鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

鍛冶でっせ!2018

2018-05-28 06:47:03 | 大工道具
鑿柄付け職人として何か物作り?のイベントのお手伝いが出来ないかと初めてトライしてみたのがMyボールペン作りです。

発案が遅かったのでチラシに間に合わず、HP・ブログだけの発信でしたが非常に有意義な時間が過ごせました。



金物卸さんがされてた「竹で作るオリジナルしおり」や道刃物工業さんの「木曽ヒノキでスプーンづくり」・三木章刃物さんの「体験!食彩細工」・「竹あかり作り」等々の一区画でさせて頂きました。

皆さんよく考えておられていい体験ブースでした。

うちの母親も木のスプーンはいいな~!と言っておりました。



そして後出しイベントのうちは「鑿柄の素材を使ったMyボールペン作り」。
案外高いキットなんですが、入荷が決定が遅かったので・・・。




ボールペンのキットに木をはめ込んで作りました。

事前の旋盤加工作業(完成間近の太さ)は思ってたより手間取りました。細い方が精度を要りますので。




ふたを開けた見ると、思ってより多くの方に参加して頂き喜びの顔を拝見できました。


日曜日最初の女性がお作りになったの物で、取り付け時に模様を合わせました。






案外模様のあるのもいい感じでした。鑿の柄としては使えないペケの木なんですけど。




ある子供さんが作られた物で、ペーパーで擦った所に角がいっぱいあって味わいのある物でした。







「ブログを見てきました」と言われた、職人さん夫婦がお作りになった物。さすがでしたね~。轆轤無しでここまで仕上げれるとは。






メーカーさんにお借りしたのこぎりで切る所から、いろんな方に体験して頂けました。

有難うございました。




ある方組立ての時に事故が。

ペン先が出てたのに組立て見たら先が出ないのです。それまでは出てたんです。はっきり言って非常~に焦りました。

改めて解体してみるとペンのネジが折れてました。回転式で出る物が馬鹿になってました。





折れたネジを抜くのに大変難儀(会場を巡って道具を探しました)、無事折れたメスネジを取り出せて交換出来直りました。

後でお聞きしましたら、大工さんが子供用にお作りになってた物だったんですよね。すっごい焦りました。




土曜日は少し時間ができたので、旋盤加工前の太~い木を鑿で削って作りました。





とにかく子供たちや親御さんに喜んでいただけて良かったです。

物づくりの楽しさを味わってもらって少しはお手伝い出来たかな?って喜んでおります。


初めての事で色々ありましたが、月曜日からは本業です。