鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

古鑿 20

2016-06-18 06:47:37 | 日記
いつもお世話になっている大工さんが何人か居られます。


その方は若かりし頃から三木に出入りされていて鋸・鉋台等々の方とお知り合いです。
きっかけは15年位前に年配の柄付け屋さんが引退されたので何軒か柄付け屋さんを回ってうちに来られたようです。

三木は物倶楽部や削ろう会・鍛冶でっせでもお逢いします。


文化財の修復に携わる方でよく「切れん鑿は使えんのよ!」とよく言われます。
普通に使うなら問題無いのだそうですが、解体できない材が多いので上を向いて刻むのだそうです。


柄付けがいかに大事かという事を教えて頂いた方です。
普通に柄付けするのは全然違うんです。当然手間もかかります。
鑿を抜かれた大工さんならどんな柄付けをしておられるかが判ると思います。



電話を頂いて「知り合いの子の鑿柄付けしたって!ウバメ樫で自分の仕様に!」と。



画像が悪いですが左市弘の叩きと清久磨き追入れ鑿です。この清久鑿頂き物だそうです。その方もよく知っていますが太っ腹ですね~。





口金の内面の面取りしてます。手前が普通のです。





輪の内面もなだらかになるよう新たに取りました。手前が普通のです、判り難いですが。











2mm位の所で止めておいて!と言われてたのでここで終了。




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