上発地村から

標高934mぐらい日記

雨が降るとわかっている場合 焦るなと言われても・・

2011年04月22日 | Weblog
昨日からキャベツを植えはじめた。
今朝も続けてガシガシ植えるつもりだったのだが、相棒(同じくKGFの雇われK農夫)が
「定植機の調子が悪いんだけど」と言う。見たら苗を挟んでつかむ部分の部品が壊れていた

他のちゃんとしてる農家は滅多にないが、ウチの春先の作業ではしょっちゅう機械の故障がおこる。
農機具センターに連絡し、仕方ないので手で植えることにした。

今はほとんどの農家が機械植えだが、俺が就農した頃はみんな手で植えていた。
機械化で仕事が楽になると、沢山作れるようになる。そうすると全体量が増え価格は下がる。
そこで収益をあげようとして更に大量に作らなければいけない
機械化で楽になったはずが、逆にどんどんしんどくなるのだ・・・

こういった事はよくある話・・・
だからと言って逆戻りできない。一線超えてしまうと、戻るには相当な覚悟と労力がいる。

一畑手植えでなんとか植え終わり、次に植える畑の畝立てをする。
相変わらず段取りが悪く、お昼も食べずにやらないといけない無理な感じになった。
雲行きは怪しく、ポツポツと雨粒も落ちてきた。

選挙カーにも愛想よく手を振らないといけないし、近所の人が話しかけてきたら
しばらくの間話し相手にならなければいけない。今年はそういうのも受け入れてのんびり
やっていくつもりだったのだけど、やっぱり雨がふる前になんとか仕上げたいと焦ってしまう。
俺の中の欲深い農の遺伝子がそうさせるのか?

「商業主義的農業は、短視的、刹那的なものであり売春婦的なものである」
              ルイス・ブロムフィールド 著書「マラバー農場」より

                 ↑
        
         そんなこたーねえだろ 言いすぎじゃね?!


     今日の一曲 シェリルクロウ  スティーブマックイーン
       http://www.youtube.com/watch?v=qlywcuw-1TU