山本洋三「鮎」より
半紙
●
鮎
藍の水に沈む鮎
水晶の川床に
天の淵の沈黙を湛え
鮎の影はおちつづける
氷の雫のように
鮎がわずかに動くとき
水の藍をわけて
虹色の縞が顕れる
はるかかなたから
静かに投網のように訪れる
銀の夕暮
●
バックの色は、ドローイングインクを使いました。
山本洋三「鮎」より
半紙
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鮎
藍の水に沈む鮎
水晶の川床に
天の淵の沈黙を湛え
鮎の影はおちつづける
氷の雫のように
鮎がわずかに動くとき
水の藍をわけて
虹色の縞が顕れる
はるかかなたから
静かに投網のように訪れる
銀の夕暮
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バックの色は、ドローイングインクを使いました。