Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

GRAPEVINE@高知X-pt

2008-07-12 23:57:05 | LIVE
1週間前の浜松ライブの余韻もそこそこに、再びバインを見るために今回向かったのははるばる四国。私の地元・高知とバイン相方であるTさんの地元・香川を土日で回る、我々にとってまさに夢のようなスケジュールです。特に私にとっては念願の初・地元バインライブということで、勝手に特別な思いにふけりつつ旅立ったのでありました。

高知に到着しホテルにチェックインを済ませると、そこから徒歩10分ほどのところにあるX-pt(ちなみに『クロスポイント』とよみます)へ到着。最近できたらしく私も初めて行くハコだったのですが、直結する地下道で整列したのち入場してみたらば、大きなバーカウンターが目を引くとてもキレイな会場でした。番号がそこそこ良かったので、珍しく金やん側の2列目を確保してみたのですが、いやーやはり近い!いつもは人波にもまれるのがイヤで前に行かない自分にとって、バインをこれだけ近くで見るのは相当久しぶりなことです。うおお、さすがにこれはテンションあがるわ。

そしていよいよ開演。メンバーが登場し立ち位置に着くと、高野さんだけが死角に入るものの他の4人がとても近く感じられることに感動。特に亀ちゃんがこんなによく見えることなんて、未だかつて経験したことがありません。先日の浜松が音に集中するライブだったぶん、今日はステージ上に目を凝らしまくってしまおうとここで決意。

今日も1曲目はCORE。ただし前回に比べ、かなりアウトロが長くなっていました。そしてアウトロの田中シャウトのところで、亀ちゃんがコーラスをしていることに初めて気づきびっくり。しかしこれは、この日見せつけられる私の知らなかった亀ちゃんの仕事っぷりの一端に過ぎなかったのですが。

今回本編で唯一浜松とセットリストが変わっていたのが、2曲目だったジュブナイルが4曲目に移動した点。そして3、4曲目だった冥王星とI must be highがそのまま繰り上がって2、3曲目となりました。冥王星はより一層痛快さを増し、田中の開脚弾きも素直にカッコよし。そしてマスビーでは、冒頭の田中&亀ちゃんによるサイン交換の一部始終を目の前で観られて感動ですよ。特に亀ちゃんの年齢を感じさせないイタズラな笑顔、あれには一瞬本気でやられました。この方が相当なイケメン(←何)であるという事実をあらためて思い知らされた瞬間でしたよ。

4曲終わって最初の田中氏MC「また来たぞカツオ野郎!」長年憧れていた「カツオ野郎」呼ばわりが、ついにこの瞬間現実に!きゃあああああ(←馬鹿)

西川さんに関しては、この日あまりにも髪型がアレだったのと立ち位置が対面でやや見づらかったこともあり、最初こそ亀ちゃん田中氏ばかりに注目しがちだったのですが。やはりCOME ONあたりから西川さんの冴えっぷりに釘付けに。普段はやや後方に位置取り、その指先や足元の動きに妄想を膨らませるのが常ですけども(←変態)、今回は間近であの素晴らしいプレイっぷりを堪能させてもらいました。途中、チョーキングの瞬間に思わず「うわああ弦になりてええ!」と心から思った自分がいたのですが、「ギターになりたい」ならともかく「弦」って何だ自分。

COME ONが終わったところで、なんと田中氏の口から「それじゃあ四国にゆかりのある金戸さんからありがたい一言を!」というサプライズが。金やんもお客もこれにはびっくり仰天です。少なくとも私が今まで観た中で、こういう形で特別に金やんにMCが振られたことなんてなかったので。しかし金やんは、突然のことに苦笑しつつも「実は昔、1年くらい高知に住んでいたことがあって・・・そのときは高知は別に好きじゃなかったんだけど(←ここで田中ウケる)。昨日カツオを食べて『俺の味だ!』と思いました!」と、大変ステキなお言葉を聞かせてくれたのでありました。ああ、またしてもビバ高知な展開。

中盤で衝撃的だったのは、亀ちゃんのコーラス連発。また始まるために以外に、スラップスティック、鏡、Twoでも仕事をこなしておられたのには、本当に驚きました。確かここ数年くらいは亀ちゃんにコーラスの出番なんてほとんどなかったし、実際とりたてて上手い訳でもないのに、一体どうして今回はこんなことになったのか、うーむ。とりあえず、がんばってください亀井先生!(←何様)

あ、亀ちゃんがらみでもう1つ思ったこと。最近の亀ちゃんの演奏中のたたずまいが、なーんか誰かに似てるなあと思っていたのですが。今回間近で観て、ひょっとしてミスチルのJENと共通項多いんじゃないかと気づきました。ドラミングの体制や目を閉じぎみな様子とか、緩急のある曲での気合の入り具合とかが。だから何だという話ですが。

