138×135cm
美は乱調にあり
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木原光威氏が、東京都美術館で開催された「TOKYO書 2013」に
現日会を代表して出品された作品のうちの1点です。
こちらに、作品の前の木原氏の写真があります。
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「美は乱調にあり」とは、大杉栄の言葉。
「美」の定義は、人によってそれぞれです。
「乱調」の反対は「正調」でしょうか。それとも、「均整」でしょうか。
いずれにしても、この作品が、「乱調の美」を現前していることは確かだと思います。
ちょっと見ただけでは、何と書いてあるのか分かりませんが
画面上部中央の半円形の線が、「乱」のツクリだと分かった瞬間、すべてが読めることへの驚き。
「読める」ことと「読めない」こととの間の葛藤の中に
美へのすさまじい情熱が感じられます。
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「一日一書」も何とか、一ヶ月続けることができました。
今後も、たまにはお休みもあると思いますが
続けていきたいと思っていますので
どうぞ、よろしくお願い致します。
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