャニのみなさんと、FiVe(←こういうバンドがジュニアに存在する)が風船を持って登場したのですが。飛び入りの割にみんなステージ中央に集まって適当に飛び跳ねているだけで、なんかすごく中途半端でした。その一方で茂さんは、ステージの一番高い段のところで1人でギターを弾きまくっていましたねえ。その心意気こそがさすがリーダーだ。

・本編ラストは、最新アルバム収録のsugar。これは長瀬くんの作詞作曲だということで、曲の前にこの曲に込めた思いを語る長瀬くん。2年間まともにツアーをやっていなかったのに、待っていてくれたファンに感謝したいと。そして、その感謝の意味もこめて、レコーディングに打ち込むメンバーの映像をスクリーンで流しながら歌うから、と。ベタな演出ではありますが、やっぱりファンにとってはうれしいですねこういうの。近年はしっとりした曲でライブを締めるようになったあたりも、個人的にはすごくいいなあと思いますし。

・アンコールでは、油断していたところにまさかの城島ソング2008。今年はどんなバージョンで来るのかと思ったら、各メンバーごとに出演CMの商品名とコピーを連呼しまくる節操のなさ。相変わらずバカっぽさ炸裂で何よりです。山口くんの生「ファイト・いっぱああああつ!」が聴けてちょっと感激しましたわ。

そんな感じで。終わってみれば近年のアルバム曲やシングルにかなり偏った、昔の名曲を期待していた人間にとっては肩すかしなライブになりましたが。しかし本当に熱心なファンの立場で考えたら、今回はやっぱりこういう内容にして正解だったような気がします。2年前のツアー以降、アルバムが2枚、シングルもけっこうリリースされているわけで、これらの音源を聴いてライブで聴ける日を心待ちにしていたひともたくさんいたと思いますし。

とりあえず、7月からはものすごく久しぶりに夏のツアーも決まっているので、この春ツアーで取り戻したバンドとしての感覚を、できる限り維持して更に盛り上がりながらより良いライブを見せてもらいたいと思いますよ。今回聴けなかったなつかしの名曲たちは、ぜひその時にでもよろしくお願いします。個人的には、大波小波Rock'n Rollを死ぬほど期待していますんで、太一くんよろしくねー。

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無理してきます。

2008-03-29 16:18:48 | 日々
アナログさんのライブ感想文を書きました。うまく言えないのですが、なんかもう、本当にステージの上も下もいろんな思いにあふれているのがひしひしと感じられて、忘れられないライブになった気がします。このライブがいつか、州ちゃん復帰によって笑いながら語られる思い出になればいいなあと思うばかり。

某所にて、5月リリースのバインの新シングル情報を教えていただきました。今回も3曲入り。表題曲はなんだかとてもバインらしいタイトルで、それだけでも期待が高まるわけですが。カップリングになんと、去年の春ツアーの音源から「南行き~COME ON」が収録されるとの情報に、思わずガッツポーズ。南行き!あのツアーで私が骨抜きにされまくった、けれども諸事情によりライブDVDに収録されず涙を飲んだ、あの南行きが!いやああ超うれしいっすよお。敢えて札幌ライブの音源ということは、この日のプレイは某ハニー・クラビッツな問題をクリアしていたのでしょうか。ああとにかくこれは楽しみだー。

今日はこれから、2年ぶりに某バンドTのライブを観るため武道館に行ってきます。全開のライブ以降、全く音源も聴いてないし出演番組の類もほとんど観ていない状態なので、今回どこまでついていけるか正直ちょっと不安ではありますが、まあなんとかなるでしょう。声を大にして言う話でもないけれど、これでも一時期はずいぶん熱心なファンだったのですよ。今となっては自分自身がいちばん信じられない事実ですが。

というわけで、おそらく大多数の方々には目ざわりでしょうが、2年前同様このバンドのライブ感想文にチャレンジするつもりです。さあ、彼らも自分もこの2年で少しは進化しているのかそれとも相変わらずツッコミどころ満載なままなのか。とりあえず千鳥ヶ淵の桜を見られるのが楽しみだー。

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アナログフィッシュ@LIQUIDROOM ebisu

2008-03-28 23:16:21 | LIVE
まず最初にお断り。この画像は、ライブ前に突然告知された「You Shoot!」という粋な企画ゆえの1枚。「指定の1曲演奏中のみ」「ツールは携帯のみ動画も可」「ホームページやブログへの投稿もOK」というルールのもと、ライブ中ステージの撮影をお客さん全員に許可、というかお願いされちゃったのです。踊りながら撮影した中でこれがいちばんまともに撮れていたんですが、なんだかよくわからないですね。ということで詳しくは本文で。