豚の皿は、何が気になりだすのかさっぱり聞き取れませんでした。後でネットでも情報を探したのですが結局わからずじまいで、それが唯一にして最大級の心残りです。高知の何を気にしてくださったのか田中氏ーー。

あと、中盤の潜水ゾーンでもう1つ印象的だったのが、フロアの反応。確かエレウテリアあたりからGlare前までおよそ6~7曲の間、曲が終わっても拍手も掛け声も一切起きず、ひたすら緊張感が持続しっぱなし状態でした。浜松でも翌日の高松でもそういったことはなかったのですが、いつも高知ではあんな感じなんでしょうか。こういう反応の違いも遠征の面白みの1つですね。

終盤は押し合いこそ皆無でしたが、さすがに最前ブロックだけあって盛り上がりまくりで楽しすぎでした。アンチ・ハレルヤのご当地ネタは「桂浜旅行」で。女たちは、アウトロで徐々にテンポを落としぐだぐだに締めるパターンに変化してました。ラストに上手側で何やら爆笑が起こっていたのですが、あの時ステージでは何が起きていたんでしょう。もし西川さんネタだったらかなり悔やまれますわ。

そうこうしているうちにあっという間に本編終了となり。さあ今日はどんな曲が聴けるのかと楽しみにしながら、メンバーを迎えたアンコールだったのですが。ここでまたも意表をつくアクションが。なぜか金やんが「キシリトールガム」のボトルを持っているではありませんか。で、いったいどうするのかと思ったら、ボトルをマイク前に差し出してシャカシャカ振るパフォーマンス。えええ、それってつまり、シェイカー?(爆笑)

さらに、ボトルのフタを開けると自分の口にガムを入れ、さらに客席にも1粒放り込む金やん。それを見てウケる田中氏、目を輝かせて金やんに見入る亀ちゃん、そしてアンプに寄りかかりながらその楽しげな様子を見守る西川さん。いやーあの光景はいろんな意味でステキすぎでした。

というわけで、アンコール1曲めは今日も報道。そのほどよく肩の力の抜けたイントロにあわせ、金やんはガムボトルをシェイク。そしてこのイントロの間も亀ちゃんはずーっと金やんに釘付け。どれだけ金やんが好きなんですかあなたは(笑)Bメロでベースの出番になったところで金やんのパフォーマンスも終了しましたが、おかげで報道に関してはほかの記憶がまるでありませんよー。

あ、ちなみに確か報道の前には田中氏から「今日はこの後移動せにゃいかんので、カツオを食べるだけために昨日前乗りしました!」とのナイス報告もありました。これにはフロアのカツオ野郎一同は大喜び。よーしよし、高知にカツオがある限りバインライブはいただきですね!(←馬鹿)

しかし、報道ですっかり愉快になり油断していたらば、田中氏の「じゃあブルースロックを!」というセリフと共に始まった次の曲のイントロに、まさかの瞬殺です。こ、これって、Suffer the Child!いやあああすっごい久しぶり!この曲大好きなんだようう。そんな風に感動したのは私だけではなかったらしく、フロア全体は大盛り上がりです。

そしてSuffer the Childと言えば西川さんの見せ場が満載な曲でもあるわけですが。今回は曲の冒頭から終始、音源のフレーズにこだわらない自由なプレイを披露しまくり、田中氏の「アニキー!」コールを受けての間奏ソロでは泣く子も黙りそうな会心のプレイを聴かせてくれました。ああこんなに最高なのに、ちょっぴり髪がボサボサすぎるくらいで文句を言ってしまってごめんなさい西川さん!(←馬鹿)

ラストはその未来。このへんはもう勢いだけだったので記憶がありません。ただ、次にいつちゃんと見られるかわからない亀ちゃんのプレイっぷりや、ガムをもぐもぐ噛みながらベースを弾く金やん、田中氏のシャウトっぷりなどを必死に観ていたような。そうして2時間半弱のライブはあっという間に終了。

そんな感じで。念願の地元ライブは、ステージ上で起きることや耳を刺す音のひとつひとつをめいっぱい堪能できた、非常に思い出に残るライブとなりました。さすがに音に関してはポジションがポジションだっただけに、決していい音を聴けたわけではありませんでしたが、浜松と比べてのアレンジの変化も自分なりにしっかり楽しめたと思いますし。この余韻を残したままで明日の高松ライブに行けることがまた、幸せでたまりません。というわけで、山ほどの感動と萌えネタ、そしカツオのたたきを肴に、その後はホテル近くの居酒屋でTさんと延々語り合ったのでありました。そして翌日に続くー。


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