顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

やっと秋の気配が…偕楽園公園

2023年09月14日 | 水戸の観光
9月に入ってからも真夏日が続いていますが、10日を過ぎる頃から風もさすがに秋の気配…、偕楽園の周りに広がる偕楽園公園の草花も秋の色を見せ始めています。

2代藩主光圀公が中国の詩人陶淵明を慕い「淵明堂」を建てたという「丸山」の裾は、ススキ(薄)に覆われていました。


草かんむりに秋…ハギ(萩)の花も咲いています。本園の偕楽園内では、9月9日から10月1日まで第56回水戸の萩まつりが行われています。


いつも見かける辺りのワレモコウ(吾亦紅)は、年々株が小さくなって見つけるのに苦労しました。


名前に親しみを感じるセンニンソウ(仙人草)、毒草ということを感じさせない清潔な美しさですが…。


蔓延ってしまう厄介者のクズ(葛)も、この時期には豪華なマメ科の花を咲かせます。


アキノタムラソウ(秋の田村草)…タムラソウという名は「多紫草(たむらさきそう)」から、また花がまとまって咲く様子の「屯(タムラ)」からとかいろんな説があります。


朝ドラ「らんまん」5月3日で放送されたキツネノカミソリ(狐の剃刀)…土の中から突然顔を出していました。まるで狐火のようで、花が枯れた後に出る葉が剃刀に似ているのが命名由来です。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)は花と根の形から命名されました。この植物の高山型が、夏山で見かけるハクサンシャジン(白山沙参)です。


ツルボ(蔓穂)の名の由来はいろいろあるようですが、別名のサンダイガサ(参内傘)が、宮中に参内する公家が使った柄の長い傘を畳んだ形というのは納得できます。


ツルボと同じキジカクシ科のヤブラン(藪蘭)は、護国神社境内の日陰がすっかり気に入ったようです。

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