さて、あまりにも衝撃だった州ちゃん脱退のニュースから半月。結局あれから1度もアナログさんの音源を聴く気になれないまま、2人体制になって以降初ライブでありSIX PISTOLSシリーズファイナルとなるこの日を迎えました。ちょうど半年前、このシリーズ初日のシェルターでのアジカンとの対バンを懐かしく思い出しつつ、期待と不安を抱えながらいざリキッドへ。

割と開演ギリギリに入場したのですが、予想以上に人の入りが悪くてびっくり。少なくとも、私が今までリキッドで経験したライブの中ではいちばん余裕がありました。えええ何故、州ちゃん脱退のせい?とも思ったけど、よく考えたらマメにライブを行いつつもこの1年以上全くリリースのないバンドが、年度末の金曜にリキッドでワンマンというのは、それだけでじゅうぶんチャレンジなわけですね。なんだかさびしいけど、ぶっちゃけとても快適なのも事実。

定刻を過ぎ、健ちゃんがいつものテンションで現れると、続いて木村さん、もっくん、下岡くんが登場。で、各自が1度は立ち位置についたと思ったら、ばらばらとステージ中央に集まって、なんと円陣&掛け声をしていたものだからびっくり。これだけで、彼らの今日のライブにかける意気込みが伝わりました。

そして始まった長い長いあのベースのリフにノリながら、下岡くんがハローハローと声を張り上げる。1曲目からHello!州ちゃんの不在を改めて自身の目で確認した我々も、このキラーチューンからのスタートに、そうだ今日のライブは州ちゃんのことを嘆くために来たんじゃないんだと、はっとさせられる。斜にかまえて観てる場合じゃないってば。

しかし、Helloのラストで「ハローハロー・・・ニューワールド。」と締めてから、2曲目に行くのさ。この、新体制になっても前進し続けようとする2人の決意が感じられるかのような流れには、さすがに思わず涙がぼろぼろ。そういえばこの曲は、9月のSIX PISTOLS EXTRAでの1曲目だったっけ。ああ、なんだかあの9月吉日の日がとても懐かしい。

そこからは健ちゃん曲を立て続けに4曲。確かスピード→LOW→世界は幻→ラバー(新曲)、だったでしょうか。どこか間違っているような気もしますが。

ここらへんまで序盤戦のバラエティに富んだ選曲を聴いて、この4人での音についていろいろ感じたことがいくつか。もっくんのドラムは、州ちゃんとはまったくタイプの違う音でした。州ちゃんの音がしなやかで弾むような、まるでゴムボールのようだったのに対し、もっくんの音はずっと硬質でがっちりロックな印象。それゆえ、横ノリで踊りたい曲では明らかに違和感を感じたものの、しっとりとした曲では存在感があって「これもアリ」と思えました。つーかたぶん、今思えば州ちゃんの音がドラマーとして異質だったというか、アナログさんの持ち味を演出する独特の叩き方をしていたのかもしれません。

木村さんの鍵盤はオルガンがメインで、隙間のあるアナログさんの音にうまく絡んでくれていたと感じました。コーラスは州ちゃんに比べると低いキーでやっておられたようで。もちろんそれ自体は問題ないのですが、あの3人のインパクト大なコーラスワークは、ありえないくらい高音に厚みがあったからだったんだなあと再認識。

その後は、下岡くんがスペースシャトルについてMCで触れ、その流れでテキサス。この時の下岡くんの、大サビまで一切ギターは弾かずにハンドマイクで聴かせてくれたボーカルは、圧巻の一言でした。で、そこからさらにバタフライ、さらに前進座でお披露目された新曲・パラドックスと、いずれもミディアムで濃い曲を。こうなると必然的にリズム隊が肝となるわけですが、テキサスあたりでは健ちゃんが終始後ろを向き、どうやらもっくんと合わせることに集中していた、その様子も印象的でした。あと、バラフライでの「らっせー」は、州ちゃんの代わりに下岡くんメインでの全員によるコール。

ここから先はかなり記憶が曖昧なので順不同で。ええと、確かあまり聞き覚えのない新曲が2曲ほどありましたね。CRAP YOUR HANDSという健ちゃん曲は、その名の通りお客に手拍子を求めながらのノリのいいナンバー。これはもっと前半のほうでやっていたような気もしますが自信なし。一方下岡くんのほうは、3人での「ライト・ブライト」(たぶん)というコーラスの繰り返しがとてもインパクトのある1曲。どちらもまだ変化していく余地のありそうなナンバーでした。

そしてダンスホールにて、おまちかねの「You Shoot!」タイム。曲の前に下岡くんから撮影OKの告知がされるやいなや、みんな携帯を取り出して身構えまくり。その反応があまりに良かったのか「みんな思った以上にくるなあ(笑)」と苦笑するメンバー。実際撮っていたのは全体の4割くらいでしたかね。私は「1・2・3・3・22・1」も楽しみたかったので数枚の静止画を撮影したにとどまりましたが、動画で1曲丸ごと撮っている子もいました。まだ音源化されていないステキナンバーで、こんな楽しい企画をやってくれた彼らのサービス精神と冒険に感謝。

