半切
智永「草書千字文」の臨書
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鳴鳳在樹 白駒食場
化被草木 頼及萬方
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鳴鳳ハ樹ニ在リ 白駒ハ場ニ食ム
化ハ草木ニ被リ 頼ハ萬方ニ及ブ
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おめでたい鳳が梧桐(あおぎり)の樹にとまって鳴き
賢人をのせて名君のところに来た白い馬は、のどかに草を食べている
(以上2句で、天下太平の様を述べる)
名君の徳は人だけではなく草木までに及び
人々た頼みとする福利は天下に満ちわたっている。
(以上2句で、善政による民の幸福を述べる)
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第48回現日書展(2008.8.5~11 東京都美術館)に出品した作品。
初めての現日書展への出品でした。
このころは、現日書展とはなんぞやすら知らないで
ただわけもわからずに書いていました。
もっとも、わけも分からず書いているという点では、今でもなんら変わりはありませんが。