Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

フジファブリック@中野サンプラザ(2日め)

2008-05-17 23:47:32 | LIVE
さて中野サンプラザ2日目。せっかくの土曜でもあったので、今日はMさんと昼間から中野ブロードウェイを散策し、昔の音楽誌を物色しながらバンドブーム時代に思いを馳せたりした後に会場へ向かいました。そう言えば、あの時見た雑誌たちに載ってた時代のユニコーンがいたからこそ、志村くんの今もあるのかもしれませんねえ。ちょっと話が強引でしょうか。

今日の座席は昨日より1列前のどセンターでした。前のひとの頭でいまいち見えづらかったものの、音のバランスは前日より抜群によい場所だったので、今日は観るより音を楽しむほうを重視すればいいやと納得。

この日のセットリストも基本形は前日と近い内容でした。なので、今日の感想文は前日と違っていたところや印象的だったところだけを箇条書きで挙げていくことにします。

・城戸さんを除く4人は、前日とまるで違う雰囲気の衣装。志村くんが黒ハット&細身のひとしか着ることのできなさそうなステキ白Tシャツ姿で、ダイちゃんはプレーンな白Tシャツ+謎の巨大星型首飾り。前日のフレンチシックな衣装も良かったですが、こちらも似合いますね。

・しかしそれ以上に目を引いたのは、総くんの長袖Tシャツですよ。黄緑っぽい色みで、柄はペイズリーをもっと怪しくしたような、例えて言うなら去年のバインのママとマスターツアーにおける高野さんのシャツみたいな(←ほとんど伝わらない)。この格好で赤のダブルネックギターを弾いてしまうのだから、さすがは大阪人というしかありません。

・ちなみに志村くんは、どの曲の終わりだったかで帽子を取って貴公子風ポーズのおじぎをしていました。黙ってそういうことをしていれば、この人だってまるで王子様のようなのになあ(←何が言いたい)

・新アルバム曲のStrawberry Shortcakeが、大胆にも桜の季節に替わっててびっくりしました。しかし自分は桜の季節はライブ初聴きだったのでとてもうれしかったです。ああ、そう言えば春っていつ終わったんだっけ。

・パッション・フルーツの2番歌い出しで志村くん「こーがねーむしーーーはーーかーねもーちだーーー、セイッ!」。なんですかその替え歌は。突然すぎ&面白すぎて、そんなんじゃセイッって言われても歌えないじゃんか!

・中盤では、打上げ花火&地平線を越えての替わりに蒼い鳥。2曲ぶんの尺を使ってたっぷり聴かせてくれました。2日間でまさかこんなにいろいろ旧曲が聴けるとは思ってなかったので感激です。

・ただ志村くんのボーカルは前日に比べるとやや声が出ていなかった気がする、と感じたのは、若者のすべてあたりだったはず。

・終盤前のMCは、前日のぐだぐだを反省してかコンパクトな内容に。ここでダイちゃんの首かざりの謎が明らかになりました。そうか、自分の作曲した「星降る夜になったら」にちなんでの星型なのですね!これにはお客もメンバーも、笑うどころか思わずほほうと唸ってしまいました。

・終盤の5曲は、前日にラストだった銀河が2番目になって、そのかわりTEENAGERで締め、という流れでした。ぶっちゃけ個人的には前日の流れのほうがテンション上がったんですが、TEENAGERで締めるほうが今回のアルバムツアーらしさを感じられたのも確かなので、これはこれで納得。

・そう言えばここらへんからダイちゃんはメガネをはずしてプレイしてて、普段はカモフラージュされている真剣な表情がよく見えてカッコよかったですよ。汗だく本気モードなときの鍵盤弾きって普段とのギャップが大きいぶん、余計にときめいてしまうような人が多いと思いませんか。沖さんとか、池ちゃんとか、森さんとか。

・確かTEENAGERのときだったか、間奏のときに下手側ステージ前方に歩み出た総くんが、ソロを弾き終えたあとにとても無邪気に笑ってて、その笑顔にうっかり萌えました。あんな衣装着てたのに。やはり彼は将来いろんな意味でとんでもないギタリストになりそうな気がします。

・本日のアンコールでの物販紹介の小芝居は加藤さんオンリーで。おそらく初日からずーっとあの小芝居を続けたであろう加藤さん、本当にお疲れさまでした。

・そしてアンコール1曲めにダンス2000!いやー、志村くんが加藤さんにイントロを振った瞬間「くる!」と確信して思わずこぶしを握り締めてしまったくらいうれしかったです。

・虹のラストのメンバーソロ回しの際、例のごとくスティックを鮮やかにくるくる回していた城戸さんの手から、まさかのスティック落下。一瞬「やってもうた!」な表情を見せたもののそこは城戸さん、すぐに同じ左手で高々とスティックをほおり投げてキャッチするという大技を披露し見事リベンジを果たしたのでありました。

・いちおうツアーファイナルということで、今日はダブルアンコールあり。さてどの曲で来るかと思ったら・・・志村くんの「僕が山梨から高円寺に越してきてはじめに作った曲です。」というMCのあとに始まったナンバーは、茜色の夕日。おおおお、これもライブで聴くの初めてですよ私!

・2日間のお祭りの最後に大きなホールに響き渡る温かい名曲。その音とシンプルなライトに照らされて歌い奏でる5人の姿がとてもマッチしてて、とても気持ちの良いラストでありました。

そんな感じで。期待以上にいろんなサプライズとツアーを消化してのバンドの進化を堪能できたライブでしたが、それ以上に5人がライブをめいっぱい楽しんでやっているのがひしひしと伝わってきた、なんだかとても幸せなライブでありました。正直言うと、バンドの音自体はまだ物足りなさを感じる部分もところどころあるのですが、それを補って余りあるものを得られた気がしますよ。

そして改めて思ったこと、やっぱりこのバンド面白い。なんでバラバラに集まったメンバーでもって、こんな曲・こんなライブができるのか。まだまともにフジファブを聴き始めて1年も経っていない私にとっては、謎が多すぎて魅力です。次に自分がライブを観に行けるのがいつになるのかまだはっきりしてないのだけど、少なくとも年内はまだまだお目にかかれますよねきっと。その時を楽しみにしていますのでー!


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