鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

グミ柄

2015-12-22 07:03:31 | 大工道具
産地によって柄の種類等でも特徴があります。

播州三木にはグミ柄・新潟ではつげ。
白樫では1本物の芯持ちと言うのも存在します。


グミは粘りがあるので響かないと聞いた事もあります。
色も綺麗ですね~。


柄付けするのはちょっと厄介です。

穴が硬いと割れてたり、マチの先が太い・中尾の境目が太いと負荷がかかり割れたりする事もあります。


もう少し入れようとした所で割れたりとか・・・。
ですので口金の切り方がポイントになります。


自分でされた事のある方はピンと来るかもしれませんね~。
でも穴が緩いとね~???


完成品です。








これだけ割れました。




この中でも1本割れました。




これです。交換で時間は作業は倍になってしまいます。
割れる割れないの紙一重ですので。

鉋台でも少し緩いといけませんものね~。





特に抜き変えんいご用心下さい。以前、柄の抜き飼えされて割れてたと帰って来たと事があります。これは判りますので・・・。