顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

伊達政宗の仙台城

2015年10月16日 | 旅行


10数年ぶりの仙台城、大震災で石垣などが損傷を受けたようですが、その殆んどが修復されました。本丸跡には、以前はなかった本丸御殿跡の礎石が並んでおり、千畳敷といわれた当時の様子がしのばれます。藩主の御座所である上段の間より上に、将軍や天皇のための上上段の間がありましたが、一度も使用されなかったようです。




本丸は60mほどの比高(標高130m)を持つ台地先端の立地、さすが東北の雄、伊達62万石伊達藩の城、今見ても難攻不落の感じがします。
仙台市内が一望、青春のほろ苦い思いが残る街、しばし柄にもなく感傷に耽りました。

伊達政宗が文禄2年(1593)朝鮮出兵の折、兜に鉢植えにして持ち帰ったといわれる臥竜梅は、水戸の偕楽園でも、その独特の枝振りが人気を博しています。樹齢400年以上の、その松島瑞巌寺の紅白臥竜梅は残念ながら、工事中で見られませんでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