鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

氷鑿 黒檀柄

2015-12-08 06:56:50 | 大工道具
氷鑿の柄付けに来る物でこんなのが有ります。






鑿に持ち込みの木を加工して付けるという物。
完成してから塗装すると言ういつもとの作業の流れがまったく逆です。


綺麗に塗装された物の中には素性が悪くて口金加工の際に木が裂けた事も今までに1~2本はありました。

口金部分の加工をする時が一番緊張します。
予備が無いので小さく切りすぎてもアウトですし・・・。







スッキリ仕上げる為には色々と細工するんですよ。
するとしないでは仕上がりは全然違ってきます。

口金と木の段差が出来ても美しくないし、金物屋さんからは「ユーザーまでに行くと高い物になるから!」と言うペレッシャーもありますし・・・。






四角柄なので仕込みの際、角度が違えばえらい事になります。






平マチはこんな感じ。
大きな穴を開けてしまうと水が入ってしまうんです。





いい物に見えるでしょ。
ノウハウは色々有りますよ~。
美しくて男前な道具作りが自分の目標です。
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