さよなら90'sでは、またも歌詞が現在のアナログさんの状況に勝手にクロスオーバーしてしまい、ついうっかりもうひと泣き。あとはB.G.Mとアンセムをやって本編終了だったでしょうか。どちらも力強いリズムに乗っかって、大いに踊らせてもらいました。このへんの定番ナンバーでは、どうしたって州ちゃんの音との違いをいちいち意識せずにはいられなかったけど、同時に4人が新しい音を作り出そうと曲に向き合っていることを端々から感じ取れたので、これを事実として受け止めていきたいなあと思いました。

そしてアンコールなわけですが。健ちゃんはなぜか側転をしながらご登場(笑)。あんなに本編の曲間ではオンマイクでぜーはー言っていたのに、そのエネルギーは何ですか。それからえーと、下岡くん、フロアからの「帽子とってー」という声に反応し、帽子の秘密を教えてくれたのもこの時でしたっけね。まさか「帽子の下には卵があって、それを温め続けなきゃいけないので帽子を取れない」だなんて、予想もしていませんでした(爆笑)。そうか、それじゃいつかその卵が無事孵化することを我々は祈っていますからね下岡くん。

そんな感じで和やかな空気が流れつつも。下岡くんが「まあ、何も変わらないんで」と一言ぼそりとつぶやき、新曲・Life goes onを披露すると、改めて州ちゃんのことやこれからの2人のこと、短い準備期間で協力してくださったサポートのお2人のことなどが頭の中をぐるぐると回り、なんだかたまらない気持ちになりました。ここから先は私の勝手な解釈なのですが、普段はどこか俯瞰しているような感じで、それが魅力の1つでもある下岡曲が今回のライブではいつもよりずっと、自分たちだったりステージの上のひとたちの生活や感情に寄り添っているように聴こえて、それが本当に印象的でした。


アンコールは1曲きりで終了。しかし、メンバーが退場してもフロアの拍手は止まず。だって、今日はSIX PISTOLSシリーズのファイナルじゃないですか。いろんなことがあったこの半年に及ぶシリーズが、そんなに簡単に終わってしまっては寂しいですよーー。

ふだんはめったにダブルアンコールなどしないアナログさんですが、みんなの力強い拍手の甲斐あってか、メンバー再登場。でも「僕らもう曲がないんだよ!」ということで、ラストはもう1回ダメ押しでHello。みんな笑顔で、お祭りみたいに盛り上がって、本当にいいラストでした。

そんな感じで。ダブルアンコールを含め約1時間50分と、時間的にはコンパクトだったけど、いろんなことがぎゅーっと詰まったとても濃いライブでした。そりゃあ演奏的には、タイミングがずれたり違和感があるところも少なからずあったし、お客のほうも何かしら意識しすぎな部分もあったと思う。けれどそれ以上に、ステージの上も下も、ライブ中一貫してこのバンドへの愛情にあふれながら盛り上がったライブだったと感じました。もっくんがプレイ中何度も笑顔を見せてくれたのが、なんかすごくうれしかったなあ。

とりあえずみなさん、SIX PISTOLSシリーズおつかれさまでした。今後のことはわからなくても、やっぱり私はアナログさんの曲もそれに携わるひとたちのことも好きなのだと今さら気づいたので、これからの活動にも期待させてください。とりあえず、すばらしき未発表新曲の数々が1日も早く音源化されることを待ち望んでいますから!

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愛しき疲労感。

2008-03-28 00:20:50 | 日々
スカパラ@新木場の感想文を書きました。今回のライブに行って思ったのは、私はやっぱり去年までのスカパラに少し飽きてきていたんだろうなあということ。偏りがちなセットリストや長持ちしすぎなピンクのジャケット、オフィシャルの放置プレイから加藤さんの微妙な髪型に至るまで、「変わってほしい」との願いがいらだちや冷めた視線へと変わりかけていたこのタイミングで、おっさんたちにばっちり喝を入れてもらい、またそのすごさをまざまざと見せつけられた気がします。すみません、どうかこれもついていかせてください、よろしくお願いします。

それにしても今日は本当に体全体がダルくてしんどかったです。両腕に妙な疲労が残っているのとか、膝の裏に違和感があるのとか、かなり久しぶりの感覚でした。まあRO69にアップされてる兵庫さんのレポによると、谷中さんや欣ちゃんの体もライブ後には悲鳴をあげていたようなので、おたがいそれだけ完全燃焼したということで。

こんな体ですが、明日はアナログさん@リキッドを観に行ってきます。スカパラとはまた違った意味で、従来と比べ新鮮な要素の多いライブになると思いますが、下岡くんと健ちゃんの勇姿をしっかり確認してきますよ。恵比寿ってどこか桜の咲いてるところありましたっけ。せっかくなので行く先々で花見をしてみたい。

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