上発地村から

標高934mぐらい日記

稼げばいいってもんでもなかろうに・・・

2011年04月20日 | Weblog
今朝は寒かった

天気は上々なのだが外は風が冷たい
朝一番に昨日飾り付けられられなかった鳥居の紙垂を注連縄に挟み付けた。
去年の暮に飾り付けておいた紙垂がまだ付いていたのだが、あんなに厳しい冬を越し
取れずに残っていたなんて、最近の半紙は丈夫に出来ているものだと感心した。

その後隣町まで育苗ラックを返却しに行く。
腰はいくらか良くなった。昨日の整体でだいぶ筋肉がほぐれているようだ。
整体師さんによるとギックリ腰は腹の筋肉が硬くなっているのが原因の一つらしい

帰りみちでは水虫薬を買う。とにかくあっちこっちやられている・・・
薬剤師さんは「治ったと思ってすぐに止めないで、最低2ヶ月は続けてくださいね」と説明してくれた。
俺は心の中で 「わかっています・・わかってはいるんですが・・・」と呟く。

その後電気店に寄り、当てもなくブラブラ眺めていたのだが、パソコンコーナーの
周辺機器に関しては商品の「意味」や「用途」がわからず、自分の限界を思い知らされた。
パソコンは使ってはいるのだが、何となく使っているだけであんまりよく理解していない
そんなIT音痴者なりに警戒している事があるのだが、電子書籍は便利だけど目によくない気がする
そんなこと言い出したら、パソコンやケータイを否定してしまうことになるが・・・

午後はKGFが新たに耕作する畑の現地確認に行った。ほとんどが畑の体を成しておらず
牧草地や背丈まで草がのびた荒れ地、更には雑木林になったようなところまであった。

それぞれの地主さんが手をかければ美しい田畑になるんだろうけど、サラリーマンや
年を取って耕せなくなっている人も多く、なかなかそうもいかない。
借りる方だって条件の悪い畑を高い小作料を払って作付する意欲まではないのだ。

今は大地から離れる人もいれば、大地へ回帰する人もいる、混じりあったような状態。
最近家庭菜園を始めた友人は 「俺は稼ぐ農業じゃなくて、自給自足的なのが好きなんだ」と言う
またある友人は「家庭菜園ではない農業、農業を生業としていることに魅力を感じる」と言う

俺は今雇われて農業をしているが、多少そこに違和感はある。

農作業の途中で村の行事に参加したり、暇を見つけて家の周りの雑用をするのは許されるか・・・

昔の農民は会社が無かった事もあるが、自由ではあったんだろうな。
とはいえ地主や年貢に縛られたり、技術不足が即食料不足につながる厳しい世界。
おまけに天災があっても戸別所得補償なんぞ一切無い。

雇われながらも農業が出来る事をもう一度よくかみしめて・・・

明日はまた晴れそうだ。キャベツ苗がわんさか待っている。



   今日の一曲  桜田淳子  化粧  
  
  http://www.youtube.com/watch?v=Knl3EaEdgVs&feature=related