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一日一書 946 短夜や芦間流るる蟹の泡・蕪村

2016-07-28 19:21:31 | 一日一書

 

蕪村

 

短夜や芦間流るる蟹の泡

 

33×15cm

 

因州和紙・よもぎ染

 

 

 

 

夏の夜明け、海近い川岸には葦が一面に生い茂っている。

その青い葦の間を縫うようにして蟹の白い泡が

ゆるく断続的に流れていく、の句意。

(「日本古典文学全集」(小学館)」より)

 

実際には「蟹の泡」でなくてもよく、ただ夜明けとともに

蟹が活動し始めたんだと断定するのは俳句的手法とのこと。

 

いずれにしても、夏の朝のさわやかさを感じとることができればいいのでしょう。

 

紙は、因州産で、「よもぎ染」とあります。

ちょっと緑がかったざらついた紙。

ヨモギが入っているんでしょうかね。

おもしろそうなので買ってみました。

実際にはこの写真よりだいぶ色が薄いです。

 

 

 


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